TOPアメリカン・プロレスどインディー →SoCal Pro Wrestling:Rumble in Oceanside 10/22/11

SoCal Pro Wrestling:Rumble in Oceanside 10/22/11の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

@ソーカル・クレイジー、FTW vs.ジョニー・パラダイス、アンコアーズ・アウェイ
Aダメージ・コントロールvs.ジミー・レイ・ウォーカー、デューイ・ブラックバーン
BNWA王座戦:アダム・ピアース(ch)vs.ニック・ラヴィン

CSoCal王座戦:トミー・ウィルソン(ch)vs.キッド・クランバ
 クランバが初手クロス・ボディ。
 これを決まりえるように見せられるのが素晴らしいですね。
 大技の数を抑えている訳ではないものの
 技に対してはオールド・スクール並みに大切にしている。
 クランバはブレイク前のTJパーキンスみたいな感じ。
 一方のウィルソンは例えるならビッグ・ヴァン・ウォルターか。
 長身ながら器用に動き、自分の力強さを見せつつも
 相手が体格差でやりにくいと感じさせません。
 カランバ自体が情熱的に動いたのもありますけどね。
 ウィルソンが一時的に足を痛めた(これはやや?でした)り、
 プランチャでリングアウトになりかけたりする見せ場を経ながら試合は激戦へと発展していきます。
 大きな切り替えはなく、後半の見せ方は20分の試合時間が迫っているというものでしたね。
 ウィルソンが残り1分で4の字を決めて時間を使いきり時間切れ。
 試合後クランバがチキン呼ばわりして5分延長。
 ここでヒールが断るのが定番ですが今回はウィルソンが応じてきます。
 怒り狂ったウィルソンが攻め立てるも粘りきられる、というのが延長5分の内容。
 決めれなかったことから逆にウィルソンから5分延長という展開に。
 2度目の延長ではウィルソンも丸め込みなどで反撃。
 レフェリー絡みの演出もあり盛り上がりましたね。
 次こそはウィルソンに勝ってほしい、と期待を掻き立て、
 このカードを特別にさせることに成功した一戦。
 好勝負に届かずも中々良い試合。

Dソーカル・プロ・ランブル
 (20人参加のロイヤル・ランブル形式)
 序盤は人気者のソーカル・クレイジーと
 細すぎるレスラー(CZWのタオル・ボーイを彷彿とさせる)を中心にストーリーを語ります。
 動かなくては勝負できないことは分かっているので休まずアクション量は結構ありますね。
 まあ、ごちゃごちゃしていますけどね。
 テンポ良く、そして時間帯で変化をつけながら脱落させていきます。
 大きな見せ場としては明らかにランブル形式を支配しそうな巨漢マスク・マンのデビューと
 ラスト20番手のカマラの復帰ですね。
 ただカマラが呼吸合わなさ過ぎて普通に醒めてしまったのが残念。
 ランブル形式の作り方は悪くないが20人にしてもレスラーの平均的質が低いのでそこで印象が上がらない。
 平均より少し上。

総評。
 SoCalなので初期PWGをイメージすれば良いかな。
 取り合えずウィルソンがどインディーではトップ・クラスの素質の持ち主で注目に値する。
 (執筆日:8/26/12)
DVD Rating:★☆☆☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@ソーカル・クレイジー、FTW vs.ジョニー・パラダイス、アンコアーズ・アウェイ
Aダメージ・コントロールvs.ジミー・レイ・ウォーカー、デューイ・ブラックバーン
BNWA王座戦:アダム・ピアース(ch)vs.ニック・ラヴィン
CSoCal王座戦:トミー・ウィルソン(ch)vs.キッド・クランバ(20分時間切れ→5分延長→5分延長)
Dソーカル・プロ・ランブル(優勝:カメラ)