TOPアメリカン・プロレスどインディー →SMASH Wrestling:Chris Hero's ALS Challenge 6/7/15

SMASH Wrestling:Chris Hero's ALS Challenge 6/7/15の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

クリス・ヒーローズALSチャレンジ(6/7/15)
 ALS(筋萎縮性側索硬化症)という病気の人たちを支援するための
 チャリティー・マラソン・マッチ。
 勝敗関係なくガンレット形式で
 ヒーローがSMASHレスラーを相手にするもので初期設定時間は20分。
 $500寄付が集まれば30分になり、
 その後は$500ごとに30分試合時間が伸びていくというもの。
 結果$3,000集まった為3時間のチャレンジとなっています。

@クリス・ヒーローvs.リップ・インパクト
 積極的なレスリングの応酬。
 相手のリップも意外に良いものを見せていますね。
 中盤はヒーローの腕狙い。
 じっくり時間をかける構成ですが、
 ヒーローのテクニックに見れるところは多い。
 溜めて溜めて20分経った所で打撃・技を解禁し、
 一気にまとめました。
 この試合は良かったですね。

Aクリス・ヒーローvs.リッチ・スワン
 一転してヒーローは打撃スタイルに。
 ダウンさせて脚攻めへ。
 スワンも脚攻めをやり返し、
 テーマを絞った壊し合いになります。
 1試合目と違うカラーで2試合目もまた良い試合でしたね。
 スワンも決して得意分野ではないものの努力が報われた。
 ただスワンが勝利したのは如何なものか。
 ヒーローが全勝する必要はないにしても
 2試合目から普通に敗北したら
 このガントレットの見方の一つを早々になくしてしまう。
 ヒーローの初敗北はもっと先でも良かったかも。
 ここで40分経過。

Bクリス・ヒーローvs.ジェイソン・キンケイド
 ヒーローはグラウンドで比較的休憩できる形にするも
 キンケイドには関係なしに試合運びをさせ攻防。
 受けて受けて凌ぐプロレスでストーリーがあるも
 ここでまたヒーローが敗北というのが何とも・・・。

Cクリス・ヒーローvs.TARIK
 お間抜けヒール王者のTARIK。
 エルボー一発で瞬殺されます。

Dクリス・ヒーローvs.タイラー・トーマス
 トーマスは敵ではなく、レベルは低め。
 トーマスのためにトレーニングをしてあげているような内容。
 74分経過。

Eクリス・ヒーローvs.ブレント・バンクス
 ブレントが勢い良く仕掛けていますが、
 クオリティに中々結びつかない印象。

Fクリス・ヒーローvs.ファサイド
 会場にあるペンタゴン・リングを使うのが見せ場ですね。
 長時間の企画としてこういうリフレッシュさせるものは希少ですね。
 結構長々やってリングに戻って決着したけど、
 普通にペンタゴン・リングで終えるぐらいの特化でも良かった。
 丁度1時間30分。

Gクリス・ヒーローvs.セバスチャン・スエーヴ
 ワン・オブ・ゼムな内容。
 これぐらいの相手なら1時間40分を超えているといっても
 ヒーローが勝っても良いのでは。
 ここらへんの勝敗ブックの意図が見えないですね。

Hクリス・ヒーローvs.TARIK
 #4で旬札した相手TARIKと2回目の対戦。
 ダウンしているので揚々とTARIKが現れますが、
 起こそうとしてきた所をヒーローがローリング・エルボー。
 またも瞬殺。
 こういうユーモアは大事です。

Iクリス・ヒーローvs.ベン・オートマンズ
 MMAレスラーということでペンタゴンに場を移して試合開始。
 プロレスにはまだ不慣れな感じではありますが、
 彼が相手だからこそ出た色合いの攻防もあり楽しめました。
 一巡目から二順目に移る直前の試合順もナイス。
 丁度2時間経過。

Jクリス・ヒーローvs.リップ・インパクト
 2度目の対決。
 リップが再びの腕狙い。
 疲労しているヒーローに攻め込んでそのまま3分で決着。
 どうしてもマラソンみたく頑張っていることを前面に押し出さざるを得ないのか。

Kクリス・ヒーローvs.ジェイソン・キンケイド
 2度目の対決。
 打撃にサブミッションで消耗戦に持ち込むキンケイド。
 力尽きてキンケイドが連勝。
 1回負けた相手にリベンジを狙うみたいな見せ方があっても良いのでは。

Lクリス・ヒーローvs.タイラー・トーマス
 2度目の対決。
 これまでの流れ同様1戦目は超えられず。
 となると凡戦以下。

Mクリス・ヒーローvs.ブレント・バンクス
 2度目の対決。
 これも打撃ベースで火花を散らすも
 ブレントが線が細いので、
 敵としての力強さを感じさせない。
 2時間33分経過。

Nクリス・ヒーローvs.TARIK
 3度目の対決。
 瞬殺を免れたかと思いきや1分で沈む。
 ネタ・キャラとしてお仕事してますね。

Oクリス・ヒーローvs.ファサイド
 2度目の対決。
 流石のヒーローも疲労感を隠せず冴えない印象。
 カウンター・ツームストンでリベンジを果たす。
 2時間47分。

Pクリス・ヒーローvs.リッチ・スワン
 残り12分となり実質ラストと分かっている状態で試合スタート。
 距離をとって攻めようとするスワンに対し、
 ヒーローはグラップルに持ち込もうとする。
 ラスト・マッチらしい力を振り絞るという見せ方に依存しつつも
 久しぶりに試合のクオリティとして成立させてきている。
 ただ最後がクイック合戦なのは形作りすぎ。

Qクリス・ヒーローvs.TARIK
 TARIKが現れ、正式な試合なら、といって
 4度目の挑戦を表明しつつベルト攻撃を叩き込んでDQ。
 次回興行への道筋を作りました。

 結局、1試合目と2試合目が良い試合で
 その他は3時間続ける為の試合でしたね。
 企画の意義を試合のストーリー等に組み込んで欲しかったが、そこまでには至らず。
 平均より少し上。

 (執筆日:3/?/19)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@クリス・ヒーローvs.リップ・インパクト
Aクリス・ヒーローvs.リッチ・スワン
Bクリス・ヒーローvs.ジェイソン・キンケイド
Cクリス・ヒーローvs.TARIK
Dクリス・ヒーローvs.タイラー・トーマス
Eクリス・ヒーローvs.ブレント・バンクス
Fクリス・ヒーローvs.ファサイド
Gクリス・ヒーローvs.セバスチャン・スエーヴ
Hクリス・ヒーローvs.TARIK
Iクリス・ヒーローvs.ベン・オートマンズ
Jクリス・ヒーローvs.リップ・インパクト
Kクリス・ヒーローvs.ジェイソン・キンケイド
Lクリス・ヒーローvs.タイラー・トーマス
Mクリス・ヒーローvs.ブレント・バンクス
Nクリス・ヒーローvs.TARIK
Oクリス・ヒーローvs.ファサイド
Pクリス・ヒーローvs.リッチ・スワン(時間切れ)
Qクリス・ヒーローvs.TARIK(DQ)