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SCI:Best of SCI 2022の分析


名勝負 なし
好勝負 SCI1回戦:ダニエル・マカベvs.ダミアン・タングラ(8/5/22)

@SCI1回戦:ダニエル・マカベvs.ダミアン・タングラ(8/5/22)
 キャッチのエンタメな動きと現代アメプロの構築論。
 これを良い塩梅で混ぜましたね。

 レスリングの攻守自在に入れ替えられる特徴を上手く活かしました。

 一方で攻防の形状を合わせてラインを引き、
 最後のフィニッシュまでのストーリーを紡ぎました。

 ぎりぎり好勝負。

ASCI1回戦:ケヴィン・クーvs.ドミニク・ギャリーニ(8/5/22)
 クーがギャリーニに合わせてスローに。
 それゆえにタッグ・パートナー対決の調和感が増していますね。

 どう組み合わせてくるか興味深く見守らせます。

 リアルではないがプロレスの面白さがありますね。

 最後まで関係性途切れず独特の魅力がありました。

 好勝負に少し届かず。

BSCI1回戦:ビリー・スタークスvs.ロバート・マーター(8/5/22)
 スタークスのハードコア志向に応えて
 マーターは攻撃性を全面に出した卑劣漢を演じます。

 最大の見せ場は観客席に座らせたマーターに目がけ
 スタークスがスワントーンを放ち自爆するシーン。
 相変わらずとんでもないことをしますね。

 一発逆転劇はコンパクトに削ぎ落としておりディティールに物足りなさがありますが、
 魅力がストレートに伝わってくる内容でしたね。

 好勝負に少し届かず。

Cドミニク・ギャリーニvs.ダニエル・マカベ(8/6/22)
 感傷的に出てきたマカベ。
 それもそのはず試合後、引退を宣言。
 替えの利かないプロレスを見せてくれていただけに残念でならないですね。

 試合はギャリーニのMMA要素を入れつつ
 魅力的なレスリングを展開。

 中盤からは動きを落としつつもハード・ヒットに転向すると
 ヘッド・バットをぶつけ合う異常な打ち合いを披露。

 ハード・ヒットに重きを置きすぎて少しバランスは悪いですし、
 試合時間も決して長くはないですが、決意が伝わってくる内容でした。

 好勝負に少し届かず。

DSCI2回戦:ビリー・スタークスvs.マーシャ・スラモヴィッチ(8/6/22)
 攻めのマーシャとビリーの受けっぷりがマッチしていますね。
 マーシャがビリーのトペを椅子でガードし場外投げして盛り上がりました。

 一方でビリーはまだ試合運びは荒く、
 どこまで体を張るかに依存していることは否めない。
 その点では前日の強烈な自爆っぷりは翌日なので流石にありませんでした。

 それでもマーシャの巧みな変化で
 終盤も盛り上がっていましたね。


 好勝負に届かずも中々良い試合。

 (執筆日:8/?/22)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@SCI1回戦:ダニエル・マカベvs.ダミアン・タングラ(8/5/22)
ASCI1回戦:ケヴィン・クーvs.ドミニク・ギャリーニ(8/5/22)
BSCI1回戦:ビリー・スタークスvs.ロバート・マーター(8/5/22)
Cドミニク・ギャリーニvs.ダニエル・マカベ(8/6/22)
DSCI2回戦:ビリー・スタークスvs.マーシャ・スラモヴィッチ(8/6/22)