TOPアメリカン・プロレスどインディー →PWS:Belleville Breakdown 5/2/08

PWS:Belleville Breakdown 5/2/08の分析


名勝負 なし
好勝負 テディー・ハートvs.ジャック・エヴァンス

1枚約2時間30分です。
メニューなしです。

@EJリスクvs.ジャスティン・トキシック
 手についていない技や一杯一杯の様子など
 スパーリングかなにかか、と勘違いさせます。
 ひどい試合。

Aクリス・アンサートvs.ラッカス
 ラッカスが如何に引っ張れるかにかかっていましたが
 いきなりダイブ・スポットで意思疎通が取れずミス・・・。
 それで諦めてしまったか一方通行且つムーブ羅列の構築。
 ひどい試合です。

Bトミー・スエードvs.クロニック・ザ・クラウン
 ヒールのスエードがリングでマイク・アピールしていると酔っ払いピエロが登場。
 試合になりますが瞬殺。

Cトミー・スエードvs.ジム・パワーズ
 ここで真打ちのパワーズが登場です。
 試合はパワーズの力に対しヒールのスエードが外す形でいなそう、というオーソドックスな内容。
 まあ退屈で終盤への盛り上げも今ひとつですが
 ごまかしに走るよりは良いですよ。
 悪い試合。

Dジャスティン・コリノvs.ロブ・ヴェガス
 まだまともな試合は出てこない。
 悪い試合。

Eテディー・ハートvs.ジャック・エヴァンス
 前回素晴らしい試合を見せたカードですが更に完成度を上げてきましたよ。
 まず序盤。
 前回のテディー自ら離すという事もなくテンポが向上しています。
 中盤は前回大技の繋ぎに使っていた技を上手く並べています。
 終盤は場外とロープ・ブレイクを利用することで
 開発した危険技や難易度ハイ・フライを連続で使う事を可能にしています。
 只完成度が上がって理路整然とし
 猥雑さが無くなった事で観客側が受ける熱、良い意味での暴走は弱くなっています。
 個人的にテディーの姿に嬉々として人体実験に取り組む医者のような狂気が見えるといいますか。
 危険な技を存分に打てるからやる気を起こしているんじゃないか、と思わされて・・・。
 エヴァンスが無茶するのは性で、ある意味望んでの事ですから後味が悪いとまでは言いませんけどねぇ。
 その点を除けばエヴァンスのシングル・ベストを更新した
 文句なしにグッド・マッチ、凄い試合です。 

F アレクサ・サッチャーvs.アニー・ソーシャル
 ムーアが乱入しソーシャルへ危険なパイル・ドライバーを打ち
 サッチャーにも攻撃しようとした所を
 ボーイフレンドのオメガが駆けつけメインへのアピールを行います。
 他にいう事も無し。
 悪い試合。

Gダニー・デマントvs.エディ・キングストン
 キングの長ったらしいアピール後、クラウンが入ってきてやられてと
 本当に試合が行われるのか心配しましたが無事試合は行われました。
 しかしてその内容はというとキングストン主導でだらだらやる気の感じられない感じで進みます。
 スーパープレックスから動くってどうなってんでしょう。
 その後も単調極まりない投げの連発とか。
 悪い試合。

Hザ・ベスト・アラウンドvs.TDS、SLG
 シングルも駄目ならタッグも駄目か。
 ひどい試合です。
 
I初代PWS王座戦、ラダー・マッチ:デヴォン・ムーアvs.ケニー・オメガ
 最初にムーアが場外に間を置きに行ったのに
 オメガが後を追ってしまったのは早計。
 場外戦が早くやりたかったのでしょうか。
 これ含め構築をいまいちつかめてなかった感はあります。
 ラダー導入への流れは良かったですよ。
 只更にこれを活かしてダイブ・スポットが欲しいですね。
 ラダーが入った後半ですがベルトを取りに行く動作の配置がいまいちのため
 オメガは色々な技を駆使して追い込む、というより遊び心が先走ったように見えてしまいましたね。
 まあ面白いからいいか。
 一方のムーアは得意のハード・バンプ。
 立てた椅子への変形スーパープレックスで脚に結構なダメージを負った様子でしたがやりぬきました。
 只それにしてもこのカードのラダー・マッチで
 最後が「ムーアの部下マシューズ乱入も返り討ち
 →オメガがパウダー攻撃になりサッチャーを敵と勘違いするも攻撃する前に気づく
 →サッチャーが裏切りオメガにロー・ブロー」っていうチープ・フィニッシュにする所が流石PWSだよねぇ・・・。
 平均的な良試合。

総評
 更にPWSが団体として嫌いになりましたが
 テディーvs.エヴァンスは見逃すには惜しく、
 この黄金カードを生み出した事には感謝です。
DVD Rating:★☆☆☆☆

注目試合の詳細

Eテディー・ハートvs.ジャック・エヴァンス
  エヴァンスがまずは回転ダンスを見せる。
  テディーが倒立にバク転を見せる。
  テディーが後ろに投げる。
  エヴァンスは場外に出る。
  リングに戻る。
  テディーが担いで倒そうとする。
  エヴァンスが着地して距離をとる。
  エヴァンスがバックを取る。
  テディーはリスト・ロックに返すと脚を取って倒しチン・ロック。
  エヴァンスがロープを掴む。
  テディーは腕を取ると脇に頭を入れ投げる。
  エヴァンスが着地する。
  テディーがヘッド・ロック。
  回転して脇固めに持っていく。
  エヴァンスが前転して起き上がる。
  テディーは側転から腕を取り返す。
  テディーはコーナーを駆け上がるとそこから飛びアーム・ドラッグ。
  エヴァンスは場外に出て間を置く。
  リングに戻る。
  テディーがヘッド・ロック。
  ロープに振られショルダー・タックル。
  ロープに走る。
  エヴァンスがスピン・キックを放つ。
  避けられロープに走る。
  テディーがパワー・スラム。カウント2。
  スナップ・メアからチン・ロック。
  エヴァンスは起き上がると首を掴んで跳びあがる。
  空中で体勢を変えヘッド・シザース。
  テディーを蹴りつける。
  起こしてハンマー・ロック。
  テディーはコーナーを使ってリバースDDTに持っていく。
  ボディ・スラムからアラビアン・プレス。カウント2。
  ロープ際にうずくまっているエヴァンスがテディーの腹にエルボーを打つ。
  蹴りつけてエプロンに移動するとスプリングボード式一回転のクローズライン。
  カバーするもカウント2。
  エプロンからロープ越しに飛び一回転のボディ・プレス。カウント2。
  変形のバタフライ・ロック。
  テディーが回転してロープに逃げる。
  エヴァンスはテディーの腰を殴りつける。
  ロープに振るとスペース・ローリング・エルボーを決めエプロンに移動する。
  スプリングボード式の技へ。
  テディーがカウンターでドロップ・キックを入れる。
  サモアン・ドロップ調のフェイス・バスター。
  カバーするもカウントは2。
  ゴーリー・スペシャルから前に回してのボム。カウントは2。
  ネック・ブリーカー・ドライバーを決めカバー。カウント2。
  起こそうとする。
  エヴァンスがテディーの腹を殴りつける。
  テディーがヘッド・バッド。
  エヴァンスがハイ・キックを放つ。
  テディーは避けると空中に錐揉みで放り投げてボム。カウントは2。
  エヴァンスはたまらず場外に出る。
  テディーは後を追うと観客席のブレーン・バスター。
  場外カウントをカット。
  椅子の上に立つとそこでパイル・ドライバー。
  場外カウントをカット。
  起こしてエプロンにぶつけようとする。
  エヴァンスはエプロンに跳び乗るとムーンサルト。
  テディーをリングに戻すとスプリングボード式450°スプラッシュ。カウントは2。
  コーナーにのせると雪崩式ハリケーン・ラナを狙う。
  押されてムーンサルトで着地する。
  そこにテディーがコーナー上から飛びついてDDT。
  テディーがエヴァンスにベア・ハグ。
  そこからのバタフライ・スープレックスを決める。
  カバーするもカウントは2。
  ダブル・アーム・カナディアン・デストロイヤー。
  カバーするもエヴァンスの脚がロープにかかる。
  エヴァンスを起こしエルボーを叩き込む。
  パワー・ボムを狙う。
  エヴァンスは持ち上げられるも逃れるとスピン・キック。
  スタンディング・コークスクリュー・シューティングスター・プレスにつなげる。カウントは2。
  コーナー上から630°セントーンへ。
  テディーが両膝を立てて迎え撃つ。
  パワー・ボム・ダブル・ニー・バック・ブリーカーを決める。
  ハート・アタックで1,2,3!
  テディーの勝利(14分半)!

試合結果

@EJリスクvs.ジャスティン・トキシック
Aラッカスvs.クリス・アンサート
Bトミー・スエードvs.クロニック・ザ・クラウン
Cトミー・スエードvs.ジム・パワーズ
Dジャスティン・コリノvs.ロブ・ヴェガス
Eテディー・ハートvs.ジャック・エヴァンス
Fアレクサ・サッチャーvs.アニー・ソーシャル(DQ)
Gダニー・デマントvs.エディ・キングストン
Hザ・ベスト・アラウンドvs.TDS、SLG
I初代PWS王座戦、ラダー・マッチ:デヴォン・ムーア(初代チャンピオン!)vs.ケニー・オメガ