TOPアメリカン・プロレスどインディー →PWS:Freshman Phenom 10/23/10

PWS:Freshman Phenom 10/23/10の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

約1時間50分です。

@カレブ・コンレーvs.リー・ヴァリアント
 ベビーフェイスのコンレーの技が適当。
 場外アラビアン・プレスは危うくミスする所だったしチョップはちゃんと当たっていない。
 印象に残りやすい技を選ぶのも良いけどスタイルの中で統一感がなければいけません。
 ヒールのリーはまずまずで支配しながら一進一退を生み出す事が出来ています。
 少し悪い試合。

Aケビン・マイケルズvs.ドニー・スティムボート
 このドニーもリっキーの息子なのでしょうか。
 ただアーム・ドラッグ、ドロップ・キック、ショルダー・タックルといった
 基本の技を見るだけで只名前を借りてるだけだと言ってと願いたくなるレベルの低さですけど。
 更に技自体だけに問題は留まらず試合の進行にさえ差しさわりがあり早く終われとまで願いは広がる。
 ひどい試合。

Bエル・ジェネリコ、ポール・ロンドンvs.ジェイク・マニング、ジョーイ・シルヴィア
 最初こそ軽く遊んでいましたが、その後は意外な事に正統ファイト。
 ジェネリコが孤立してロンドンがフライで爆発させます。
 何故これをPWGでしないのか。
 分かりやすい面白さで魅力的です。
 相手も盛り上げに関しては悪くなくフィニッシャーが合体技なので終盤も何とか攻防が出来ています。
 平均レベル。

 ネクロのセコンド、クッキーが煽ってから試合へ。
Cハードコア・マッチ:ネクロ・ブッチャーvs.トミー・ドリーマー
 ネクロの実体0%になってしまったぬるい乱闘です。
 ドリーマーは長ったらしい場外乱闘で観客にサービス。
 しかし途中で椅子が追加されてからはネクロも見れるようになります。
 過激さは感じないけれどもハードコアと聞いて思い浮かべる楽しさは後半から一応提供出来ていますね。
 最後のドリーマーのDDTはもう少し見得を切りたかった所。
 少し悪い試合。

Dサイラスvs.セドリック・アレクサンダー
 セドリックは技の前、間のあいだによって感じさせる所がある
 相手との関係性に対する意識もある。
 サイラスもそれに従う形で悪くない働きです。
 ただ全体的に不必要にまったりしていて終盤は切迫感が欲しい。
 平均レベル。

Eクリストファー・ダニエルズvs.シェルトン・ベンジャミン
 まずは元WWEという事で格式を作ってスタート。
 ベンジャミンは相手と合わせる事が出来ず強引に試合を運んでいましたが、
 アスリートとしてリアリティーのある選手なのですからこれで良い。
 またレスリングとは関係ない打撃もハードにやっていて良いですね。
 只インディーだからと試合運びに頭を使う事を拒否しているのは残念。
 ダニエルズが腹攻めで切迫感を与えてだらけさせなかったから良いけどね。
 試合時間も15分以上あり良い試合でしたが
 元WWEスターを出来るインディー選手が迎えるという構図を超えて
 レスラーとレスラーの対決にまでは行く事が出来ず。
 ROHでそれを見せてくれると良いですけどね。
 まあまあ良い試合。

F(レフェリー:クッキー):アンバー・オニールvs.ミッキー・ジェームス
 鉄板のアンバーの盛り上げにクッキーをレフェリーにする等のネタを追加。
 ノックアウトは人気だしこれで盛り上がるだろう。
 そう考えるのは分かるがいくらなんでもこっちがメインというのはないですね。
 しかも盛り上げに力を入れる余り2人のレスラーとしての能力を発揮する機会を奪っています。
 最後もミッキーが、スロー・カウントしようとするクッキーの手を掴んで無理やり3カウントを入れさせフィニッシュ。
 悪い試合です。

総評
 NEWに近いコンセプトを持つ団体ですね。
 ダニエルズvs.シェルトンが今回の目玉ながら
 シェルトンがROHに参戦している事を考えると普通の良い試合では物足りない。
 まあROHでもタッグだけでシングルは見せてくれないので貴重なカードである事には変わりないけど。
DVD Rating:☆☆☆☆☆
(執筆日:3/1/11)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@カレブ・コンレーvs.リー・ヴァリアント
Aケビン・マイケルズvs.ドニー・スティムボート
Bエル・ジェネリコ、ポール・ロンドンvs.ジェイク・マニング、ジョーイ・シルヴィア
Cハードコア・マッチ:ネクロ・ブッチャーvs.トミー・ドリーマー
Dサイラスvs.セドリック・アレクサンダー
Eクリストファー・ダニエルズvs.シェルトン・ベンジャミン
F(レフェリー:クッキー):アンバー・オニールvs.ミッキー・ジェームス