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PWR:Best of PWR 2023の分析


名勝負 なし
好勝負 ケージ・オブ・ホラーズ:マンス・ワーナーvs.マシュー・ジャスティスvs.1コールド・マンダース(6/22/204)

@マイク・ベイリーvs.イライジャ(2/17/2024)
 イライジャが恵まれた体格でベイリーの反撃を許さず。
 ベイリーが全然反撃できない展開です。

 ベイリーは世界一のレベルで色々なレスラーと上手く試合を作りますが、
 今回他のレスラーよりもかなり攻め手少なく
 試合に臨んでいたのが興味深いですね。

 ただ、やはりもう少し攻め手増やして
 リードしてあげる方が結果的には良かった印象です。

 中々良い試合。

Aマリーナ・シャフィールvs.マイク・ベイリー(3/16/2024)
 マリーナは視野狭いものの
 反面では自分がこうするということに集中できています。

 ベイリーの意図も適切に読み取り
 最適速度ではないが攻防の絵も作れていますね。

 アーム・バーを終盤の鍵技として織り込むなど
 マリーナという素材をそのスタイルを出来るだけ活かしたまま
 上手く料理したベイリーのスキルに脱帽です。

 間違いなくマリーナのキャリア・ベストです。

 好勝負に少し届かず。

Bイリミネーション・ゲームス・マッチ:RED(スティーヴ・マクリン、リッキー・シェイン・ペイジ、アレックス・コロン、キラー・ケリー)vs.セカンド・ギア・クルー(マンス・ワーナー、1コールド・マンダース、マシュー・ジャスティス)、マーシャ・スラモヴィッチ(3/16/2024)
 イリミネーション・ルールに、
 時間差でレスラーが追加+ノーDQのルールが追加された形式です。

 先発を務めたマンダースとマクリンがテンション上げたラフ・ファイト。
 ここから早くも凶器も投入し出し惜しみなしです。

 2人目にそれぞれ女性レスラーが入りますが、
 男が相手でもひるまないので引き続きテンション高く進行。

 レスラーが個でアピール能力もあるし
 有刺鉄線といったデス・マッチ凶器も入るので、
 素晴らしくカオスなラフ・ファイトでしたね。

 高所からテーブルへの強烈スポットで
 マシューがRSPを脱落させます。

 この試合一番のビッグ・スポットでしたが、
 直後にマクリンがマシューに椅子付ダイビング・エルボーでまさかの脱落…。
 余りに呆気なさで熱量が継続しなかったのは勿体ない。

 その後の2対2もボード大量投入という素晴らしい絵面があるのに
 微妙な脱落シーンやトラップ用意時のダラダラで損しています。

 最後はマンスがマンダースを助けに駆け付けたと思いきや衝撃の裏切りで締め。

 好勝負に少し届かず。

Cケージ・オブ・ホラーズ:マンス・ワーナーvs.マシュー・ジャスティスvs.1コールド・マンダース(6/22/204)
 先の裏切りがありますから3人立っていればマンスが2人から制裁される形。
 ただ過剰な追い打ちはしないので、
 この手の展開に良くある攻守の入れ替わりが過少になるということもなし。

 素晴らしい暴れっぷりで凶器も盛りだくさん。

 後半になって2人の消耗につけこみマンスが息を吹き返すと
 こちらもサイコっぷりで試合のギアをあげます。

 だらけるシーンもなく火炎ボードも出て来て盛り上がりましたね。
 
 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:12/?/24)