NWA Force 1:No more Sorrow 4/30/10の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | なし |
2枚、約2時間20分です。
@オシリアン・ポータルvs.アレックス・ペイン、ケビン・カニングハム
オフィディアンがリズムで盛り上げ
アレックス、ケビンがその流れを壊す形。
ここぞのムーブも意外にダイナミックでした。
アレックスは久しくROHに上がっていませんが
成長している所は感じさせましたね。
最後は催眠からのダンス・タイムで一気に幕引き。
オープニングならこれもありか。
平均より少し上。
・ゲイシーらを率いるカリハン軍が松葉づえをついた男とマイクをかわす。
そしてその男を襲撃。
ヒーローが現れカリハンらを蹴散らす。
Aグラッジ・マッチ:ジョニー・カルゾーン、リッチ・スワン、ディエゴ・デマルコvs.ジョー・ゲイシー、ナイルズ・ヤング、ライアン・スレイター
入場するなり乱戦になるも
ネタで脳天チョップをしていたりと遺恨は十分に感じ取れない。
ダイブ・スポット後リングに戻り孤立シーン。
トリオという事で孤立させておく事に焦点を当てるよりかは
それぞれの動きをテンポよく混ぜる感じですけれども、個々でむらがありますね。
また試合の全体設計を考えるレスラーが必要です。
体重Overなカルゾーン、デマルコにも感心しない。
悪い試合。
BDJハイドvs.ジョシュ・アダムス
ハイドのスカッシュ・マッチかと思いきや
不必要に試合を引き延ばしています。
しかしいくら試合が進んでもジョシュが勝つ展望が見えない。
最後はアンクル・ロックを見せていましたが、
それを使いこなすにはまったくもって才なく。
ひどい試合。
Cヘリテイジ王座#1コンテンダーズ・4コーナー・マッチ:アダム・コールvs.クリス・ディッキンソンvs.イーサン・ペイジvs.グレッグ・エクセレント
エクセレントの低能っぷりはCZWファンにはご存じの事実ながら
イーサンはF1版エクセレントって感じでファン・マッチ的攻防を。
ただルチャ・ルールによって新陳代謝は高いので
実力者のコール、ディッキンソンが働く余地はある。
悪くない試合。
Dヘリテイジ王座戦:ニッキー・ベンズ(ch)vs.リェット・タイタス
ベンズはCZWでなくてもスキット・キャラには変わりない。
なぜかタイタスがターン・バックルへのサンセット・フリップ・ボムを決めるというスポットもありましたが、
ベンズの下手なロープ悪用のフォール、
再開からタイタスがサンセット・フリップでカウント3を取る、
という台本以上の内容ではありません。
ひどい試合。
Eセイビアンvs.リンセ・ドラドvs.リュー・リー
リーはこれから起こる3ウェイの展開を待つ際、
完全に挙動不審状態で、動き始めも遅れている。
最初感じた通りセイビアンvs.ドラドで良かったですね。
リーに足を引っ張られつつも3ウェイという事で
攻防量の密度が高いので、悪くない試合ではありました。
Fエニシング・ゴーズ:モンスター・スクアッドvs.チーム・ランスアロット
乱戦スタート。
その後も椅子を使ったりと規律に縛られない戦いとなっています。
しかし試合が進むにつれ当然飽きてくる。
テンションをある程度維持していたのは良いけれど
技量の無さから試合を展開させられなかったのはマイナス。
ランスアロットのセコンドのお姫様の介入から決着。
試合後モンスターに連れ去られる展開含めハードコア・ファン・マッチでした。
少し悪い試合。
GF1王座戦:サミ・カリハン(ch)vs.クリス・ヒーロー
試合開始時、単純な打ち合いを希望するサミに対し、
ヒーローは応じずレスリングで優位に立った上で打撃を打ち込みます。
その後もサミが色々仕掛け、その一つが実って中盤を支配。
サミはレスラーとしての万能って訳ではないので
どれも今一つ中途半端でしたね。
反撃するヒーローは巧みな変化を見せていて、
レスラーとしての実力差を大きく感じてしまいました。
最後はサミが椅子を持ち出してきた所からレフェリー気絶などを絡めます。
謎のマスク・マンが乱入してサミの防衛。
試合としては期待したハード・ヒッティング・マッチにならず、まあまあ良い試合程度。
試合後先ほどのマスクマンがスワンだった事が判明。
衝撃のヒール・ターンです。
DG USAでのブレイクの前にはこういう団体での下積みがあったのかもしれませんね。
総評
興味深い面子の団体ですが、
内容は特に見るべきものではありません。
(執筆日:11/1/11)
DVD Rating:☆☆☆☆☆
注目試合の詳細
なし試合結果
@オシリアン・ポータルvs.アレックス・ペイン、ケビン・カニングハムAグラッジ・マッチ:ジョニー・カルゾーン、リッチ・スワン、ディエゴ・デマルコvs.ジョー・ゲイシー、ナイルズ・ヤング、ライアン・スレイター
BDJハイドvs.ジョシュ・アダムス
Cヘリテイジ王座#1コンテンダーズ・4コーナー・マッチ:アダム・コールvs.クリス・ディッキンソンvs.イーサン・ペイジvs.グレッグ・エクセレント
Dヘリテイジ王座戦:ニッキー・ベンズ(ch)vs.リェット・タイタス(新チャンピオン!)
Eセイビアンvs.リンセ・ドラドvs.リュー・リー
Fエニシング・ゴーズ:モンスター・スクアッドvs.チーム・ランスアロット
GF1王座戦:サミ・キャリハン(ch)vs.クリス・ヒーロー