TOPアメリカン・プロレスどインディー →Mystery Wrestling:Best of Mystery Wrestling 2025

Mystery Wrestling:Best of Mystery Wrestling 2025の分析


名勝負 なし
好勝負 ミステリー・レスリング王座戦:スチュ・グレイソン(ch)vs.イヴィル・ウノ(10/19/2025)

@トルネオ・シベルネティコ:ダンテ・デュボイス、ガブリエル・フロイド、ハーディ、ジャン・アイトー、ジェイ・スティーヴンス、ジェフ・フューリー、ジョー・ジョバー、サスカッチ、スチュ・グレイソンvs.アルヴィン・ターナー、セシル・ニックス、ドレイア・ミッチェル、ジェイソン・エグザイル、ジュニア・ベニート、マシス・マイアー、トップ・ドッグ、タイラー・ノックス、ザンダー・オリオン(8/11/2025)
 世界最長試合にチャレンジと銘打たれた試合。
 この手の企画にありがちなチャリティー・イベントです。

 スチュしか知らないですが、
 正直時間を埋めるだけの企画なので
 お金をかけて良いレスラーを集めても、というのがありますね。
 
 全員乱闘を見せたりシングルでキャラを見せたり。
 実力が一部足りなくてもアットホームな雰囲気で伸び伸びと試合をしている様子は
 Chikaraのトルネオ・シベルネティコを思い出します。

 とはいっても1時間くらいならまだしも
 今回はその22倍くらいなのでどうしようもない。

 スリリングな入れ替えなんて工夫もする訳もなく、
 セコンドは開始してしばらくするとはけて
 1人、2人しかつかず他はバックステージで休憩。

 Twitchでの配信なので現場に観客もおらず緩い雰囲気感です。

 途中でスチュが練習生に対してプロレス教室を始めたり、
 ライブが始まってヘッドバンギングしたり。
 リングサイドのテーブルで食事したり、UNOし始めたら、
 もう完全にリングの攻防は背景でしかないですね。

 最低限の体裁は整えようという良心から
 スチュが終盤まで残るの確定しながら、
 その道中でも積極的に場に出ていたのだけ褒めておきましょうか。

 最後は21時間44分を超えた辺りで新記録誕生を祝い、
 最終タイムは21時間49分というレコード樹立。

 この時間に関してですがMONTAが24時間アルティメット・アイアン・マン・マッチを(10/6/22)にやっているので、
 プロレスの歴史を塗り替えるものではなく、
 あくまで上回ったのはギネスレコードの愛媛プロレスの記録です。

 ギネス記録を塗り替えたといってもそういう試合がある以上果たして誇れるのかは疑問。

 ただその解釈は別にして立派だと思うのは
 これ冒頭で記載の通りチャリティー・イベントなんですよね。
 3万7,000ドル集めてカナダ癌協会に寄付している訳ですよ。

 そして実際は1万6,000ドルも申請費にかかるギネスレコードを拒否して非公式に甘んじている。
 
 ギネス記録を得つつ一定額の寄付もする選択肢があったはずなのに、それを蹴って寄付に全振り。

 あとは素晴らしい反骨精神ですね。
 試合の中では愛媛プロレスを彷彿とさせる食事シーンではしっかりリングにレスラーを残していたのに、
 UNOの時には敢えてリングを空っぽにしていて、
 ギネス審査員が同席しても記録を認めれないものにわざとしているんですよね。
 ギネス記録の空虚さと商業主義に中指を立てている。

 愛媛プロレスの考え方も間違っていないし肯定されるべきものですが、
 こちらはちょっと格好良すぎますね。

 試合自体はとてもオススメせず、
 色々含めても少し悪い試合程度にしときますが、人間的な所、逸話としては推せる。
 
A60秒アイアン・マン・マッチ:ジェイソン・エグザイルvs.ガブリエル・フロイド(10/19/2025)
 試合形式で思わず気になってしまうかもしれませんが、
 大したネタもなく特に観る価値はありません。

 毒を飲んで植物状態になっているギミックの
 エグザイルの演技だけなので切り抜きで十分です。 

Bミステリー・レスリング王座戦:スチュ・グレイソン(ch)vs.イヴィル・ウノ(10/19/2025)
 スチュが仕上がってますね。
 獰猛な打撃はシングル転向時からのものですが、
 動かないことによる見栄が出来ていたのは
 団体のトップを張る経験をしてきた中で見に着いたものですね。
 受けの足の使い方も良かった。

 ウノも友情が憎しみに変わるこの抗争に対して良い試合運び。
 スチュに打撃を打たせて耐えながら
 徐々に徐々に高めて行きました。

 その繊細さに感心する一方で
 ダイナミックに二の手三の手を打った方が
 よりスケール感を増すのではと思う所もありますが。

 最後はウノが椅子を叩きつけようとするも元パートナーとあって逡巡。
 そこから敗北につながる演出。

 あっさり目でしたが、このカードにしか出来ない素晴らしい内容でしたね。

 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:10/?/25)