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MLW:Best of MLW 2021の分析


名勝負 なし
好勝負 アラミスvs.アーレズ(Alpha 9/29/21)

@アラミスvs.アーレズ(Alpha 9/29/21)
 グラウンドでロープを蹴って体勢を入れ替える軽妙さを見せたり、
 ブリッジで起き上がる際にユーモアで良い意味で誤魔化したり、
 この2人ならではの最高級のレスリング。
 ちくいち変化のさせ方がオリジナルで目が離せなかったですね。

 技の攻防に移ってからは少し軽さがあるものの
 伸びのあるハイ・フライやダイブにこれまた大きな盛り上がり。
 終盤はハードなスラムもあり、何でもできる強みが活かされていますね。

 この2人の良さが十分に詰まった試合でした。

 ぎりぎり好勝負。

Aナショナル・オープンウェイト王座&世界王座戦、ノーDQマッチ:ジェイコブ・ファトゥー(NO ch)vs.アレキサンダー・ハンマーストーン(W ch)(10/7/21)
 MLWが誇るタフ・マンの激突。
 重い打撃をぶちこみ、コンスタントに投げまくる。

 ファトゥーは場外でムーンサルト。
 プレイバックが終わるなり今度はエプロンでパイル・ドライバー、と
 休むことのない攻めっぷりで身体能力を如何なく発揮します。

 ただファトゥーが本当に飛びまくるものだから
 ハンマーストーンは試合が進むにつれ影が薄くなっていきましたね。

 終盤のハルク・アップ的な返しは現代では流行らないし、
 最後のフィニッシュもインパクト不足な印象でした。

 中々良い試合。

Bオペラ・カップ決勝:デイビー・リチャーズvs.TJP(Alpha 12/1/21)
 手堅いレスリングで地ならしすると
 TJPが徹底的に主導権を握って試合運び。
 
 ヒールの役回りを適切にこなして観客を煽っています。
 淡白と言われたTJPはもう昔ですね。

 デイビーはやや反撃少なく、
 中盤が間延びしている感もありますが、
 方向性はきっちり共有していて、
 終盤のアンクル・ロックでの逆転劇に向けて一本筋を貫徹しました。

 中々良い試合。
 (執筆日:12/?/21)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@アラミスvs.アーレズ(Alpha 9/29/21)
Aナショナル・オープンウェイト王座&世界王座戦、ノーDQマッチ:ジェイコブ・ファトゥー(NO ch)(新チャンピオン!)vs.アレキサンダー・ハンマーストーン(W ch)(10/7/21)
Bオペラ・カップ決勝:デイビー・リチャーズvs.TJP(Alpha 12/1/21)