TOPアメリカン・プロレスどインディー →MCW:Shane Shamrock Memorial Cup VII 7/8/07

MCW:Shane Shamrock Memorial Cup VII 7/8/07の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

2枚組み総時間は約2時間35分。

@予選:クリストファー・ダニエルズvs.ジェイ・リーサル
 TNAのPPVで組まれたカードで開幕とは中々豪華。
 それぞれ自分の役どころを
 しっかり認識したファイトでまあまあ良い試合。

A予選:ジョシュ・ダニエルズvs.デレク・フレイジャー
 やや短めながら
 見ごたえのある一進一退の攻防を。
 平均より少し上。
 現クルーザー級王者のフレイジャーが敗れるという大番狂わせが起きました。

B予選:デリリウスvs.クリスチャン・ヨーク
 マシューズといい
 このヨークもシングルだとパッとしない。
 デリリウスがやりたい放題しているだけか。
 少し悪い試合。
 試合後マシューズは負けたのをマネージャー、ベンズのせいにするも
 逆にしばかれて・・・。

C予選:ヒューマン・トルネードvs.アズリエル
 こちらもトルネードの独壇場かと思いきや
 アズリエルが持ち直して
 スピードに乗った試合に。
 ダンスからの股間蹴りを最後の最後に持ってきたのも面白い。
 平均より少し上。

D予選:ソンジェイ・ダットvs.エディ・エドワーズ
 エドワーズの技量が足りず
 ソンジェイが見所を幾つか作るも悪い試合に。

EMCW 王座戦:アダム・フラッシュ(ch)vs.ジョーイ・マシューズ
 マシューズは試合前にフラッシュ軍団の襲撃を受け欠場。
 代わりにドーリングが戦うことになるも
 これまたレフェリー気絶スポットから裏切りに合い
 (退屈極まりない悪い試合でした)
 フラッシュの王座は安泰かと思われたのですが
 マシューズが復活してきて再試合に。
 短い時間でマシューズが勝利し王座戴冠となっています。

Fグラッジ・マッチ:パトリック・ブリンクvs.ブルーザー
 7ヶ月抗争して初のシングルだったため
 かなり盛り上がっています。
 只中身はというと・・・悪くは無い。
 悪くはないけどねぇ。

G#1コンテンダーズ・タッグ・バトル・ロイヤル
 インディーのバトル・ロイヤル程
 つまらない物も無い。

HSSMカップ、クルーザー級王座戦:ラッカスvs.クリストファー・ダニエルズvs.ソンジェイ・ダットvs.ヒューマン・トルネードvs.ジョシュ・ダニエルズvs.デリリウス
 最初は各自が持ちネタを披露するファン・マッチ様式。
 前回とは違い27分と言う適正時間で
 ゆったり4コーナー・サバイバルをやり、
 3人になってからは3ウェイ・ダンスに変えるというスタイル。
 全体的にレベルは高く、まとまっていました。
 しかし欠点も。
 今回ジョシュをプッシュするという目的があるのですが
 試合内容で他と見劣りし
 それを認めるがごとく最後のフィニッシュがクイック。
 こういうのをSSMカップでやられてもなぁ、と思うのですよ。
 どうせプッシュを持ち込むにしても
 多少無理して必殺技で勝つ位にしてくれなきゃ、すっきりしない。
 好勝負に届かずも中々良い試合。
 ちなみに試合後ジェリコがお祝いしたそうですけど
 このDVDには収録されていません。
 
総評
 MCW一の大大会ですからそれなりに楽しめました。
 前年と比べるのは余りに酷でしょうしね。
DVD Rating:☆☆☆☆☆

注目試合の詳細

HSSMカップ:ラッカスvs.クリストファー・ダニエルズvs.ソンジェイ・ダットvs.ヒューマン・トルネードvs.ジョシュ・ダニエルズvs.デリリウス
  デリリウスとラッカスで試合開始かと思いきや
  デリリウスは狂乱したのでジョシュが出てくる。
  軽く避け合いを。
  ジョシュがデリリウスと交代したのを見てラッカスはトルネードにタッチ。
  デリリウスに対抗してトルネードもマッスル・ポーズ。
  これを見てデリリウスはタッチを求めるも全員から拒否される。
  レスリング。
  リスト・ロックを食らったデリリウスはロープを掴む。
  トルネードは離れ際に腕を波打たせるも
  デリリウスはロープに振動を吸収させ無効に。
  デリリウスがトルネードの腹を蹴りつけ痛がるジェスチャー。
  コーナーに振られたトルネードがフェイントからクロス・ボディ。
  デリリウスが真似をしようとするもトルネードは見破っていて余裕で自爆させる。
  トルネードは痛がるジェスチャーをするとジョシュに交代。
  アーム・ドラッグを食らったジョシュにクリスがタッチ。
  デリリウスもソンジェイに交代。
  クリスがショルダー・タックルで先手を取るも
  ソンジェイはすぐにヘッド・シザースを決めてみせる。
  ヒップ・トスを連発。
  ジョシュも出てきてクリスをヒップ・トス。
  ラッカス、デリリウス、トルネードも後に続く。
  更にはレフェリーまで。
  去ろうとするクリスをたこ殴りにしてリングに戻す。
  クリスがリングに入ったソンジェイに襲い掛かる。
  ソンジェイはクリスを蹴りつけるとデリリウスに交代。
  デリリウスはダイビング・クロス・ボディで入ってくる。カウント2。
  エルボー連打。
  クリスがSTO。
  ソンジェイがクリスに延髄切り。
  バックを取ってきたトルネードにロー・ブロー。
  しかしトルネードに股間攻撃は無効。
  トルネードがソンジェイに裏張り手。
  ラッカスがトルネードに払い蹴りからスタンディング・シューティングスター・プレス。
  ジョシュがラッカスにガット・バスター。
  デリリウスがジョシュを丸め込みクロス・フェイスへ。
  カバーに移行。
  ジョシュが丸め込み返す。カウント2。
  素早い攻防からジョシュがカウンターでラリアットを決め1,2,3!
  デリリウス脱落(9分)!
  クリスが襲い掛かる。
  ジョシュがダニエルズにジャーマン。
  吹っ飛んだクリスとソンジェイが交代。
  ソンジェイがすかさず丸め込む。カウント2。
  ソンジェイがリスト・ロックを取りラッカスのコーナーに押し込む。
  ラッカスはジョシュと交代する方を選ぶ。
  ソンジェイがラッカスに回りまわってトルネードDDT。
  カバーするもカウント2。
  交代したトルネードがラッカスにスピン・キックを決めカバー。カウント2。
  クロス・ボディで相打ち。
  ダブル・タッチでクリス対ジョシュに。
  ジョシュはショルダー・スルーでクリスを落とすとトペ・スイシーダ。
  トルネードがトペ・コンヒーロ。
  ラッカスもダイブ。
  ソンジェイもコーナー上へ。
  いつの間にかリングに戻っていたクリスがソンジェイを下ろしエンジェルズ・ウィングで1,2,3!
  ソンジェイ脱落(14分)!
  トルネードが襲い掛かる。
  ダニエルズは返り討ちにしじっくりと攻める。
  トルネードがコーナーを利用して飛びつきトルネードDDT。
  カバーするもカウント2。
  延髄切りを決めるとラッカスに交代。
  ラッカスはハンドスプリングから回転蹴り。
  スペース・ローリング・エルボーに前転してのフェイマサー。
  カバーするもカウント2。
  クリスがラッカスにジョー・ブリーカーを決めトルネードに交代。
  トルネードが攻めかかる。
  ラッカスはコーナーの攻撃を避けるとローリング・ジャーマンで1,2,3!
  トルネード脱落(19分)!
  ジョシュがラッカスに襲い掛かる。
  クリスがジョシュに襲い掛かりレッグ・ラリアット。
  ラッカスにもレッグ・ラリアットを決めアピール。
  ラッカスにボストン・クラブを決めると同時にジョシュにキャメル・クラッチ。
  コーナー上へ。
  ラッカスが捕まえスーパープレックスを狙う。
  ラッカスが落とされるもジョシュがコーナーに登りスーパープレックスの体勢。
  ラッカスがジョシュにバック・ドロップを決め連鎖。
  全員ダウン。
  ジョシュとラッカスがフォア・アームズの打ち合い。
  ラッカスがギロチン・チョーク。
  フェイス・バスターに返されかけるもエース・クラッシャーに切り返す。
  スタンディング・ムーンサルトに続けるもカウント2。
  ならばとラッカス・レッグ・ドロップ。
  クリスが隙を突いてラッカスを丸め込み。
  タイツを掴んで1,2,3!
  前年の覇者ラッカスが脱落(23分)!
  ジョシュ対クリスの対決に。
  関係者がリングを取り巻く。
  クリスがチョーク・スラムからBMEへ。
  ジョシュは避けて自爆させるとダニエルズを投げ飛ばしていくがカウント2。
  ならばとラリアットへ。
  ダニエルズが避けると同時にコンプリート・ショット。
  コウジ・クラッチにつなげる。
  ジョシュがロープに脚をかける。
  クリスがコーナー上へ。
  ジョシュが捕まえスーパープレックス。
  両者ダウン。
  ジョシュがラリアットへ。
  クリスはレフェリーを盾にする。
  踏み止まったジョシュにエンジェルズ・ウィングを狙う。
  クリスがリバース・スープレックスに返すと1,2,3!
  ジョシュが優勝(27分)!
  ラッカスからカップが渡される。
  ジョシュがアイルランド国旗を担ぎ
  シャムロックの遺族と記念写真。

試合結果

@予選:クリストファー・ダニエルズvs.ジェイ・リーサル
A予選:ジョシュ・ダニエルズvs.デレク・フレイジャー
B予選:デリリウスvs.クリスチャン・ヨーク
C予選:ヒューマン・トルネードvs.アズリエル
D予選:ソンジェイ・ダットvs.エディ・エドワーズ
EMCW 王座戦:アダム・フラッシュ(ch)vs.ジョーイ・マシューズ(新チャンピオン!)
Fグラッジ・マッチ:パトリック・ブリンクvs.ブルーザー
G#1コンテンダーズ・タッグ・バトル・ロイヤル(勝者:トム・ブランディー、ジミー・シザロー)
HSSMカップ:ラッカスvs.クリストファー・ダニエルズvs.ソンジェイ・ダットvs.ヒューマン・トルネードvs.ジョシュ・ダニエルズ(優勝!)vs.デリリウス