TOPアメリカン・プロレスどインディー →Marc le Grizzly:Mid Summer Madness 7/2/04

Marc le Grizzly:Mid Summer Madness 7/2/04の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

3枚組み、総時間約3時間20分です。

@ルフィストvs.ジュリー・ザ・レッド・ファックス
 まだデス・マッチ・ファイターとして開眼していない
 (つまり動きは鈍くない)ルフィストと
 軽量級ジュリーとの試合で開幕。
 ジュリーがクルーシーフィックスをミスしましたが
 見れる内容にはしてきました。
 しかし悪い試合。
 
Aマニュエル・ベガス、サニー・ワークラウドvs.ジェイソン・リーパー、アシブ・マンサワー
 ヘビー・ウェイツ・マッチと題されていますが
 意訳するなら体重しか言及する所のない奴らの試合でしょうか。
 ワークラウドは雰囲気的に地元有名ロートルのような印象を受けますが
 それが何か?という話で悪い試合。

Bビッグ・ラリー、アレックス・プライスvs.フライング・ハリケーンズ
 ハリケーンズは今と違って格好がチープ。
 ついでに試合の中身もチープ。
 少なくとも飛び技多めなので
 少しは盛り上がりましたが・・・
 悪い試合。

Cサバイバー・マッチ:キッド・カミカゼ、セクシー・エディ、クリス・スティーブンス、レイドvs.ナイトメア・マンソン、デイブ・ザ・タイガー、ディアブレロ、ジェイ・フェノメノン
 スピードに乗って適当に技を打っているだけだが
 悪くは無いですね。

D2.0vs.フレッド・ラ・マーヴァイル、ビーフ・ウェリントン
 バカンス気分のCPOがレフェリーになって
 ゆる〜い雰囲気のコメディー・マッチを。
 物真似系が多いですね。
 特別面白い訳でもないけど悪くは無い。
 最後の方でなぜかカメラが遠方視点になりましたが意味不明。

Eスクランブル・マッチ:ファン・フェイバリットvs.ショーグン、コブラvs.ニュー・ブリードvs.アングリー・アリアンズ
 IWSvs.JCWvs.EWRvs.MWFという
 各団体からのタッグ対決。
 ダミアンがハード・ヒッティングを持ち込み
 (まだむらがあるけれど)
 それぞれ粗いなりに各種スポットをこなしている。
 これも悪くは無い。

Fフランキー・ザ・モブスターvs.エクセス
 ベスト・オブ・ザ・ベストと題された一戦。
 これまた、まだ経験がないな、と思わされるけど
 モブスターのきちがいぶりや
 IWSらしいムーブも見られるので、面白い。
 平均より少し上。

Gグラッジ・マッチ:ダン・パイザン、エル・ジェネリコvs.アーセナル、チェイス・アイアンサイド
 グラッジ・マッチとありますが
 殴り重視の喧嘩ファイトではなく
 普通にTLCマッチですね。
 今じゃトップ・スターになったジェネリコ含め
 粗いですがビッグ・スポットを行う事でごまかしています。
 まあまあ良い試合。

Hチャカルvs.ジェイク・マシューズvs.PCO
 チャッカルがnCWチャンプ、マシューズがCPWチャンプですが
 たいしたことなく
 3ウェイ要素にしても、その試合にしても
 最低限はこなしたという所でしょうか。
 平均レベル。

Iサモア・ジョーvs.ケビン・スティーン
 EWR、IWSのニ冠王者に輝く若き王者スティーンが
 インディーの雄、ROHに君臨する絶対王者ジョーに挑む、
 というカナダ・ファンにとっては夢の対決か。
 試合はハード・ヒッティングのジョーに
 スティーンが食らいついていくという構図で
 スティーンの若さゆえに雑な部分もその要素の一部となっています。
 中々の熱戦でしたが
 まだ広げられる余地は十分にありました。
 ではなぜ広げなかったかというと
 試合のクライマックス、約20分経過した所で
 モブスター、アイアンサイドが現れタッグに変更されるからなのですね。
 このタッグにおいては疲れが見られるものの
 前の試合でスティーンを認めた
 ジョーがスティーンを従えコラボしたりと
 夢のタッグの役割、前の試合でやり残した事をこなしています。
 そして試合後には企画興行ならでは、
 ノーサイドで4人が称えあいます。
 正直そのシングルで30分やってくれたらという思いも残りますが
 どうせ王者対決という事で決着をつけにくいでしょうし
 これは見てて満腹になるサービス満点の
 素晴らしい締め方だと思いますね。
 評価としては好勝負に届かずも中々良い試合と平均より少し上。

総評
 IWSレスラーが今よりは劣るので
 予想より少し平均的な質が低かったですが
 メインは良いし聞いたことも無い団体にしては
 これなら良くやったほうでしょう。
DVD Rating:★☆☆☆☆

注目試合の詳細

Iサモア・ジョーvs.ケビン・スティーン
  スティーンは逃げ腰になっている。
  ジョーが挑発すればスティーンも挑発し返す。
  ジョーは腕を取って手にヘッド・バッドを決めたり
  倒して前腕を叩きつけまくる。
  チョップを打ち付けていく。
  スティーンも打ち返し殴りつける。
  ドロップ・キックからカバーもカウント1。
  ジョーが張り手連発。
  崩れ落ちたスティーンの頭部を蹴りまくる。
  カバーするもカウント2。
  スティーンがスピン・キックから攻める。
  ジョーがSTO。
  コンビネーション・ニー・ドロップでカバー。カウント2。
  パワー・ボムを狙う。
  スティーンは逃れるとスーパー・キック。
  延髄切りを決める。
  両者ダウン。
  エプロンに出たスティーンにジョーがフォア・アームズ。
  スティーンがラリアットを受け止めリング内に入ると同時にフェイス・バスター。
  カバーするもジョーの脚がロープにかかる。
  ジョーはスティーンを落とすとトペ・スイシーダ。
  ランプでのベリー・トゥー・ベリーも決める。
  更にオレ・キックへ。
  スティーンが受け止め椅子へのブルドッグ。
  リングに戻しスプリングボード式ドロップ・キック。
  カバーするもカウント2。
  ジョーがパワー・スラム。
  カウント2で返されるやアーム・バー。
  スティーンがロープに脚をかける。
  パワー・ボム。
  カウント2で返されるやSTF。
  スティーンがロープを掴む。
  スティーンは延髄切りを避けるとパッケージ・パイル・ドライバーを狙う!
  ジョーは抱え挙げるとデス・バレー・ドライバー。カウント2。
  アイランド・ドライバーを狙う。
  スティーンは逃れるとバック・ドロップ。
  カバーするもカウント2。
  スティーンが馬鹿にするように殴り張り手。
  ジョーが張り手を連発。
  スティーンがランニング・フォア・アームズ。
  これで油断したスティーンにジョーが延髄切り。
  両者ダウン。
  モブスターとアイアンサイドが現れる。
  スティーンが乱入したいのなら2対1でもぶちのめしてやると宣言。
  ジョーがマイクを取り俺も参加してやるといってタッグに変更。
  スティーンがモブスターを柵にぶつけ場外でのブレーン・バスター。
  リングに戻しジョーと交代。
  モブスターが逃げてアイアンサイドと交代。
  アイアンサイドがショルダー・ブロックを決めるもジョーは倒れない。
  殴りつけてからショルダー・タックルを決め倒す。
  ジョーが払い蹴りで倒し前腕を叩きつけて行く。
  フェイス・ウォッシュ。
  連係攻撃を決める。
  アイアンサイドがスティーンに連続攻撃を叩き込み交代。
  スティーンを捕まえる。
  ジョーが乱入しアイアンサイドを蹴りつけ両者ダウン。
  スティーンがアイアンサイドの攻撃を避けボディ・プレスで両者ダウン。
  ダブル・タッチ。
  ジョーが猛攻を見せる。
  場外に逃れた2人にジョーがトペ・スイシーダ。
  スティーンも同時にトペ・コンヒーロ。
  ジョーがアイアンサイドにオレ・キック。
  同時にスティーンもモブスターにオレ・キック。
  モブスターをリングに戻しスティーンがドライバー。カウント2。
  モブスターがスティーンにチョーク・スラムを狙う。
  スティーンが逃れパッケージ・パイル・ドライバーを狙う!
  アイアンサイドが入ってきてクローズライン。
  ブラインド・タッチしていたジョーがアイアンサイドを殴り飛ばす。
  モブスターを張り倒しパッケージ・パイル・ドライバー!
  スティーンもアイアンサイドにパッケージ・パイル・ドライバー!
  カバーし1,2,3!
  スティーン、ジョーの勝利!
  試合後はノーサイド。
  4人がお互い健闘を称える。

試合結果

@ルフィストvs.ジュリー・ザ・レッド・ファックス
Aマニュエル・ベガス、サニー・ワークラウドvs.ジェイソン・リーパー、アシブ・マンサワー
Bビッグ・ラリー、アレックス・プライスvs.フライング・ハリケーンズ
Cサバイバー・マッチ:キッド・カミカゼ、セクシー・エディ、クリス・スティーブンス、レイドvs.ナイトメア・マンソン、デイブ・ザ・タイガー、ディアブレロ、ジェイ・フェノメノン
D2.0vs.フレッド・ラ・マーヴァイル、ビーフ・ウェリントン(ダブル・フォール)
Eスクランブル・マッチ:ファン・フェイバリットvs.ショーグン、コブラvs.ニュー・ブリードvs.アングリー・アリアンズ
Fフランキー・ザ・モブスターvs.エクセス
Gチャカルvs.ジェイク・マシューズvs.PCO
Hグラッジ・マッチ:ダン・パイザン、エル・ジェネリコvs.アーセナル、チェイス・アイアンサイド
Iサモア・ジョーvs.ケビン・スティーン
Jサモア・ジョー、ケビン・スティーンvs.チェイス・アイアンサイド、フランキー・ザ・モブスター