LW:Best of LW 2021 part.2の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | LW世界王座戦:ダニエル・ガルシア(ch)vs.ジェイク・サムシング(7/8/21) LW世界王座戦:ダニエル・ガルシア(ch)vs.JDドレイク(8/28/21) 3本勝負:MSP(エイデン・アグロ、デンジャー・キッド)vs.ワークホースメン(JDドレイク、アンソニー・ヘンリー)(12/10/21) |
@ケヴィン・クーvs.ケヴィン・ブラックウッド(7/16/21)
びっしりタトゥーが入ったハード・ヒッター対決。
オーソドックスな打撃の耐え合いを芯に据えつつ、
クーが独自センスを発揮して豊かな広がりを見せました。
それに比べるとクーは典型的なスタイルを抜けませんが、
ダメージに対して良い表情を見せたり、
細かな布石を打ったりとやはり才能がありますね。
ロー・ブローを使うのであれば
もう少しヒール要素を数押し出しても良かったと思います。
好勝負に届かずも中々良い試合。
ALW世界王座戦:ダニエル・ガルシア(ch)vs.エース・ロメロvs.アレック・プライス(7/16/21)
尊大なアレックが血気盛んに仕掛けるもエースがリングを支配。
挑戦者のキャラが立っている中で
ガルシアが如何にリングを制し、観客に訴えかけるか
この持って行き方がお見事でしたね。
知名度で劣るアレックは大振りでアクションも見栄えしたし、
エースも怪物として後半も扱われていて価値大。
ガルシアが作った勢いに乗って3ウェイの面白みも加わりましたね。
エプロンで担ぐエースを突き落とすのは二度目で、
攻防の種類の幅には限界を感じたものの見応えのある3ウェイでした。
好勝負に少し届かず。
BLW世界王座戦:ダニエル・ガルシア(ch)vs.JDドレイク(8/28/21)
ドレイクが再びの挑戦。
ゴングを待たずに急襲したり、膝を負傷した振りをしたり、
敢えてドレイク側から変則的な仕掛けを施します。
対するガルシアは受けの中で光センスを見せつつ、
生意気で挑発的な感情表現は
AEWでも引き続きのし上がってくれるだろうと期待感しかありません。
ドレイクとの攻防の際の動きの整え方、
ベルトを考慮したカメラ位置への配慮、本当にお見事です。
大会の本旨ではないミッド・カードだからこその遊びを加えながら
前回と同じくトップ・マッチとしての矜持を両立させました。
文句なしに好勝負。
CLW世界王座戦:ダニエル・ガルシア(ch)vs.アンソニー・グリーン(9/25/21)
軽妙な切り返し合い。
真っすぐ正統な展開で
アクションをつなげていきましたね。
攻守入れ替わりながらもテンポ・コントロールは乱れず。
終盤はガルシアが最高に煽り立てて有終の美を飾りました。
中々良い試合。
(執筆日:10/?/21)
DJTダンvs.アンソニー・ヘンリー(11/13/21)
分かりやすくハードに打撃を打ち込みあいます。
ダンはヒーローのパートナーに抜擢され注目を浴びるも、
ヒーローがWWEに行ったのに伴い、再び埋もれてしまった感がありますが、
気概を示すアクションを理解していて、良いですね。
現在のトップにより近いヘンリーと激しい打撃戦を展開しました。
綺麗にまとめあげたハード・ヒッティング・マッチです。
好勝負に届かずも中々良い試合。
E3本勝負:MSP(エイデン・アグロ、デンジャー・キッド)vs.ワークホースメン(JDドレイク、アンソニー・ヘンリー)(12/10/21)
初っ端ホースメンが仕掛け速攻で1本。
勢いで押しつつ、立体感も持たせていて素晴らしいですね。
2本目もその勢い緩めず、
相手が孤立からタッチで抜けても
敢えてホット・タッグを許さずラッシュをかけます。
Dキッドの顔芸、セコンドの働きも光りましたね。
丸め込みで1-1に追いつく形。
18分と総合計時間は1本勝負並み。
それを敢えて3本勝負に分割することで
より豊かにドラマチックに見せる仕掛けが成功しています。
無駄なく強固に攻防を作り上げました。
文句なしに好勝負。
(執筆日:10/?/21)
注目試合の詳細
なし試合結果
@ケヴィン・クーvs.ケヴィン・ブラックウッド(7/16/21)ALW世界王座戦:ダニエル・ガルシア(ch)vs.エース・ロメロvs.アレック・プライス(7/16/21)
BLW世界王座戦:ダニエル・ガルシア(ch)vs.JDドレイク(8/28/21)
CLW世界王座戦:ダニエル・ガルシア(ch)vs.アンソニー・グリーン(新チャンピオン!)(9/25/21)
DJTダンvs.アンソニー・ヘンリー(11/13/21)
E3本勝負:MSP(エイデン・アグロ、デンジャー・キッド)vs.ワークホースメン(JDドレイク、アンソニー・ヘンリー)(2-1)(12/10/21)