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LW:Best of LW 2019の分析


名勝負 なし
好勝負 アンサンクションド・マッチ:アシュリー・ヴォックスvs.クリス・スタットランダー(1/12/19)

ダービー・アレンvs.テディ・ハート(3/9/19)

ラスト・クリーチャー・スタンディング:クリス・スタットランダーvs.アシュリー・ヴォックス(11/29/19)

@アンサンクションド・マッチ:アシュリー・ヴォックスvs.クリス・スタットランダー(1/12/19)
 ゴングが鳴るなり殴り合いラフ・ファイト。
 女性の気性の激しさを武器にしながら
 女性の欠点になりがちのインパクトの弱さは凶器で補えていますね。

 この凶器の使い方が素晴らしかったですね。
 2人ともハードコアOKを出している気骨のあるレスラーですが、
 凶器の過激さに依存していない。
 安全に配慮した、キャラに合ったトマホーク等を選びつつ、
 あくまで遺恨の表現手法として凶器を使っている。

 その上でIWA流の椅子に座っての殴り合いからクリス流血までして大盛り上がり。

 そして更に瞠目したのは終盤。
 遺恨戦の終盤もまた女性の課題になりがちな所ですが、
 お互いアーム・バーで相手の手を破壊してやろうというぶつかり合い。
 双方共えげつない表現になっていて最初から最後まで見事でした。

 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:9/?/19)

Aダービー・アレンvs.テディ・ハート(3/9/19)
 アレンの積極的な速攻狙いが功を奏し
 序盤においてテディと適切なバランス感を生みましたね。

 中盤は勿論テディによる腕攻めを絡めた破壊的な攻め。
 予想通り非常に映えるマッチアップです。
 久しぶりの上物にテディも気分が乗ったか
 場外で椅子へのスナップスープレックスに
 アサイムーンサルトとサービス感ある攻め。

 終盤もはまっていて数え歌テディvs.エヴァンスクラスの内容に仕上がっています。
 試合時間は決して長く無いですが、凄かった。
 文句なしに好勝負。

Bキャリアvs.ヘア:クリス・スタットランダー、アシュリー・ヴォックスvs.ジェレミー・リアリー、スカイラー(9/6/19)
 ジェレミー一人男性な訳ですが、ヘタレ・ヒールなので、
 スタットランダー、ヴォックスとの攻防が
 試合の目玉になるという程ではなかったですね。

 それでも一定レベル以上の攻防を
 スピーディーに一進一退精度良く行うので良い感じ。
 試合形式だけ見るともっと跳ねたかったけれども。

 まあまあ良い試合。

Cラスト・クリーチャー・スタンディング:クリス・スタットランダーvs.アシュリー・ヴォックス(11/29/19)
 クリスがこの団体で試合が出来るうちに、ということで再びアシュリーとの激突。
 嬉しいブッキングですね。
 
 アンサンクションド・マッチをネタに
 いきなり金具攻撃から始めるのは
 初見置いてけぼり感があるし、
 観ていても幾らなんでも早計には思います。

 それでもそこで流血までするように大盤振る舞い。
 クリスがモンスターとして立ちふさがる様は
 先日対戦したゲイジを彷彿とさせるし、
 ヴォックスの必死に耐える姿は非常に情感を揺さぶるところがある。
 
 ドア、ワイヤーからリングのマット剥ぎまで
 様々な凶器ネタで盛り上げますが、
 アシュリーがリングの板の上にカナディアン・デストロイヤーを決め
 クリスをKOするもフォールせず更なる潰し合いに持って行く展開により
 単調にならずクライマックスの面白みが生まれ、
 その挑戦っぷりは見事に成功しています。

 アンサンクションド・マッチより完成度はやや劣るものの
 続編ならではの次のステージに到達している。
 良いものを見せてくれました。

 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:12/?/19)


注目試合の詳細

なし

試合結果

@アンサンクションド・マッチ:アシュリー・ヴォックスvs.クリス・スタットランダー(1/12/19)
Aダービー・アレンvs.テディ・ハート(3/9/19)
Bキャリアvs.ヘア:クリス・スタットランダー、アシュリー・ヴォックスvs.ジェレミー・リアリー、スカイラー(9/6/19)
Cラスト・クリーチャー・スタンディング:クリス・スタットランダーvs.アシュリー・ヴォックス(11/29/19)