IWTV:Best of IWTV 2021の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | IW世界王座戦:ウィーラー・ユータ(ch)vs.ダニエル・ガルシア(8/8/21) |
@ダニエル・マカベvs.ジェイデン・ニューマン(4/8/21)
360度レスリングならではの豊かな変化で動かします。
テクニカルでありつつ
同時に痛そうに見え方、挟み方を工夫した打撃も光ります。
じっくり意図を堪能できる部位攻めですね。
観客数が限られ声もあげられない中で
ニューマンは少しやりづらさを感じているように見えましたが、
マニアに注目されているマカベ相手に
ニューマンが同種の志向性を示し、
こんな隠れた逸材がいたのか、今後もちょっとチェックしてみたい、と思わせることに成功している。
中々良い試合。
(執筆日:10/?/21)
AC4 & LW王座戦:ダニエル・ガルシア(ch)vs.ケヴィン・クー(4/8/21)
リアル・レスリングの技術を使いながら
プロレス的に見せ方で威力を高めます。
演舞も彼らの世界観の中で使えていて、
格好良い見得切りまであります。
シンプルな中で概念調整を上手くしましたね。
ガルシア、クーのスタイルに親和性があるとはいえ
ここまで両者の良さが引き出されるとは思わなかった。
終盤は打撃/投げを上位に位置して売れ線の盛り上げ。
明確にメリハリをつけつつ最後サブミッションに回帰したのも嬉しかったですね。
ぎりぎり好勝負。
(執筆日:6/?/21)
Bケビン・クーvs.マット・マコウスキー(8/8/21)
MMA要素をプロレスのやり取りの中に落とし込みます。
マコウスキーは自分のスタイルを強く押し出せている点は良いものの
相手にコントロール任せている点は今後の課題か。
今回はクーがこのスタイルに理解があるので、
緊迫感のある攻防になっており、
フィニッシュもそのラインにのっかっていましたね。
中々良い試合。
(執筆日:8/?/21)
CIW世界王座戦:ウィーラー・ユータ(ch)vs.ダニエル・ガルシア(8/8/21)
ユータがリズムをつけていく流れの中で
ガルシアが不意をつきパイルドライバー炸裂。
慌ててユータは場外に避難。
両者の探り合っている様が分かるグラウンドで
サブミッションを放ってはその怖さを見せます。
10分経過でロープ・ワークを解禁。
ガルシアは再びのパイル・ドライバーを防がれるも
執拗なヘッド・ロックで制しにかかります。
印を踏みつつ自由度を高く維持しており、この両立は見事ですね。
バック・ドロップでようやく抜け出したユータは腕攻め。
動く余地を与えて打撃を絡めた微調整。
先のヘッド・ロック攻めに対するアンサーとして均衡感がありますね。
20分経過。
中盤に入ってそれぞれの部位攻め。
入りにはしっかりターニング・ポイントとなるスポットを配置し、
その部位攻めはそれぞれテクニカル。
また次の部位攻めは前のものより重く見せ方を変えていて申し分ありません。
ガルシアが雪崩式バック・ドロップを決め40分経過。
この後の攻防はもう少し絵になる明確なシーンを挟んでも良かったですね。
50分経過してからは十分に温存させた得意技で無理なく攻防。
派手に盛り上げつつ伏線を回収してまとめあげました。
後半には一部グレード・ダウンを感じるものの
今を時めく2人の60分間は両者の魅力を十分に堪能できる幸せな時間でしたね。
ROH草創期のAJ vs.アメドラを彷彿とさせる若者によるエピック・マッチ。
文句なしに好勝負。
(執筆日:8/?/21)
DIW世界王座戦:ウィーラーYUTA(ch)vs.アレックス・シェリー(10/8/21)
レスリングは巧みな変化で動きもスムーズ。
一方でのりきれない部分もあります。
細かな工夫もありつつ、試合のスケール感が広がり切らない感がありましたね。
終盤見事な切り返しや気合受けを混ぜ込んで
個性を随所に入れ込み面白かったものの
王座交代劇としては後少し跳ね上げたかったですね。
中々良い試合。
(執筆日:10/?/21)
注目試合の詳細
なし試合結果
@ダニエル・マカベvs.ジェイデン・ニューマン(4/8/21)AC4 & LW王座戦:ダニエル・ガルシア(ch)vs.ケヴィン・クー(4/8/21)
Bケビン・クーvs.マット・マコウスキー(8/8/21)
CIW世界王座戦:ウィーラー・ユータ(ch)vs.ダニエル・ガルシア(60分時間切れ)(8/8/21)
DIW世界王座戦:ウィーラーYUTA(ch)vs.アレックス・シェリー(新チャンピオン!)(10/8/21)