TOPアメリカン・プロレスどインディー →ICW:ICW No Holds Barred Matches 2021

ICW:ICW No Holds Barred Matches 2021の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

@ニール・ダイヤモンド・カッターvs.シェイン・マーサー(2/28/21)
 ニールの入場曲の緩やかな雰囲気から、
 試合が始まるやマーサーがちぎっては投げちぎっとは投げで
 ガラスに蛍光灯にぶちかましていきます。

 やや試合運びが単調な感じも一部では受けますが、
 マーサーが体格差を活かした派手なスポットで盛り上げます。

 ニールも小柄な選手な割に
 攻めへの意識が高いのが良いですね。
 
 中々良い試合でした。
 (執筆日:2/?/21)
 
Aバトル・オブ・ザ・タフ・ガイズ・トーナメント1回戦:ジャスティン・カイルvs.ゲイリー・ジェイ(4/9/21)
 カイルはもう自分の進むべき道を完全に掴みましたね。

 ゲイリーをプロレス的に受け止めつつ
 MMAでもプロレスでもない喧嘩の殴り合いに落とし込み
 自分を最高に輝かせることに成功しています。

 ケージ、ボードといった舞台背景を活かして
 ゲイリーが攻めるシーンも適切にあるので、
 更にカイルのとんでもない猛獣っぷりが光りました。

 気持ちの良いドア、テーブルの壊しっぷりでスカッとしましたね。

 中々良い試合。

Bザ・カークス(ブランドン・カーク & ケイシー・カーク)vs.ダニー・デマント、アレックス・オーシャン
 デマントらがいきなり蛍光灯を投げつけスタート。
 カーク夫妻をボコボコにするぞ、と息巻きます。

 ケイシーがガセットプレートなど各種凶器を受けるので、
 絵としての訴求力も強いですね。
 
 ラダー上から場外テーブルへのダイブで一気に盛り上がると
 その後もギアを緩めることなく盛り上げました。
 最後ケイシーがデマントを担ごうとして潰れてミスしても
 試合の全体印象を損ねない程上手くブッキングが機能した内容でしたね。

 中々良い試合。

Cサトゥ・ジンvs.ミッチ・ヴァレン(7/4/21)
 サトゥがハイパー・アーマーを使いながら自分のキャラ立て。

 ミッチは半分情けなさを醸していましたが、
 果敢に攻め込み、受けっぷりの良さで見る目を変えていきましたね。

 ガセット・プレートを背中、額に強烈に叩きつけられた際に
 相当量の血が流れたのも視覚的にもインパクト大で盛り上がりましたね。

 ミッチが次につながる良いファイトをするので
 アンダーカードとはいえ勝敗も気になっていきます。

 特別なスポットは当然許されていませんが、最後まで興味を抱かせたグッド・ファイト。

 中々良い試合でした。

Dニール・ダイヤモンド・カッターvs.インセイン・レーン(7/4/21)
 ニールがビッグ・フライ。

 レーンも久々ながら元気な姿を見せ、
 体格差を焦点にした攻防を作り出します。

 凶器のダメージがのしかかる後半においては
 レーンの動きが少し落ちた感がありましたが、
 自分の額にもガセット・プレートを押し当てる狂ったアピールと
 そのプレートについた線香花火に火をつけ独立記念日を祝うネタで帳消しですね。

 確かな仕事をしました。

 平均的な良試合。

EICWアメリカン・デスマッチ王座戦:ジョン・ウェイン・マードック(ch)vs.ダン・マフ(7/4/21)
 肉弾戦もあるし蛍光灯でシバく場面もあります。
 スポットで言えばリングからリングサイドのトラップに投げ落とされるシーンはインパクト大でした。

 両者の良さも出ていて、試合の出来自体には余り不満もありませんが、
 連戦ということもあって短時間でまとめられてしまっています。
 vs.ノーランでスポットライトが当たったマフの王座挑戦は
 単独でも十分商品価値はあったように思えますけどね。

 まあまあ良い試合。

FICWアメリカン・デスマッチ王座戦:ジョン・ウェイン・マードック(ch)vs.エリック・ライアン(7/4/21)
 先の試合後ライアンが現れ、連戦。
 当然ライアンが一方的に痛めつける展開になります。

 ストーリー・テリングは適切に出来ていますが、
 これも初代王座戦の好カードですから
 ストーリーの為に併せて組んでしまうのは勿体なかったような。

 しかもレフェリー気絶からリジェクツ、44OH!の乱入になり、
 最後はライアンがレフェリー不在のまま勝ち名乗りを上げて去っていくエンディング。
 これ試合形式にわざわざする必要ありました??

 凶器の物量は意外に多かったもののストーリー要素強い為、評価はまあまあ良い試合。

注目試合の詳細

なし

試合結果

@ニール・ダイヤモンド・カッターvs.シェイン・マーサー(2/28/21)
Aバトル・オブ・ザ・タフ・ガイズ・トーナメント1回戦:ジャスティン・カイルvs.ゲイリー・ジェイ(4/9/21)
Bザ・カークス(ブランドン・カーク & ケイシー・カーク)vs.ダニー・デマント、アレックス・オーシャン(6/26/21)
Cサトゥ・ジンvs.ミッチ・ヴァレン(7/4/21)
Dニール・ダイヤモンド・カッターvs.インセイン・レーン(7/4/21)
EICWアメリカン・デスマッチ王座戦:ジョン・ウェイン・マードック(ch)vs.ダン・マフ(7/4/21)
FICWアメリカン・デスマッチ王座戦:ジョン・ウェイン・マードック(ch)vs.エリック・ライアン(ノー・コンテスト)(7/4/21)