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House of Glory:Best of HoG 2022の分析


名勝負 なし
好勝負 ブリスコ・ブラザーズvs.ダーク・オーダー(エヴィル・ウノ、スチュ・グレイソン)(9/24/22)

タッグ王座戦:ブリスコ・ブラザーズ(ch)vs.オージー・オープン(カイル・フレッチャー、マーク・デイヴィス)(10/29/22)

@HOGヘビー級王座トーナメント2回戦:ジェイコブ・ファトゥーvs.JONAH(6/25/22)
 JONAHが不意打ちから始めるので
 ショルダー・タックルの打ち合いなんてのは無し。
 
 それはそうとしても動ける重量級として
 強みを真っ向からぶつけあってもとは思いますね。

 両者の良さは出ているものの余り試合としては
 広がり切らなかった感がありました。

 平均的な良試合。

A丸藤正道vs.エディキングストン(8/28/22)
 まさかの異次元カードが実現。
 このカードに期待するのはチョップ対決ですよね。
 期待に応えて軸に据えた試合展開を見せてくれますが、
 あいにくHOGですので試合時間は7分。

 何故7分にするのか不思議ですよね。
 ギャラは試合時間に比例するとしても
 他の試合も兼ねている訳ではないようなので渡航費が別途かかりそうだし。

 死闘っぽい雰囲気に最後は結びつけており、
 決して軽薄な内容ではありませんが、それにしたって折角の試合で7分は短い。

 平均的な良試合。

Bブリスコ・ブラザーズvs.ダーク・オーダー(エヴィル・ウノ、スチュ・グレイソン)(9/24/22)
 タッグの流れにのりつつも
 ちょっとしたポイントでユーモアを交え存在感を見せつけます。

 HOGという場はネガティブな(軽めな)方向に働くことが多いですが、
 AEWで交わることが出来なかった両チームだからか
 逆にここだからこそ戦えると気持ちののったパフォーマンスを見せています。

 椅子を使ったトペコンに観客の盛り上がりも最高潮。

 柵へのパワー・ボムなど体も張った派手なスポットで
 ミッドカードとは思えない一進一退の攻防に驚きましたね。

 ぎりぎり好勝負。

Cタッグ王座戦:ブリスコ・ブラザーズ(ch)vs.オージー・オープン(カイル・フレッチャー、マーク・デイヴィス)(10/29/22)
 体格差や構図作り。
 細かな意志共有。
 
 それぞれ100%の状態で化学反応を起こした訳ではなく、
 手順を踏んで精度を増していった形です。

 また正攻法ど真ん中で、深みという点では期待度をそこまで上回ってはいないかもしれません。

 ただHoGで軽めに終わってしまうのでは、と危惧していた所から視聴しているので、
 ここまでちゃんと濃厚な攻め合いの18分試合を見せてくれただけで御の字。

 素晴らしい試合でした。

 ぎりぎり好勝負。

D鷹木信悟vs.ロウ・キー(10/29/22)
 ロープ・ワーク絡めてコンスタントに積み重ねるも
 展開の意味性は弱めですね。

 ロウ・キーはハード・ヒッティングで攻め合いも見られますが、
 どちらかというとヘビー級vs.Jr.の構図が強め。

 もう少し前に実現していたらまた違ったかもしれませんね。

 ショーをスティールする程の内容ではありませんが、
 一定の満足度はちゃんと残した内容です。

 中々良い試合。
 (執筆日:11/?/22)