TOPアメリカン・プロレスどインディー →EPIC:International Collision 6/16/02

EPIC:International Collision 6/16/02の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

DVD版がないのでVHSにて購入。
約3時間30分です。

@ディスコ・マシーン、リル・チョロvs.ショーグン、ミスター・エキサイトメント
 Rev-Pro出身の4人が務めたオープニング。
 意外にもタッグのツボを押さえていて感心しましたね。
 これで精度が高く、客の心に意識を向け1つ1つのムーブの緩急をつけれたら
 どこへ出しても胸を晴れる立派な物なんですけどねぇ。
 そこまで求めるのは酷なんでしょうけれど惜しいな。
 平均より少し上。

Aバラード・ブラザーズvs.ダークサイド、ピロット・スーサイダ
 試合はWWEスタイル(そのくせベビー/ヒールの立ち位置が滅茶苦茶だが)とルチャ・スタイルが噛み合わない悪い試合。
 試合後ロメロ、レイヤースがブラザーズを襲撃し
 これにダークサイド、スーサイダも加わります。
 
BB-Boy vs.トニー・コジナ
 典型的なジュニアの掴みから
 ハード・ヒッティング対脚攻めの構図へと。
 コジナは鼻血を出してましたが良くやりきりましたね。
 平均より少し上。

Cスパンキーvs.クリストファー・ダニエルズ
 この2人となると違いますね。
 基本が出来ている上で
 緩急を意図的につけながら攻防を加えられる。
 02年という事で細部では多少の粗さもありますが十分です。
 平均的な良試合。

DNOSAWA vs.アークエンジェル・デ・ムエルテ
 最初のトペ含め技の使い方がなっていない試合。
 悪い試合ですがNOSAWAは一応沸かせますから
 観客が冷めるなんて事はない。
 それが救いですね。
 
 試合後キッドがNOSAWAを襲撃しマイク・アピール。
 そんな悪い子はお仕置きだとNatural Born Killersにのってニュー・ジャックが登場。
 キッドのマスクを剥ぎ、鉈の切っ先を額に叩きつけます。
 手ごろに終えると本目的のマイク・アピールへ。
 どうやらこの団体の復帰やギャラ問題に語っているようで。
 とにかくそのマシンガン・トークには盛り上がりました。

Eジュニア・ヘビー級王座戦、フォールズ・カウント・エニウェア:トレント・アシッド(ch)vs.ラッカス
 CZW提供の試合。
 ニュー・ジャックに影響されたか
 アシッドはこの試合をフォールズ・カウント・エニウェアに変更。
 これを受けいつものスピーディーな攻防に加え
 ステージでの攻防や椅子を使った攻防、
 流血シーンが見られましたね。
 ややスポット・フェスト的ではありますが
 この2人なら仕方ない。
 まあまあ良い試合です。

Fメサイアvs.ジョーイ・ライアン
 サブーにメインを奪われ不満を漏らすメサイア。
 今日の相手はライアンだと言って試合開始になります。
 所謂楽勝と思っていた相手にてこずるという典型のネタですね。
 勝利して調子に乗るメサイア。
 そこに現れたのはモンド。

Gメサイアvs.ニック・モンド
 さあ本番だと思っていたらモンドがラダーを取り出したところで
 ラッカス、アシッドがお互いを押さえつけ、
 激突は次回以降に持ち越しという事に。
 これもプロモ試合で終わるとはね・・・。
 まあモンドの登場が初だったんでしょうけれど。

HAPWワールド・インターネット王座戦:スーパー・ドラゴン(ch)vs.アメリカン・ドラゴン→詳細
 後にそれぞれ ROH、PWGを担う事になる二大竜の激突。
 おそらくシングルはこの1回きりと思われるかなりレアなカードです。
 試合ですがスパドラは独自に進化させた境地にまで行けず、
 四天王プロレスの真似の中に収まっていまし
 アメドラも試合を息吹を与えられず。
 2人の足りない部分が出た形になりますけれど
 これもまた2人の色に染まっているという意味で面白かったですね。
 まあまあ良い試合です。
 試合後ジョーがアメドラを裏切り
 次回スパドラ、ジョーvs.アメドラ、スパンキーが行われる事に。

Iサブーvs.ジェリー・リン
 ECW以前のサブーを知ってから気になっているこのカード。
 ある意味これが米インディー最初の数え歌なんですよねぇ。
 さてメイン・イベントに抜擢されましたがこの2人も今や39歳と38歳。
 同じ方向性のEラッカスvs.アシッドと比べると動きが鈍いのは否めません。
 しかしジュニア級ってのはスピードだけじゃありませんからね。
 長年の手合わせで積み上げてきた信頼と経験から
 繰り出される攻防と試合構成の深さはEの比ではありません。
 決め手に温存しておいたテーブルが
 のせた時に割れるというアクシデントに見舞われながらも
 アドリブで対処し、きっちり盛り上げてきた所も流石です。
 中々良い試合でした。

総評
 ROH創設の時期という事を考えると
 これだけの豪華カードは凄いと思いますよ。
 セミやメインに惹かれたら候補になりえる。
DVD Rating:★★☆☆☆

注目試合の詳細

HAPWワールド・インターネット王座戦:スーパー・ドラゴン(ch)vs.アメリカン・ドラゴン
  スパドラが張り手。
  アメドラがロープに押し込もうとしロープ際で体勢を入れ替えあう。
  スパドラがクリーンに離れる。
  不意を突いてフォア・アームズを放つ。
  アメドラがガードしフォア・アームズを放つ。
  スパドラがガード。
  アメドラがロー・キック。
  スパドラもロー・キック。
  同時に打ち離れる。
  アメドラが裏拳を放つも避けられる。
  スパドラが裏拳を放つも避けられる。
  同時に張り手を打つ。
  スパドラが場外で間をおく。
  スパドラがヘッド・ロック。
  42.
  ロープに振られショルダー・タックル。
  ロープ・ワークからアメドラがドロップ・キックを決める。
  コーナーに振ろうとする。
  振り返されるもコーナーを使って裏に回りロール・アップ。カウント2。
  アメドラがアーム・ドラッグ。
  腕を取る。
  スパドラはサミングで逃れるとロープに振る。
  股下を潜り抜けられるも対応し脚を取ろうとする。
  ボディ・シザースに返される。
  スパドラはアメドラのフォア・アームズを利用してアーム・バー。
  アメドラがロープに脚をかける。
  スパドラがグラウンド・ヘッド・シザース。
  コーナーに逆さ吊りにするとエクスかリバーが締め上げる。
  今度は外側に逆さ吊りにする。
  エクスカリバーと協力して締め上げる。
  変形バタフライ・ロック。
  アメドラがロープに脚をかける。
  ダブル・ストンプで乗る。
  アメドラがブリッジして見せようとする。
  スパドラはダブル・ストンプで崩しカバー。カウント2。
  ロープに振りヒップ・トスを狙う。
  アメドラが防ぎロシアン・レッグ・スイープ。
  腕を攻める。
  腕折り。
  バック・ドロップを決めカバー。
  カウント2で返されるやアーム・バー。
  スパドラがロープに脚をかける。
  エプロンに出たスパドラに腕折り。
  もう1発狙おうとする。
  スパドラがスリーパーに捕らえる。
  離すとスプリングボード式の技にいこうとするも腕の痛みから失敗。
  アメドラがすかさずスライディング・キックを決める。
  サッカーボール・キック。
  ローリング・フォア・アームズへ。
  スパドラは受け止めると腕をロックしての丸め込み。カウント2。
  アメドラがクローズラインへ。
  スパドラが避けバック・エルボー。
  スパドラがパワー・ボムを狙うも腕が痛む。
  アメドラの頭部を蹴り上げまくる。
  パイル・ドライバーを決める。
  カバーするもカウント2。
  チョップの打ち合いに。
  フォア・アームズの打ち合い。
  アメドラがロープに走りフォア・アームズ。
  スパドラはふらつきながらもロープに走りフォア・アームズで倒す。
  スパドラがショート・レンジ・ラリアットを狙う。
  アメドラがガード。
  スパドラの腕を取ると倒れてから蹴り飛ばす。
  スパドラをロープに振りクロス・チョップ。
  ロープに振りキッチン・シンク。
  サッカーボール・キックからカバー。カウント2。
  ジャーマンを狙う。
  スパドラはバック・エルボーで逃れるとロープに走る。
  アメドラがクローズライン。
  ブレーン・バスターを決めるとダイビング・ヘッド・バッド。
  カバーするもカウントは2。
  アメドラがローリング・フォア・アームズへ。
  スパドラはその腕にラリアットを叩き込む。
  そしてラリアット。
  スパドラは起き上がるとショート・レンジ・ラリアット。
  カバーするもカウントは2。
  エプロンに出てスプリングボード式スピン・キック。
  カバーするもアメドラの脚がロープにかかる。
  タイガー・スープレックスを狙う。
  アメドラが解いて延髄切り。
  ロープに走る。
  エクスカリバーがロープ越しにニーを叩き込む。
  ディスコがアメドラを場外に引き摺り下ろしニーを腰に押し当てる格好に。
  スパドラがそこにスプリングボード式ダブル・ストンプ。
  ディスコがスパドラを起こしてリングに入れる。
  アメドラもリングに入れる。
  スパドラがカバーするもカウント1。
  もう1回カバーするもカウント2。
  コーナー上へ。
  アメドラが体勢を崩し雪崩式バック・ドロップ。
  カバーにいくがカウント2。
  57
  キャトル・ミューティレーションを狙う。
  アメドラは起き上がって防ぐと体勢を入れ替えタイガー・スープレックス。カウント2。
  起こすとコーナーに乗せ雪崩式ブルー・サンダー・ボム。
  しかしカウントは2。
  ならばとサイコ・ドライバーを狙う。
  アメドラがロープに逃げる。
  引き離しサイコ・ドライバーを狙う。
  アメドラが腰を落とし耐える。
  スパドラが起こして担ごうとする。
  アメドラは後ろに逃れるとドラゴン・スープレックスを狙う。
  スパドラはバック・エルボーで逃れるとロープに走りラリアットへ。
  アメドラが避けローリング・エルボー。
  レッグ・ロック・バック・ドロップ。カウントは2。
  すぐにキャトル・ミューティレーションに捕らえる。
  スパドラはタップしなかったがレフェリーがこれ以上は危険と試合を止める。59
  アメドラが新チャンピオンに!
  エクスカリバーとディスコがアメドラに襲いかかる。
  ジョーとスパンキーが2人を追い払う。
  スパドラがジョーとにらみ合う。
  ジョーがいきなりスパンキーに張り手。
  アイランド・ドライバーを決める。
  ジョーがまさかのスパドラと結託。
  スパドラはアメドラにサイコ・ドライバー。
  スパドラとジョーが握手しハグ。

試合結果

@ディスコ・マシーン、リル・チョロvs.ショーグン、ミスター・エキサイトメント
Aバラード・ブラザーズvs.ダークサイド、ピロット・スーサイダ
BB-Boy vs.トニー・コジナ
Cスパンキーvs.クリストファー・ダニエルズ
DNOSAWA vs.アークエンジェル・デ・ムエルテ
Eジュニア・ヘビー級王座戦、フォールズ・カウント・エニウェア:トレント・アシッド(ch)vs.ラッカス
Fメサイアvs.ジョーイ・ライアン
Gメサイアvs.ニック・モンド(ノー・コンテスト)
HAPWワールド・インターネット王座戦:スーパー・ドラゴン(ch)vs.アメリカン・ドラゴン(新チャンピオン!)
Iサブーvs.ジェリー・リン