TOPアメリカン・プロレスどインディー →ECWA:10th Annual Super 8 Tournament 4/8/06

ECWA:10th Annual Super 8 Tournament 4/8/06の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

約3時間20分。

Rfビデオ製作のためかメニューは無し。

まずは開会式。
出場者に加え各大会優勝者も現れる。
ジェフ・パターソンの追悼プロモや国歌が流される。

@1回戦:デイビー・リチャーズvs.スコット・ロスト
 この頃のリチャーズは絶好調でしたね。
 高レベルにまとまっており新人離れしています。
 ロストもしっかり試合を作れるレスラーということで
 見ごたえのある一進一退の攻防で
 好勝負に少し届かずのレベル。
 これは決勝にしても良いカードでしたね。

A1回戦:ジョシュ・ダニエルズvs.アンドレ・ライオンズ
 どうやらジョシュは脚攻めしないと
 魅力が半減する困ったちゃんなようで。
 聞いた事も無いライオンズもたいした事なく
 少し悪い試合。

B1回戦:チャーリー・ハースvs.エグゼヴィアー
 ハースは相変わらずタッグ気質ですが
 インディにもまれたおかげか
 荒い面も出したりと積極性が出ている気がします。
 只エグゼヴィアーがいつもより粗い上
 自分を安売りしているのでスイングはせず。
 平均より少し上。 

C1回戦:ミラノ・コレクションAT vs.ブライアン・ローガン
 ローガンは繋ぎ技ができず受身もあまり上手くない様子。
 一方のミラノ。
 どちらかというとヒールっぽい位置づけなのですが
 USAコールを打ち消す程のミラノ・コールで迎え入れられます。
 試合ではジャベを出さなくても
 存分にカリスマぶりを発揮する試合運びでキャリーしそれに応えます。
 まあまあ良い試合でした。

D準決勝:チャーリー・ハースvs.ジョシュ・ダニエルズ
 ジョシュは脚攻めに終始するという
 やや退屈ながら良い攻めを見せます。
 ハースも前の試合と同じく成長を見せ平均的良試合。

E準決勝:ミラノ・コレクションAT vs.デイビー・リチャーズ
 両者が強烈な個性を出し合った結果
 (しかしミラノはこの試合でも
 あの如何にも凄そうなジャベを使わず。
 リチャーズのキャリアの浅さを危惧してか)
 次の展開を予想させない緊張感のある試合に。
 これは中々良い試合でした。

Fサミット・ランブル
 おそらく過去ECWAに所属したレスラーも出ているロイヤル・ランブル形式。
 ロイヤル・ランブルというのは
 ロープ際の攻防を除けば
 マッチ・メイカーによる演出がほとんどを占めるといっても良いと思います。
 しかしECWAには
 それだけのスター性、ギミックを持ったスーパースターは
 まったくおりませんから(それはロープ際の攻防も見せれない事を意味する)
 失敗するのは見る前から分かっていましたね。
 決勝のための時間稼ぎなだけで、ひどい代物です。
 少なくとも出てくるレスラーを知っているのであろう
 ファンは楽しめだけはするのかと思いきや
 This is Awefulコールが・・・。
 やはりファンから声が上がっていたように
 せっかく呼んでいる優勝者同士を特別試合として組むべきでした。
 
JJディロンが出てきて改めてジェフ・パターソン追悼。  

G決勝:チャーリー・ハースvs.デイビー・リチャーズ
 それぞれ2試合しているので
 控えめな感はありますが
 しっかりと試合を構築。
 しかし最後は少しグダグダ気味で冗長でしたね。
 ハースは一週間後にWWEのTV復帰するので
 もしかしたら物言いがついてたりするのかもしれませんが。
 まあまあ良い試合。

 最後は全員出てきてリチャーズを称えます。

総評
 登竜門的意味合いが強い大会なので
 好勝負越えはありませんでしたが
 予想以上に充実した大会となりました。
 優勝したリチャーズが実際にこれを
 ステップ・アップに活躍して目的も成功したし良い大会でしたね。
 ミラノ、リチャーズ、ハースの参戦を目当てに手に入れても満足行く。 
DVD Rating:★★☆☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@1回戦:デイビー・リチャーズvs.スコット・ロスト
A1回戦:ジョシュ・ダニエルズvs.アンドレ・ライオンズ
B1回戦:チャーリー・ハースvs.エグゼヴィアー
C1回戦:ミラノ・コレクションAT vs.ブライアン・ローガン
D準決勝:チャーリー・ハースvs.ジョシュ・ダニエルズ
E準決勝:ミラノ・コレクションAT vs.デイビー・リチャーズ
Fサミット・ランブル
G決勝:チャーリー・ハースvs.デイビー・リチャーズ(優勝!)