DPW:Best of DPW 2024 part.1の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | ジェイク・サムシング、マイク・ベイリーvs.アレック・プライス、ケヴィン・ブラックウッド(1/21/2024) タッグ王座戦:モーター・シティ・マシンガンズ(アレックス・シェリー、クリス・セイビン)(ch)vs.SSB(スチュ・グレイソン、イヴィル・ウノ)(1/21/2024) タッグ王座戦:モーター・シティ・マシンガンズ(クリス・セイビン、アレックス・シェリー)(ch)vs.ジェイク・サムシング、マイク・ベイリー(3/10/2024) ロデリック・ストロングvs.阿部史典(5/19/2024) |
@ジェイク・サムシング、マイク・ベイリーvs.アレック・プライス、ケヴィン・ブラックウッド(1/21/2024)
ベイリーのキレキレのワーク。
そこを上乗せできるインパクトのジェイク。
理解力の増したジェイクが爆発していてこの凹凸タッグは継続してみたいですね。
ケヴィン、アレックはヒールとして引き立て役として回りつつも
その中でももっと主張の出来る伸びしろはあったか。
ただジェイクを立てつつ矮小になっていないのは流石でした。
組み合わせが変わるごとに新しい見せ場が生まれます。
ミッドカードでもありますし王座戦的な激しさはないが面白さは十分です。
ぎりぎり好勝負。
Aタッグ王座戦:モーター・シティ・マシンガンズ(アレックス・シェリー、クリス・セイビン)(ch)vs.SSB(スチュ・グレイソン、イヴィル・ウノ)(1/21/2024)
MCMGはレスリングをタッグとしてテンポ良くしつつも
そこにシングルとしての成長の見せ方も織り交ぜ。
SSBも良いですね。
ウノは繊細に重量感を攻防に反映させています。
スチュは孤立時に攻められた脚の痛みを丁寧に表現。
深みのある攻防となっています。
タッグのルールを活かした
目まぐるしい入れ替わりとそれによるスポット。
両者のキャリアを通して身に着けた懐の深さを見せつけました。
最後が綻びを突く形で弱めのフィニッシュで
尚且つ若干の動きの乱れもあったので、
そこで最後名勝負までは辿り着きませんでしたが、
その未来も十分あり得た内容です。
文句なしに好勝負。
Bタッグ王座戦:モーター・シティ・マシンガンズ(クリス・セイビン、アレックス・シェリー)(ch)vs.ジェイク・サムシング、マイク・ベイリー(3/10/2024)
ジェイクを立てるために
MCMGは控えが能動的に動いて主導権を取り返していますね。
2人共シングルが主戦場になっていますが、
いまだにタッグとしても上質なMCMGの上手さが堪能できます。
築いた関係性を試合通して維持。
ジェイク、ベイリーも素晴らしいパフォーマンスでした。
ぎりぎり好勝負。
Cロデリック・ストロングvs.阿部史典(5/19/2024)
レスリングは見応えあり。
ロデリックが痛みの伝わるプロレス。
ハードな技だけでなく技以外の振る舞いが一番ですね。
逆にいうと安倍はダメージ表現的に物足りないところもありますが、
その分自由な個性が出ていて総じて良かった。
でもロデリックのパフォーマンスが柄卓していて良い意味でロデリックの試合でしたね。
ぎりぎり好勝負。
Dタッグ王座戦:ジェイク・サムシング、マイク・ベイリー(ch)vs.シナ―&セイント(ジューダス・イカルス、トラヴィス・ウィリアムス)(6/16/2024)
縦横ロープ・ワークをアクセントに掴み。
S&Sは試合運び自体に問題はないですが、
ジェイクの設定考慮は足りず普遍的。
ジェイクも単純なパワー・ファイター的役回りになってしまったか。
見応えのある攻防を密に生み出していましたが、もっと上を狙えるポテンシャルはあったでしょう。
好勝負に届かずも中々良い試合
(執筆日:12/?/24)