DPW:Best of DPW 2024 part.2の分析
名勝負 | カロライナ・クラシック決勝:ジェイク・サムシングvs.マイク・ベイリーvs.ルーク・ジェイコブスvs.レブロン・コゾーン(9/22/2024) |
好勝負 | ナショナル王座#1コンテンダーズ・マッチ:レブロン・コゾーンvs.マイク・ベイリー(10/13/2024) |
@タッグ王座戦:ジェイク・サムシング、マイク・ベイリー(ch)vs.ABC(エース・オースチン、クリス・ベイ)(8/24/2024)
アクションを広げるABC。
少しTV的な思考で盛り上げているか。
ロング・マッチなのでもう少し構築面に意識を持たせてほしかったですね。
序破急が少し足りない。
とはいえ双方タッグ要素、技の魅力を盛りだくさんで魅せてくれるので、
試合時間は長くは感じなかった。
好勝負に届かずも中々良い試合。
Aカロライナ・クラシック決勝:ジェイク・サムシングvs.マイク・ベイリーvs.ルーク・ジェイコブスvs.レブロン・コゾーン(9/22/2024)
四重奏のロープ・ワークで掴みますが、
その後も個性と調和がトップ・レベルで両立されています。
ルークはヒールを見せ、
ジェイクはベイリーに対しこの試合では仲良くしないぞというスタンスでむしろ攻撃的に。
レブロンは実績こそ劣るものの2人まとめてスパイン・バスターなど
優れた身体能力を見せつけます。
調和の取れた4人の動きでまずはレブロン脱落。
3人になりますが、ここでベイリーとジェイクの攻防シーン。
相手の攻めをかわしあって、パートナーとして簡単には相手の思惑通りにはされない間柄であることを明示します。
これを3ウェイの間にできるのは勇気ですね。
ルークも適切な仕事をした上で退場。
最後は先ほどのベイリーとジェイクの対決。
シーンごとにこだわりを持ってさまざまな見せ場を生み出す。
パワフルでありながら胃もたれしない攻防。
WWEを見ているような洗練されて各キャラが立っている4ウェイ・イリミネーション・マッチでしたね。
ぎりぎり名勝負。
Bナショナル王座#1コンテンダーズ・マッチ:レブロン・コゾーンvs.マイク・ベイリー(10/13/2024)
レブロンがムーブ後に見得を切りますが、
恵まれた肉体と共に絵になっていますね。
ベイリーも耐え合いをポイントに出して
レブロンとならではの優れた攻防作りを見せます。
パワフルなスポットが多く盛り上がりましたね。
ベイリーが単純化しないように工夫し、
レブロンの明るい未来を見せました。
ぎりぎり好勝負。
CFTR(キャッシュ・ウィーラー、ダックス・ハーウッド)vs.ヴァイオレンス・イズ・フォーエヴァー(ケヴィン・クー、ドミニク・ギャリーニ)(10/13/2024)
DPWのトップ・タッグとメジャーのスター・タッグ。
これは観客の熱量も自然と高くなりますね。
その構図に基づき自分たちの形へ引き込みあい。
状況分かりやすく攻防の段取りが良かったものの
20分の時間切れが余りにも早く訪れた印象。
この内容なら30分時間切れで見たかったか。
好勝負に届かずも中々良い試合。
DDPW王座戦:カルヴィン・タンクマン(ch)vs.ジェイク・サムシング(10/13/2024)
それぞれ重量感ありますね。
場外の攻防でカルヴィンが主導権を握り、
人気者のジェイクの苦境を際立たせます。
交代劇として攻守の流れに重きを置いて
充実の内容に仕上げています。
好勝負に届かずも中々良い試合。
(執筆日:12/?/24)