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DPW:Best of DPW 2022 part.5の分析


名勝負 なし
好勝負 ワークホースメン(JDドレイク、アンソニー・ヘンリー)vs.ヴァイオレンス・イズ・フォーエヴァー(
ドミニク・ギャリーニ、ケヴィン・クー)(9/24/22)

CC1回戦:マイク・ベイリーvs.コルビー・コリノ(10/15/22)

@ワークホースメン(JDドレイク、アンソニー・ヘンリー)vs.ヴァイオレンス・イズ・フォーエヴァー(
ドミニク・ギャリーニ、ケヴィン・クー)(9/24/22)
 ドレイクとギャリーニのごつごつした打撃戦。
 ヘンリーはサブミッション・スキルを活かし、
 クーは柔軟な対応力を披露。

 それぞれがシングルとしての魅力を見せつつも
 ちゃんとタッグ・ワークの中に混ぜ込んでいます。

 残り5分のアナウンスで結末が見えてその瞬間は軽いブーイングも起こりましたが、
 それを覆すハードなスポットと絵作りで良い形のまま完走しました。

 ぎりぎり好勝負。

ADPW世界王座戦:ボージャック(ch)vs.ジェイ・マリアッチ(9/24/22)
 体重差を活かしてとんでもないスケール感のスポットの数々。
 圧倒的なスポットは強烈な武器ですね。

 2人の魅力が活きた内容に仕上がっています。

 DPWにおいてボージャックとタンクマンは必ず比較される運命にありますが、
 そういう意味ではタンクマンvs.マリアッチに比べると
 攻防のストーリー・テリングが少し劣る所はありましたね。

 もう少し変化の幅をつけてエネルギッシュに場を持って行きたかった。

 好勝負に届かずも中々良い試合。

BCC1回戦:マイク・ベイリーvs.コルビー・コリノ(10/15/22)
 ベイリーの苛烈な打撃に対して切り返し合いを交えながら
 アンダードッグまでは落とさないコルビーのバランス感覚に驚嘆。

 ベイリーがいつになく鋭い打撃と共に
 どんどん攻め込んでいるものの
 それに押し切られずに濃厚な攻防を見せてくれましたね。

 ここまでスイングするとは思わなかったですね。

 最後も内容にふさわしい、ねじ伏せた感のあるフィニッシュで説得力ありました。

 ぎりぎり好勝負。

Cさくらえみvs.駿河メイ(10/15/22)
 さくらは見事。
 ヒールとしての攻守に対する感性だけでなく、
 アメリカでも気後れしないチャント煽り、
 そしてメイのこと分かった攻防の誘発、と完成されている。

 メイも異国でも通じる天真爛漫な愛嬌を爆発させつつ
 確かなスキルで後半の目まぐるしい丸め込み合戦で盛り上げます。

 ChocoProが世界でも通用することをリアルの観客にも見せつけました。

 好勝負に少し届かず。

DCC決勝、イリミネーション・マッチ:ラッキー・アリvs.アンドリュー・エヴェレットvs.マイク・ベイリーvs.SB KENTo(10/15/22)
 序盤はまず観客を盛り上げるアピール系。

 2試合目で良いレスラー揃えましたが、
 全員にスポットを当てることに拘り過ぎることなく
 早い段階でアンドリューが最初の脱落。

 KENToとベイリーのレアな絡みが
 綺麗な一進一退で質的にも満足いくものになった後、最後はベイリーとアリ。

 ベイリーの安定感あるリード・ワークの基、
 アリもキャラ立てて荒々しいフィニッシュ。

 中々良い試合でした。
 (執筆日:12/?/22)