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DPW:Best of DPW 2022 part.4の分析


名勝負 なし
好勝負 初代ナショナル王座イリミネーター・トーナメント決勝:カルヴィン・タンクマンvs.ケヴィン・クー(7/16/22)

グリンゴ・ロコvs.ASF vs.ラ・エストレーラ(8/13/22)

竹下幸之助vs.アンドリュー・エヴェレット(8/13/22)

@初代ナショナル王座イリミネーター・トーナメント決勝:カルヴィン・タンクマンvs.ケヴィン・クー(7/16/22)
 (収録日は7/10/22)
 クーの巧みさがとにかく光る試合でしたね。

 巨漢ながら動ける所を見せたタンクマンに脚攻め。
 椅子を加える演出から地味な攻めまで
 徹底的に脚狙い絡めていきました。

 序盤にもう少し時間をかけてコンセプチュアルな雰囲気出せばベターですが、
 ここまで脚攻め絡ませながら同じことの繰り返しと思わせない
 多彩さは万雷の拍手に値します。

 逆にここまでされるとカルヴィンの
 攻め手の小ささが気になってしまう所ではありますが、
 一発の重みに拘った攻めで決して悪くはなかったです。

 終盤になってスローな展開から脱却し切り返しが出てくると
 それまでの部位攻めが倍効果を発揮し、
 最後の逆転も納得のハード・ヒットでした。

 ぎりぎり好勝負。

Aさくらえみvs.瑞希(8/13/22)
 (収録日は8/6/22)
 瑞希の華のあるムーブに会場は大盛り上がり。

 さくらもこの盛り上がりの中で
 体格を活かして支配する役回りを楽しみます。

 観客の望むものだけ提供してFUNを追求。
 観客も自分も楽しんだ一戦です。

 中々良い試合。

Bグリンゴ・ロコvs.ASF vs.ラ・エストレーラ(8/13/22)
 (収録日は8/6/22)
 グリンゴがエストレーラに結託をと
 ASFが着用して来たマスクを脱ぎ捨てるサプライズ。
 マスクマンでやってきたルチャドールでもないですが、これにはどよめき。
 そこからワン・ムーブで一気に魅了しましたね。

 ちょっと曲芸的ではありますが
 ここまで回転する!?といった技の数々は
 どうにもこうにも楽し過ぎます。

 技の為の試合運びも目立つ中で、
 グリンゴはやはり場を回す力に秀でていてGood。

 最後のフィニッシュへの攻防の流れは衝撃的で、
 This is Luchaという名誉あるチャントが生まれたのも納得の内容です。

 ぎりぎり好勝負。

C竹下幸之助vs.アンドリュー・エヴェレット(8/13/22)
 (収録日は8/6/22)
 アンドリューは相変わらずのジャイアント・キャラに拘っていて違和感。

 しかしDDT招聘されたように良くも悪くも相通じるネタではありましょう。

 チョーク・スラムを巡る攻防など
 テーマを決めて良い攻防を生んでおり、
 観客席に座らせてビッグ・ブーツを打ち込んだりと
 アクションも伸び伸びとしてテンプレに縛られていません。

 遊び心を持って試合を楽しめていて、
 印象に残るシーンに観客も大いに酔いしれました。

 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:8/?/22)

Dシュン・スカイウォーカーvs.SB KENTo vs.ジャック・エヴァンス(9/24/22)
 シュン、KENToは拙い英語ながらも
 積極的に言葉を発して身振り、手振りで観客を巻き込みます。
 DGならではのサービス精神を感じますね。

 エヴァンスも全盛期程のキレがなくて
 時々演舞を止めてしまいますが、
 楽しいアクションに対する理解は経験豊かで十分。

 3人の個性が活きた内容で面白い内容に仕上がっています。

 中々良い試合。

注目試合の詳細

なし

試合結果

@初代ナショナル王座イリミネーター・トーナメント決勝:カルヴィン・タンクマン(初代チャンピオン!)vs.ケヴィン・クー(7/16/22)
Aさくらえみvs.瑞希(8/13/22)
Bグリンゴ・ロコvs.ASF vs.ラ・エストレーラ(8/13/22)
C竹下幸之助vs.アンドリュー・エヴェレット(8/13/22)