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DPW:Best of DPW 2022 part.3の分析


名勝負 なし
好勝負 ナショナル王座イリミネーター1回戦:アンソニー・ヘンリーvs.コルビー・コリノ(6/3/22)

DPW世界王座戦:ボージャック(ch)vs.ディエゴ・ヒル(6/3/22)

ゴールデン・オポチュニティ・マッチ:山下美優vs.高瀬みゆき(6/11/22)

コルビー・コリノvs.クルール(7/16/22)

@ナショナル王座イリミネーター1回戦:アンソニー・ヘンリーvs.コルビー・コリノ(6/3/22)
 (収録は5/15/22)
 相手の行動にちゃんとリアクションして化学反応。

 場外椅子の上にヒップ・トスを決めたり、
 エプロンでの攻防を加えたりと
 ハードなスポットをふんだんに用意しています。

 コルビーがこういう現代的な激しい試合でもここまで出来るかと驚くと共に
 ヘンリーも40歳を前にしてエネルギッシュだなと感心させます。

 トーナメントの決勝といわれても信じてしまうくらいの内容でしたね。

 盛り込み過ぎて一部まとまりつかなくなっている所もありますが素晴らしい試合。

 ぎりぎり好勝負です。
 (執筆日:6/?/22)

Aケヴィン・クーvs.デイビー・リチャーズ(6/3/22)
 (収録日は5/15/22)
 デイビーがグラウンド・テクを印象的な形で使いこなし、
 脚攻めで今が旬のクーを追い込みます。

 説得力のある攻撃性で、
 クーが反撃の糸口を作ってもひっくり返らないワンサイドな展開に
 強烈な磁力を持たせたストーリー・テリングです。

 その上で真っ向から打撃戦に転じた後で、
 クーが最後無理くりねじ伏せるフィニッシュは熱かった。

 好勝負に少し届かず。
 (執筆日:8/?/22)

BDPW世界王座戦:ボージャック(ch)vs.ディエゴ・ヒル(6/3/22)
 (収録日は5/15/22)
 ディエゴが倒れてもすぐ跳ね起きたりと
 受け側で身体能力を如何なく発揮しテンポを乱しにかかります。

 ボージャックは悠然と構え、
 冷徹にハード・ヒットを打ち込みます。

 vs.マリアッチに続けて黒人ハイ・フライヤーとの
 ハード・ヒッティング・マッチを成功させました。
 
 今できること勝負できることを尖がらせた内容とはいえ
 それで30分弱の尺を持たせることが出来たのは
 ボージャックが地力の部分で間違いなく上手さが出てきたからこそ。
 22歳でこの成長っぷりは驚きですね。

 ヒルも飛翔感素晴らしいビッグ・フライで
 終盤のファイト・フォーエバー・チャントの栄光に値しました。

 サブミッションを使いこなせば
 更に試合は深化するポテンシャルを持ちつつのこの激戦。
 見事でした。

 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:8/?/22)

Cゴールデン・オポチュニティ・マッチ:山下美優vs.高瀬みゆき(6/11/22)
 (収録日は6/5/22)
 高瀬の分かりやすいファイト・スタイルはアメリカ向きですね。

 座り込んで腕を組み山下に蹴りを打たせ耐えると
 立ち上がって指を指しチョップ。

 女版石井智弘というべき熱いファイトでした。

 また今回は観客をのせる表現が神がかっていて
 盛り上がりの良いアメリカの観客と相乗効果でノリノリでした。

 この感覚味わったら癖になるでしょう。
 またアメリカ参戦して欲しいですね。
 伊藤ちゃんばりに人気者になれる可能性があると思います。

 山下もノリノリの高瀬を相手に
 冷静にそのペースに乗る乗らないを判断をしていて流石。
 丁寧に良い受けを重ねて下支えしているのもにくい。

 終盤の高瀬の攻めにもう少しバリエーションがあったら、と思いますが、
 それ以外は魔法のような時間で最高に上がりました。

 文句なしに好勝負。
 (執筆日:6/?/22)

Dコルビー・コリノvs.クルール(7/16/22)
 (収録日は7/10/22)
 クルールがいきなりレフェリーにチョーク・スラム。
 カオスな始まりで、怪人クルールに対して
 コルビーが生き残れるかというハードコアな内容。

 クルールは観客席で投げ、デス・マッチアイテムも持ってきて、と
 キャラを最大限に活かしたファイトで輝いており、
 それに対して体を張った受けを見せるコルビーも
 コリノの血が流れているな、と思わせました。

 10分弱ながらこの凝縮されたストーリーは魅力的です。

 コルビーがDPWのハードコア担当として定着する中で
 デス・マッチを本場とするゲスト相手にショーケースのひな型を作り上げました。

 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:8/?/22)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@ナショナル王座イリミネーター1回戦:アンソニー・ヘンリーvs.コルビー・コリノ(6/3/22)
Aケヴィン・クーvs.デイビー・リチャーズ(6/3/22)
BDPW世界王座戦:ボージャック(ch)vs.ディエゴ・ヒル(6/3/22)
Cゴールデン・オポチュニティ・マッチ:山下美優vs.高瀬みゆき(6/5/22)
Dコルビー・コリノvs.クルール(7/16/22)