CWF-MA:Best of CWF-MA 2017の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | エリック・ロイヤルvs.アンドリュー・エヴェレット(1/18/17) CWF-MA王座戦:トレヴァー・リー(ch)vs.ブラッド・アティテュード(1/18/17) CWF-MA王座戦:トレヴァー・リー(ch)vs.チップ・デイ(Ep.102 4/26/17) CWF-MA王座戦:トレヴァー・リー(ch)vs.アレックス・ダニエルズ(5/27/17) |
@エリック・ロイヤルvs.アンドリュー・エヴェレット(1/18/17)
ヒールのエリックが観客を直接煽りながら
上手く試合の熱を高めていきます。
ケビン・スティーンを彷彿とさせる試合運びですね。
エヴェレットはとにかく飛びまくります。
エリックがダウンで間の調整を担い下支えしていましたね。
非常にレベルの高い内容でしたが、
雪崩式ジャーマンを着地する等
攻防も王座戦かと見間違うほど熱いものに。
エヴェレットがスプリングボードで会場の鉄骨にぶら下がるシーンもありました。
2人の魅力が存分に出た素晴らしい内容でした。
ぎりぎり好勝負。
(執筆日:5/?/17)
ACWF-MA王座戦:トレヴァー・リー(ch)vs.ブラッド・アティテュード(1/18/17)
ブラッドが瓶を渡すと、椅子に座って殴ってみろよとDQ誘導の挑発。
いきなりDQとは当然ならないものの荒々しいラフ・ファイトとなります。
レフェリーが早々に巻き込まれ更にカオスになると
ここでトレヴァーが流血。
トレヴァーは場外を活かしながら脚で上手く疲労感を演出。
また、ここで観客に近づいたことは
彼らにトレヴァーを身近に感じさせ
絶対王者トレヴァーへ応援を起こす上でも機能していましたね。
ブラッドが竹刀を使い更に応援を引き出します。
十分に溜めた上でトレヴァーの反撃。
竹刀を膝で折ると身一つで攻め立てていきます。
この竹刀といいハイ・テンポの中で
凶器が自然に織り込まれるタイミングが良いんですよね。
ブラッドも悪くない試合運びだが、
トレヴァーが完全にHBKばりに
ストーリー・テリングで観客を引き込みました。
最後は試合開始時に出した瓶を持ち出して
フェイス/ヒールの枠の中でしっかり演出。
同じフェイス/ヒールでも前の試合とは違う個性で激戦を展開しました。
文句なしに好勝負です。
(執筆日:5/?/17)
Bウォー・ゲームス:チーム・デスティニー(ジョーイ・シルヴァ、スティーブ・グリーン、ジェイク・マニング、ジムニ・キッド、タイ・デリンジャー)vs.チーム・ダイナスティ(リック・コンヴァース、ブラッド・アティテュード、ジリシス、カミカゼ・キッド、ウィリアムTクロス)(2/24/07)
頑張って2つのリングを用意。
最初の絡みからリングとリングの間を使って
攻防をして魅せてくれますね。
ヒールのデスティニーから加入。
1対2の数の差でヒール制圧になるのが常ですが、
今回は持ち込んできた椅子をアティテュードが奪って
逆に椅子攻撃で流血させる、というのが珍しかったですね。
その後もトップ・ロープ技、ケージ上スワントーンなど
派手な技がいくつも飛び出す内容になっていますね。
ケージ内全体の絵が見えず、焦点が作られていませんが、
このカオスさこそオリジナルのウォー・ゲームスらしさでもあります。
オリジナルのエラリングのような位置づけで
コミッショナーも参加していますし、そこは意識していたんでしょうね。
それであればセル攻撃をもう少し重く取り扱って欲しいものの、
そこは現代的判断で後回しになりましたか。
最後はデスティニーがレフェリーを襲撃して鍵を奪い
5対5のはずが、5対6になり手錠でダイナスティが捕縛される展開。
クロスの目の前でコンヴァースを血祭りにあげ、
殺すぞ、と脅してクロスをギブ・アップさせるフィニッシュ。
終盤の一進一退はなくブックによる演出だけなので
そこで物足りなさは残りますが、オリジナルへのリスペクトが光る一戦です。
好勝負に届かずも中々良い試合。
(執筆日:1/?/20)
CRGL王座戦:カイン・ジャスティス(ch)vs.ドミニク・ギャリーニ
(Ep.96 3/15/17)
ドミニクは柔道MMAスタイル。
結構テクニックがありグラウンドの
引き込み方は見応えがありましたね。
カインはヒールですがヘタレず
こちらはプロレス的腕攻めで応酬。
色々な要素で散逸しそうな印象がありますが、
今回はロング・マッチでもないので粗とまではいかないですね。
ドミニクは終盤カウンターから投げを連打して
大きな流れを作って綺麗にまとめあげました。
ドミニクは第2のマイク・ベイリーになれそうな気がしますね。
中々良い試合。
(執筆日:5/?/17)
DCWF-MS王座戦、6パック・イリミネーション・マッチ:トレヴァー・リー(ch)vs.チップ・デイvs.オットー・シュワンツvs.スミス・ギャレットvs.エリック・アンドリュースvs.カイン・ジャスティス(Ep.97 3/22/17)
4コーナーズ・マッチ形式。
場のテンポに身を任せる形で
試合を運ぶのでレスラーの技能がそのまま反映される訳ではありませんが、
やはりリーやデイが出れば引き締まるし、
逆にこの2人が出なければ落ちる感は否めない。
控え介在スポットからギアをあげると
フォールが適度にあるので良い雰囲気のまま突っ走ります。
デイが最後まで残らなかったのが少し残念ですけどね。
中々良い試合。
(執筆日:5/?/17)
ECWF-MA王座戦:トレヴァー・リー(ch)vs.チップ・デイ(Ep.102 4/26/17)
序盤のレスリングはリーがリード。
鏡像の動きやハイ・フライの演舞も
技は成功させず防ぎ合って抑え目の土台作り。
しっかりと一つ一つ出来ることは挑戦し積み上げていきます。
チップの蹴りを活かして疲労感を蓄積させ、
20分経過時に1回仕切りなおして打撃の打ち合い。
激しい技の数々によるニア・フォールと
リーが中々自分の形に持っていけない展開に
もう1段階試合のボルテージがあがっていきます。
そろそろ反撃しないと退屈させてしまうのでは、と普通思ってしまうものですが、
リーは耐えに耐えて、蹴りの連打を気合で乗り切るところまでやって反撃。
この感覚と実際にこなして見せる構成力、演技力はHBKを彷彿とさせますね。
リーの反撃後比較的あっさりと幕を閉じましたが、
全体的な構成を考えるとこれもありか。
またしても数珠の王座戦をやってのけました。
文句なしに好勝負。
(執筆日:5/?/17)
FCWF-MA王座戦:トレヴァー・リー(ch)vs.アレックス・ダニエルズ(5/27/17)
ダニエルズはヘタレ・ヒール。
以前戦っていることもあって丁寧にリアクションを重ねています。
攻めにおいても打撃ベースでリングを広く使い
ヒートを着実に高める仕事人ですね。
相手がこれだけしてくれれば
CWFの名勝負製造機トレヴァーには十分。
攻撃を食らった際の状態で
相手に次に何をして欲しいか正確に伝えあえながら
見事に素晴らしい試合を描きあいました。
ぎりぎり好勝負。
(執筆日:5/?/17)
注目試合の詳細
なし試合結果
@エリック・ロイヤルvs.アンドリュー・エヴェレット(1/18/17)ACWF-MA王座戦:トレヴァー・リー(ch)vs.ブラッド・アティテュード(1/18/17)
Bウォー・ゲームス:チーム・デスティニー(ジョーイ・シルヴァ、スティーブ・グリーン、ジェイク・マニング、ジムニ・キッド、タイ・デリンジャー)vs.チーム・ダイナスティ(リック・コンヴァース、ブラッド・アティテュード、ジリシス、カミカゼ・キッド、ウィリアムTクロス)(2/24/07)
CRGL王座戦:カイン・ジャスティス(ch)vs.ドミニク・ギャリーニ
(Ep.96 3/15/17)
DCWF-MS王座戦、6パック・イリミネーション・マッチ:トレヴァー・リー(ch)vs.チップ・デイvs.オットー・シュワンツvs.スミス・ギャレットvs.エリック・アンドリュースvs.カイン・ジャスティス(Ep.97 3/22/17)
ECWF-MA王座戦:トレヴァー・リー(ch)vs.チップ・デイ(Ep.102 4/26/17)
FCWF-MA王座戦:トレヴァー・リー(ch)vs.アレックス・ダニエルズ(5/27/17)