TOPアメリカン・プロレスどインディー →BSE:Xtreme Xmas The Storm of the Century 12/3/06

BSE:Xtreme Xmas The Storm of the Century 12/3/06の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

2枚組み約3時間50分。

 さてここに取り上げますのはカナダの団体BSE。
 話題になった牛海面状脳症ではございません。
 Blood Sweat Ears。
 血、汗は分かるとして耳!?
 Blood Sweat Tearsのもじりから来ているのでしょうね。。

 まずはオープニング・プロモ。
 これは音楽も良いし今DVDのハイライトであります。
 DVD化に6ヶ月もかかるんだからこれぐらいやってくれなくては。
 それぞれの試合を評価する気も起こらない
 どインディーなのに、これで観客大入り、
 TV放送も獲得しているんだから世の中分かりません。
 こういうのを見る度に何故IWA-MSが
 あんなに閑散としているのか首を傾げてしまいます。
 簡単にメインまで飛ばしていきます。

 まず3試合目のブラックアウツはCZWのBLKとは別物です。
 タッグ戦線のTOPはスーサイド・キッズとTNTです。
 スーサイド・キッズはM-Doggの劣化版みたいな2人。
 ある程度はできるようで今回の試合も悪くありませんでした。 
 一方のTNTは微妙。

 カナダの団体ということでIWSレスラーも出るようです。
 パイザンはこの時期スーサイド6Pacチャンピオンになっています。
 スーサイド6Pacという試合形式でのみ(只の6マン4コーナー・マッチです)
 行われるのが特徴ですが
 それぞれの個性が出にくくスポット・フェストにしか向いていない6人バージョンより
 4人バージョンでやればいいのにと突っ込みたい所です。

 シングルのTOPはジェームス・チャンページとロバート・ルードで
 ここに友好関係にあるTNAレスラーが加わります。
 やはりカナディアンを前面に出した
 クリスチャンやチーム・カナダが優遇されています。
 こんな所でメインへ。

Hクリスチャン・ケイジvs.ランス・ストーム
 さてメイン・イベントはカナダ人限定ドリーム・マッチ(笑)。
 セミ・リタイア状態のストームとTNAに移ったクリスチャンの対決です。
 試合前のファン・サービスは最高レベルで
 観客の盛り上がりも素晴らしい。
 しかし試合となるとまあまあ良いという程度ですね。
 ストームはWWEから離れて
 試合構築の腕は衰えていないものの、ますます地味になっているし
 クリスチャンはいつも通り観客に媚を売る事に御執心ですから。
 それでも当然マッチ・オブ・ザ・ナイトです。

総評
 カナダ人でもない限り
 手に入れる必要ないんじゃないでしょうか。
DVD Rating:☆☆☆☆☆

注目試合の詳細

Hクリスチャン・ケイジvs.ランス・ストーム
  クリスチャンが丁寧にジャケットを折り畳んでいるとThis is Awesomeコール。
  両者握手を交わす。
  クリスチャンはほら俺みたいにダンスしろよと無茶振り。
  ストームが恥ずかしながらもダンスするとHoly Shit!コール。
  観客からは5Second Pose。
  2人は応じてポーズしThank Youコール。
  クリスチャンがスピン・ルーニーを披露。
  ストームも披露。
  ようやく試合開始。
  まずはレスリング。
  ロープ・ワークからストームがフライング・ショルダー・タックル。
  クリスチャンは場外で間を置く。
  力比べに。
  ストームはロープに飛び乗ってからアーム・ドラッグと衰えていない事を示す。
  腕を取られたクリスチャンは冷静にロープ・ブレイクで逃れる。
  チョップの打ち合いからクリスチャンがモンキー・フリップ。
  ストームは側転して防ぐとレッグ・ラリアット。
  場外に逃れようとしたクリスチャンを捕らえ滞空式ブレーン・バスター。
  カバーするもカウント2。
  ストームが攻めていく。
  クリスチャンはショルダー・スルーでストームを場外に落とそうとする。
  ストームはエプロンに着地するとスプリングボード式の技へ。
  クリスチャンが空中で捕らえパワー・スラムに切り返す。
  両者ダウン。
  クリスチャンの反撃開始。
  スパイン・バスターからカバーするもカウント2。
  コーナー上のストームを突き落とす。
  リングに戻し腰を中心に甚振る。
  ストームが隙を突いてカナディアン・クラブを狙うも防がれる。
  ストームは振り返してクリスチャンをコーナーにぶつける。
  両者ダウン。
  ストームが猛攻を見せる。
  クリスチャンは流れを断とうとストームを投げ捨てる。
  ストームはエプロンに着地するとダイビング・クローズライン。
  カバーするもカウント2。
  クリスチャンがカウンターでスピアーを決めカバー。カウント2。
  フロッグ・スプラッシュへ。
  ストームは避けるとスーパー・キックを決めカバーするがカウントは2。
  ならばとカナディアン・クラブを狙う!
  クリスチャンはサミングで防ぐと突進。
  ストームが抱え上げる。
  クリスチャンは逃れると同時にアンブリティアーで1,2,2!カウントは2!
  クリスチャンはレフェリーに文句を言い、ストームに張り手。
  ストームが張り手を打ち返す。
  怒ってクリスチャンが突進。
  ストームは避けると同時にカナディアン・クラブに捕らえる!
  クリスチャンがロープを掴む。
  引き離してクローズラインへ。
  クリスチャンは避けるとアンブリティアーへ!
  ストームはバック・ドロップに切り返す。
  着地したクリスチャンにスーパー・キックを放つ。
  クリスチャンは受け止めるとアンブリティアーで1,2,3!
  クリスチャンの勝利!

試合結果

@ジェイク・オライリーvs.エル・ヴィゴッテ・ドスvs.ダンシング・ピート
Aフレッシュvs.エル・ソンブラ
Bブラックアウツvs.オール・スターターズ
Cフランキー・ザ・モブスターvs.コブラ・カイ
Dタッグ・トーナメント準決勝:T-Unitvs.スーサイド・キッズ
E4コーナー・エリミネーション・マッチ:エンジェル・デ・ゲラvs.クリス・チェンバーズvs.アシュvs.ダン・パイザン
Fケリー・カトゥーン、トレイシー・ブルックスvs.ティアナ・リンガー、 21世紀フォックス
Gタッグ・トーナメント準決勝: ジェームス・チャンページ、ロバート・ルードvs.TNT(DQ)
Hクリスチャン・ケイジvs.ランス・ストーム
@スーサイド6パック・マッチ:セバスチャンvs.マイクvs.ウィルvs.クリスvs.ブライアンvs.ジェイソン(12/3/06)
Aジェームス・チャンページvs.コーディ45(10/21/06)