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BLP:Best of BLP 2020の分析


名勝負 なし
好勝負 BLP王座戦:エリック・スティーブンス(ch)vs.ジョシュ・アレキサンダー(2/29/20)

ジョシュ・アレキサンダーvs.リー・モリアーティ(8/22/20)

BLP王座戦:エリック・スティーヴンス(ch)vs.カルヴィン・タンクマン(8/22/20)

@オフィディアンvs.ロッキー・ロメロ(1/17/20)
 レスリング・クリニックのテクニカルなものから
 会場を巻き込んだアピール合戦まで。

 両者の幅の広さを見せつけましたね。

 メイン仕様ではないものの
 アンダーカードとしてワン・オブ・ゼムに埋もれる気はさらさらない、
 両者の気概をビンビンに感じる一戦。

 テーマ性のある終盤の攻防の作り方も面白かった。

 好勝負に届かずも中々良い試合。
 (執筆日:9/?/20)

ABLP王座戦:エリック・スティーブンス(ch)vs.ジョシュ・アレキサンダー(2/29/20)
 タフガイに張り合い
 勢い良くジョシュが蹴り飛ばすと
 エリックも最高速度のトペを叩き込みます。

 エリックは復帰後一番の試合運びですね。
 緩急付、相手との同調性、受け時の微調整etc...。

 ジョシュもリミットを外し
 攻撃性を存分に発揮してぶつけていきます。

 ロープ・ワークによるフロー感の演出が素晴らしいモンスター・ファイト。
 クライマックスの変調もできていて素晴らしかった。

 文句なしに好勝負。
 (執筆日:3/?/20)

Bミッドウェスト王座戦:カイリー・レイ(ch)vs.ブレイク・クリスチャン(8/22/20)
 元気印のカイリーですが
 試合が始まればしっかりした動きを見せます。
 伊達に王座を任されていません。

 ブレイクも程よいヘタレで対等に見せています。
 ムーブでの見せに走るかと思いきや抑制を利かせて
 身体能力関係ない表現力も十分混ぜながら緩急を利かせている所に大きな成長を感じさせます。

 少しミスしてもフォローしながら適切に進行。

 今や前例も多く期待値の上がったインタジェンダー・マッチですが、
 終盤も丸め込み、サブミッションを利かせることで
 技の攻防の幅を広げつつも
 風呂敷をしっかり畳み切りました。

 予想以上の内容に両者に拍手を送りたいですね。

 好勝負に少し届かず。
 (執筆日:9/?/20)

Cジョシュ・アレキサンダーvs.リー・モリアーティ(8/22/20)
 ジョシュのパワフルな動きに対し
 リーが軽快に自分の形に持って行って対抗。
 
 単なるアンダードッグに落とし込まず
 自分ならではの強みを発揮していて、
 このカードにかける期待に応えていきましたね。

 エプロンでのスラムなどスポットの助けを得て
 ジョシュと納得感のある一進一退。
 
 新進気鋭のリーのポテンシャルが十分発揮されています。

 攻防の組み立てが一つ一つ段階を踏んでいて最後まで隙が無かったですね。

 最後はジョシュが切って捨てるような形でフィニッシュでしたが、
 身の詰まった攻防にリマッチをしないかと見終わるや妄想してしまいました。

 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:9/?/20)

Dアンソニー・ヘンリーvs.ベンジャミン・カーター(8/22/20)
 ヘンリーが不意打ちビッグ・ブーツでスタート。
 冷静に試合を作り上げつつも、
 トぺを受け止めると観客の椅子の上にニー・クラッシャーを決めたりと
 過激な攻撃性も見せていて完成されたワークですね。
 観客に対する表情・視線の見せ方も計算されています。

 一方のカーターはここ最近注目が集まっているだけあって
 ムーブの切れ味は天下一品ですね。

 ただヘンリーの脚攻めに対して都合の良いセルをしていて、
 まだまだレスラーとして完成度を高めていく必要はありますね。

 中々良い試合。
 (執筆日:9/?/20)

EBLP王座戦:エリック・スティーヴンス(ch)vs.カルヴィン・タンクマン(8/22/20)
 動ける巨漢のタンクマンがハイパー・アーマー設定まで当たられ、
 トぺも防いでエプロンへのスパイン・バスター、と
 最強の挑戦者として上手く演出されていますね。

 この敵に対してスティーヴンスも
 タンクマンをダウンさせ腕を壊すための素晴らしい攻めを見せます。

 最初の入りの構図だけで終わらず
 そこから次々と印象に残るシーンが生まれていきます。

 タンクマンがあの体格でスタンディングSSPを見せたのは驚きましたね。

 最強の挑戦者を絶望的な壁として演出しつつも
 腕攻めを信じて拘りぬく攻防はドラマチック。

 タンクマンは体形も相まって繊細な動きが出来ないので
 大味な所はどうしても残りますが、
 キャリア・ベストであることは間違いない素晴らしい試合に仕上がっています。

 ぎりぎり好勝負。
 
 タンクマンが悲願の王座奪取となりましたが、
 即座にサムシングが乱入・いつでもどこでも挑戦権を行使し、王座を強奪しました。
 (執筆日:9/?/20)

Fレイラ・ハーシュvs.ジョシュ・アレキサンダー(10/11/20)
 身長差が大きいので攻防には少なからず制約があるでしょう。
 構成も簡易的です。

 それでもこの試合は凄い。

 身長差、男女差があるにも関わらず
 レイラの攻めには説得力しか感じない。
 
 コーナーにうずくまるジョシュを引き寄せてのサイトウ・スープレックスには
 思わず声が出てしまうほどのインパクトでしたね。

 そしてジョシュは全く躊躇することなく
 えげつない攻めでレイラを迎え入れます。

 第2試合で10分ほどの試合ではありましたが、
 手抜きせずタフ・ファイトをやり抜いてくれました。

 好勝負に届かずも中々良い試合。
 (執筆日:10/?/20)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@オフィディアンvs.ロッキー・ロメロ(1/17/20)
ABLP王座戦:エリック・スティーブンス(ch)vs.ジョシュ・アレキサンダー(2/29/20)
Bミッドウェスト王座戦:カイリー・レイ(ch)vs.ブレイク・クリスチャン(8/22/20)
Cジョシュ・アレキサンダーvs.リー・モリアーティ(8/22/20)
Dアンソニー・ヘンリーvs.ベンジャミン・カーター(8/22/20)
EBLP王座戦:エリック・スティーヴンス(ch)vs.カルヴィン・タンクマン(新チャンピオン!)(8/22/20)
Fレイラ・ハーシュvs.ジョシュ・アレキサンダー(10/11/20)