TOPアメリカン・プロレスどインディー →AWR:Best of AWR 2021

AWR:Best of AWR 2021の分析


名勝負 なし
好勝負 プールズ・オブ・ファックリー・デス・マッチ:ミッキー・ナックルズvs.AKIRA(3/28/21)

@プールズ・オブ・ファックリー・デス・マッチ:ミッキー・ナックルズvs.AKIRA(3/28/21)
 凶器の入ったプールが幾つか用意された形式。

 AKIRAが思いっきり給水ボトルを叩きつけ、
 お題目のプールをご挨拶、とばかりに使って好スタート。

 と思いきや場外戦に移ると
 良い意味でお題目すっ飛ばして
 薄型TVをぶつけまくるし、会場の外に出て椅子に座っての拳合戦もするし、
 デス・マッチのあらゆるものを詰め込んだごった煮になっています。

 更に驚いたのはAKIRAの攻め。
 最初の給水ボトルの一発は掴みだからと思っていましたが、
 その後も試合全体を通して強烈な攻め。
 相手がミッキーと言え、この攻めを突きとおす覚悟はお見事。
 そしてそれを受けきった上で、張り合ったミッキーも流石イアンの愛弟子。

 長い旅路を経て最後はお題目のプールに戻り印象的なフィニッシュ。

 AKIRAがまた一歩次のステップに踏み込んだことを実感させる内容でした。

 文句なしに好勝負。
 (執筆日:4/?/21)

Aアシラム・デス・マッチ・トーナメント決勝、ノー・キャンバス・シット・トン・オブ・グラス・デス・マッチ:デイル・パトリックスvs.ミッキー・ナックルズvs.レミントン・ロールvs.AKIRA(7/11/21)
 ロープ据え付けの蛍光灯を勢いよく打ち割っていき、1分でほぼ全て消費。

 場外に移っても、もう一組がやってくれるだろうなんて他人任せではなく
 自分が主役だとばかりにハイテンションに暴れまわります。
 決勝でこのフル・スロットルの攻防は上がりますね。

 イリミネーション制ではない、というのはルール上の動機になっていますが、
 これは単純に彼らのデス・マッチ魂の練度が高いからでしょう。

 リングに戻ると4人で椅子に座るとビールを飲んで拳の打ち込み合い。
 ビールが揃わずAKIRA一人エナジー・ドリンクになったのには笑いましたね。

 勢いのある内容でしたが、AKIRAがロールを持ち上げて投げ落とした際にアクシデント発生。
 足を捻ったか一時離脱せざるを得なくなってしまいます。

 AKIRAが抜けても走り切るだけのコンディションに3人はあったと思いますが、
 いかんせんAKIRAが今回の優勝予定者…。
 AKIRA抜きで終わらせることもできないので、
 どうしたものかと迷いが前面に出た時間稼ぎになってしまいましたね。
 アクシデントなので仕方ないとはいえ、
 それまでの内容が良くて好勝負になりそうなレベルだっただけに勿体なかった。
 最後に何とかAKIRAが戻ってきて形がつく格好で終えたので凄く評価を下げることもないですが。

 好勝負に届かずも中々良い試合。
 (執筆日:8/?/21)

Bゴッデス・オブ・デス決勝:ミッキー・ナックルズvs.ランディ・ウェストvs.サディーカ(10/16/21)
 椅子に座ると三つ巴で顔を殴り合い。

 このカードの重みを感じているシーンもありますが、
 肝心のサディーカとミッキーのコミュニケーションがいまいち。
 
 他団体でもそうでしたし、
 いまいち気が合わないんでしょうね。
 
 この2人に挟まれるとランディも印象が薄く分が悪かった。

 フィニッシャーに関してミッキーとサディーカの認識が一致しないせいで
 決着後の視聴後感も気持ちよくなく…。

 平均レベル。
 (執筆日:11/?/21)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@プールズ・オブ・ファックリー・デス・マッチ:ミッキー・ナックルズvs.AKIRA(3/28/21)
Aアシラム・デス・マッチ・トーナメント決勝、ノー・キャンバス・シット・トン・オブ・グラス・デス・マッチ:デイル・パトリックスvs.ミッキー・ナックルズvs.レミントン・ロールvs.AKIRA(優勝!)(7/11/21)
Bゴッデス・オブ・デス決勝:ミッキー・ナックルズ(優勝!)vs.ランディ・ウェストvs.サディーカ(10/16/21)