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ACTION:Best of ACTION 2022の分析


名勝負 なし
好勝負 インディペンデント王座戦:アレックス・シェリー(ch)vs.ACマック(1/21/22)

IWTV世界王座戦:ACマック(ch)vs.マーシャ・スラモヴィッチ(3/4/22) 

アンソニー・ヘンリーvs.アレックス・シェリー(5/6/22)

@インディペンデント王座戦:アレックス・シェリー(ch)vs.ACマック(1/21/22)
 レスリングに演舞。

 シェリーが手への攻めを混ぜ得意の形へ。

 制しすぎることなくマックの方に注目を行かせてじっくりと仕上げます。

 マックもしっかり仕上げて来ていて問題ない動き。
 反撃の流れは素晴らしく、終盤もお互いの良さが出る形で焦らず積み重ねました。

 シェリーの政権は思いのほか短かったものの良い形で次に繋げましたし、
 バトンを受け取る側もそれだけの資質を示しました。

 Black lives MatterとLGBTQ +、マック自身が成長し機運を作ったタイミングということで
 もろもろ重なって最高の盛り上がりを生み出しました。

 ぎりぎり好勝負。

AIWTV世界王座戦:ACマック(ch)vs.マーシャ・スラモヴィッチ(3/4/22) 
 マックのマイクを遮る形でマーシャが奇襲。
 
 女性でパワーに劣れば、受けに回る方がやりやすく、
 そこで判官びいきを得ることも出来るのに
 敢えてヒールとしてマックを場外でシバキまくるマーシャ。

 マーシャならではの英断であり、その攻めっぷりはケチのつけようがありません。

 マックも手加減せず持ち前の陽気さで
 観客に罪悪感覚えさせずに自分を応援させます。

 初のLGBTQ+王者の防衛戦一発目としてThe Movement Begins!と銘打った大会で
 これまた昨今のThe Movementの一つである女性のマーシャを当てる
 団体のブッキングも凄ければその期待に応えた2人も凄い。

 The Movement Begins!のThe Movementはマックのそれではなく
 マーシャがこの試合で勝って起こすそれではないか、と思わせる程
 激しい攻防が繰り広げられましたからね。

 文句なしに好勝負。

BACTION王座戦:エリック・ロイヤル(ch)vs.ケヴィン・クー(新チャンピオン!)(3/4/22)
 エリックはクーを脚攻めでダウンさせ罵倒。
 ヒール王者として良い仕事をしていましたが、
 IWTV世界王座戦が2試合前にあった為に、
 会場の雰囲気が再燃焼しきらず厳しい所ありましたね。

 クーもエリックに対して
 適切に合っていて試合としてはまとまりがありましたが、
 王者交代劇の割にはどうしても印象に残らなかった。

 中々良い試合。

Cアンソニー・ヘンリーvs.アレックス・シェリー(5/6/22)
 感情の火花を散らしながら切れあるアクションで対抗し盛り上げ。

 中盤はシェリーが部位攻めですが、
 冷徹にヘンリーの動きをつぶしていく怖さを見せましたね。

 これに対するヘンリーの受けの距離感の取り方も素晴らしかった。

 ヘンリーの反撃も張り手一発でひっくり返したり、
 両足でドラスク決めたり、と印象的なものが揃っています。
 
 クリエイティビティと熱さが同居していて
 オープニングとは思えない激戦でした。

 ぎりぎり好勝負。

DIWTVインディペンデント・レスリング世界王座戦:ACマック(ch)vs.アンソニー・グリーン(5/6/22)
 グリーンがヒールとして良い味を出していますね。
 場外で持ち上げロープ逆さづりにしたシーンは印象的でした。

 マックもポイントでトペ連発。
 持ち味を出しています。

 遺恨を良い形で盛り上げてこの試合に臨んだ印象でしたが、
 試合もその前のセットアップの勢いそのままにクオリティ高い結果に。

 欲を言えば終盤のボリュームがもう少し欲しかったか。

 好勝負に少し届かず。
 (執筆日:6/?/22)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@インディペンデント王座戦:アレックス・シェリー(ch)vs.ACマック(新チャンピオン!)(1/21/22)
AIWTV世界王座戦:ACマック(ch)vs.マーシャ・スラモヴィッチ(3/4/22) 
BACTION王座戦:エリック・ロイヤル(ch)vs.ケヴィン・クー(新チャンピオン!)(3/4/22)
Cアンソニー・ヘンリーvs.アレックス・シェリー(5/6/22)
DIWTVインディペンデント・レスリング世界王座戦:ACマック(ch)vs.アンソニー・グリーン(5/6/22)