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3-2-1 Battle!:Best of 3-2-1 Battle! 2019の分析


名勝負 なし
好勝負 ダニエル・マカベvs.ジョナサン・グレシャム(4/19/19)

ダニエル・マカベvs.ティモシー・サッチャー(7/12/19)

GO!トーナメント公式戦:ダニエル・マカベvs.エリー・タイラー(12/13/19)

@ダニエル・マカベvs.ジョナサン・グレシャム(4/19/19)
 プロレスならではの相手に動いてもらうという意味では
 予定調和ではあるのだけど
 その動き方、テンポ・コントロール、テクニックの余韻で
 次を予想するよりも目の前のアクションに注目させ愉しませる。
 演者自身も最高に愉しんでいる。
 常に動きつつ、常に意味を加えた極上のレスリングです。
 腕を痛めて劣勢になったマカベが
 グレシャムのブーツの紐を解き、その隙を突き反撃。
 マカベのこずるさの見せ方、
 腕の痛みをデフォルメする中での格好の付け方は
 まさにプロレスラーならでは。
 グラウンドからスタンディングに移っても
 芳醇なプロレス要素のつむぎ方は面白く、
 ROH 12/14/18のグレシャムvs.セイバーJr.を彷彿とさせました。
 文句なしに好勝負。
 (執筆日:4/?/19)

Aダニエル・マカベvs.ティモシー・サッチャー(7/12/19)
 それに値する黄金カードとはいえ
 まさか3年連続で組まれるとは嬉しいですねぇ。
 レスリングは少々端折っているがテクニカル。
 不意のビッグ・ブーツからティモシーが主導権を掴むと荒々しい攻め。
 ティモシーのこの厳しさは
 場内実況形式のこの団体では非常に映えます。
 反撃の流れを作る中でマカベはもう少し間を置くと映えた印象。
 テンポを優先させすぎたか。
 終盤のサブミッション合戦は
 決める為の攻防を焦点にしていて彼ららしい。
 過去2戦と比べると少し散逸ながら、
 テクニカル度に関しては引けを取らず素晴らしい内容です。
 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:7/?/19)

Bアレックス・ゼインvs.ダニエル・マカベ(10/18/19)
 マカベのレスリング・カウンターが冴え渡っていますね。
 ゼインの動き一つ一つに対応し攻防の幅が広がっていく。
 試合の広がりが普通の試合より段違いですね。

 細かな粗はありますが、
 一つ一つの動きに驚きがあるので
 少し齟齬があっても試合の熱はまったく冷めやらなかった。
 好勝負に届かずも中々良い試合。

CGO!トーナメント公式戦:ダニエル・マカベvs.エリー・タイラー(12/13/19)
 マカベはレスリングに目がいきがちですが、
 決してそれだけではないですね。
 それを改めて実感させるのがこの試合です。

 入場中のエリーにマカベが不意打ちトペでスタート。
 エリーがアスレチックに動き回るスタイルなので、
 7分半と試合時間こそ短いものの
 これでもかとアクションが詰め込まれています。

 そしてそのアクションは
 ハイ・フライヤーが行うスポット・フェストと違い芳醇で感心させられる。

 腕を掴んで押さえ込んだマカベがエリーをロープ際に押し込み、
 エリーの脚をロープに絡めた後、相手の顔に肘を当てて、
 自分の腕を叩いて禁止技のエルボー打ち込み。
 この1シーンにマカベのセンスが象徴されているように思います。

 エリーも自由度の高い攻防を求められているので
 少々粗さは出てくるもののこの試合では大いに輝いていた。

 素晴らしい7分半でした。
 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:12/?/19)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@ダニエル・マカベvs.ジョナサン・グレシャム(4/19/19)
Aダニエル・マカベvs.ティモシー・サッチャー(7/12/19)
Bアレックス・ゼインvs.ダニエル・マカベ(10/18/19)
CGO!トーナメント公式戦:ダニエル・マカベvs.エリー・タイラー(12/13/19)