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AEW:Best of AEW TV Matches 2025 part.7の分析


名勝負 ROH世界王座戦:バンディード(ch)vs.マスカラ・ドラダ(Collision Fright Night Collision 11/1/25)
好勝負 TNT王座戦:カイル・フレッチャー(ch)vs.エース・オースチン(11/8/2025)

ブラッド&ガッツ・マッチ:メルセデス・モネ、マリーナ・シャフィール、メーガン・ベイン、ジュリア・ハート、スカイ・ブルー、テクラvs.トニー・ストーム、白川未奈、ハーリー・キャメロン、ジェイミー・ヘイター、クリス・スタットランダー、ウィロウ・ナイチンゲール(Dynamite Blood & Guts 11/12/2025)

ブラッド&ガッツ・マッチ:ダービー・アレン、ロデリック・ストロング、カイル・オライリー、マーク・ブリスコ、オレンジ・キャシディーvs.ジョン・モクスリー、PAC、ウィーラーYUTA、ダニエル・ガルシア、クラウディオ・キャスタニョーリ(Dynamite Blood & Guts 11/12/2025)

@ROH世界王座戦:バンディード(ch)vs.マスカラ・ドラダ(Collision Fright Night Collision 11/1/25)
 CMLLでも大成功したトップ・ルチャ対決がAEWでリマッチ。

 ロメロ・スペシャルを背筋で逃れる動きから演舞。
 ワン・ハンド・ボディ・リフトなど
 驚きのムーブを混ぜながらチェーンさせていきます。

 ルチャでありながら一般的ルチャのイメージに止まらない
 豊かな動きで攻防の可能性を膨らませていきます。

 圧巻されっぱなしのチェーン・アクションに熱狂。

 結構ハイ・フライ盛り盛りのルチャは構造がシンプルでアピール要素強めが本場では多く、それはそれで良いのですが、
 今回はより自由に場を所狭しと動き回っていて面白かったですね。

 ぎりぎり名勝負。

ATNT王座戦:カイル・フレッチャー(ch)vs.エース・オースチン(11/8/2025)
 普段接点ない中で試行錯誤は感じつつ
 両者を立てる形になっていますね。

 余り体格差を出さずエースの打撃一発ちゃんと効果的なダメージ設定で展開。
 
 それに伴い想像よりエースの攻め比率が大きい中で
 素晴らしい切り返し合いをこれでもかと詰め込んだ密度のある攻防でした。

 体格差無視に映る所もありますが、
 ここまでエースの魅力を再確認させられると
 エースがウェイトを増して正式にヘビー級転向しないかなと思ってしまいますね。
 
 ぎりぎり好勝負。

Bブラッド&ガッツ・マッチ:メルセデス・モネ、マリーナ・シャフィール、メーガン・ベイン、ジュリア・ハート、スカイ・ブルー、テクラvs.トニー・ストーム、白川未奈、ハーリー・キャメロン、ジェイミー・ヘイター、クリス・スタットランダー、ウィロウ・ナイチンゲール(Dynamite Blood & Guts 11/12/2025)
 女性初のブラッド&ガッツ・マッチ。
 まずはスカイ・ブルーとウィロウから。
 ウィロウがパワフルさを見せつつケージも器用に使います。
 対するスカイは早くも流血。
 心配するレベルの流血量で
 女性だから形式名折れするのではという危惧を早くも吹き飛ばしたね。

 その後はヒールから入っていく順番なので、
 人数差で戦局が変わる分かりやすい展開となっています。
 6人ずつなので、全員が揃うまでも若干長いのですが、適切にこなしましたね。

 モネやトニーのAEWトップ・スターに加えて、
 メーガン、シャフィールのような稀有なスタイルのレスラーも揃っているのは大きかった。

 モネがコレクションのベルトを入れて5人全員でベルト攻撃したり、
 白塗りのトニー・ストームが見事なキャラで
 ユーモラスでちょっと不思議な雰囲気感をこの凄惨な試合の中で醸したりと
 用意した工夫も面白かったですね。

 全員が揃った後もケージ外含めてスポットは潤沢。
 女性だから、と、オープニングだから、と甘んじるということもなく
 ビッグ・マッチを追求していきました。

 最期のエンディングもそれまでの過程で
 仲の良さをちゃんと前振りしていたからこそ納得感があります。

 文句なしに好勝負。

Cフォールズ・カウント・エニウェア:アダム・ペイジvs.パワーハウス・ホブス(Dynamite Blood & Guts 11/12/2025)
 それぞれターン・バックルを外した上で試合開始。
 試合の行く末を暗示しながら
 2つのリングがある中で機動力も活かして攻防。

 ホブスの試合運びをペイジがフォローして
 抑揚のある攻防に仕上げていますね。

 観客席への移行など歴史的な文脈が乏しい流れになっており、
 ここがクライマックスだったのだと
 後から構築に関して実感が伴ってくるのはちょっと勿体ない点。

 それでも入場ゲート上の攻防からの爆破演出には
 ECWっぽさを感じてニヤリとさせられますね。

 NXTのラスト・マン・スタンディングと見比べると尚楽しめます。

 好勝負に少し届かず。

Dブラッド&ガッツ・マッチ:ダービー・アレン、ロデリック・ストロング、カイル・オライリー、マーク・ブリスコ、オレンジ・キャシディーvs.ジョン・モクスリー、PAC、ウィーラーYUTA、ダニエル・ガルシア、クラウディオ・キャスタニョーリ(Dynamite Blood & Guts 11/12/2025)
 リーダーのダービーが先発。
 対するはYUTA。
 セルから出て煽る所をダービーが追撃し、
 いきなりセル外の攻防に流血で掴みはOK。

 フェイス側からの追加なので
 人数差による展開にすると退屈になりますが、
 実力者、キャラ濃いので
 なりでは展開させずしっかり惹きつけていますね。
 
 中盤は点による演出の印象も少しありますが、
 マークが事前の襲撃で登場できず?の演出で流れを作ります。

 その中で追加されたモクスリー。
 試合巧者が揃っているとはいえ
 この手のデス・マッチ・テイストを帯びた試合において
 モクスリーの上手さはこの中でも群を抜いていますね。
 
 カイルの大流血も相まって
 一気にエスカレートしていきましたね。 
 
 全員が出そろった後、
 マークが遅れて登場する定番の演出から、
 セルの上での殴り合いや、火炎テーブルなど圧巻の演出。
 ロング・マッチでカオスに混線している所も感じなくもないですが、
 これはAEWにしかできない内容でしたね。

 文句なしに好勝負。
 (執筆日:11/?/25)