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AEW:Best of AEW TV Matches 2024 part.1の分析


名勝負 なし
好勝負 ダービー・アレンvs.コウノスケ・タケシタ(Dynamite 1/3/2024)

ザ・ハウス・オブ・ブラック(マラカイ・ブラック、バディ・マシューズ、ブロディ・キング)vs.ダニエル・ガルシア、FTR(キャッシュ・ウィーラー、ダックス・ハーウッド)(Collision 1/13/2024)

AEW世界王座戦:サモアジョー(ch)vs.ホック(Dynamite 1/17/2024)

エスケープ・ザ・ケージ・イリミネーション・マッチ:マーク・ブリスコ、FTR(キャッシュ・ウィーラー、ダックス・ハーウッド)vs.ザ・ハウス・オブ・ブラック(ブロディ・キング、バディ・マシューズ、マラカイ・ブラック)(Collision 1/27/2024)

@ダービー・アレンvs.コウノスケ・タケシタ(Dynamite 1/3/2024)
 トペをニーで打ち落とし、花道で連続ジャーマンなど
 アレンの軽さを活かして竹下がとんでもない攻めを平然と織り込みます。
 
 攻めの竹下、受けのアレン。
 かっちりとハマりましたね。

 竹下が余裕で押し切るような形で
 勝敗を巡る楽しみは薄いものの構成は良いしクオリティは高い。

 ぎりぎり好勝負。

Aザ・ハウス・オブ・ブラック(マラカイ・ブラック、バディ・マシューズ、ブロディ・キング)vs.ダニエル・ガルシア、FTR(キャッシュ・ウィーラー、ダックス・ハーウッド)(Collision 1/13/2024)
 マラカイに対してダニエルがアピール力活かして相対。
 FTRに埋もれずにトリオの中のシングルとして存在感がありますね。
 その上でトリオとしてまとまっていて、
 この3人組は思いのほか可能性を感じます。

 キングス・オブ・ブラックは翻弄されるシーンを混ぜつつ
 一方ではバランス取るために力強い場面も適切に。

 若干ガルシア絡みで呼吸合わせが気になりますが、
 新しい可能性に湧くシーンの方が目立ちました。

 終盤も幅広い要素で魅せてくれましたね。

 ぎりぎり好勝負。

BAEW世界王座戦:サモアジョー(ch)vs.ホック(Dynamite 1/17/2024)
 果敢に挑むホックの勇敢さと
 ジャーの圧力がお互いを毀損することなく表現されていますね。

 ホックが変に技と技の合間で間を開けなかったのが正解。
 ジョーがホックを実況席に叩きつけるシーンの絶望的な構造など
 強烈なストーリー・テリングで惹きつけられます。

 ホックの線の細さは如何ともし難いですが
 そこの説得力の不足は少しくらいなら跳ね除けてみせる
 彼の類まれなるスター性が発揮されました。

 ぎりぎり好勝負。

Cブライアン・ダニエルソンvs.永田裕志(Collision 1/27/2024)
 永田の一つ一つの動きにブライアンが丁寧な受け身。

 ブライアンは攻守を形作りつつ、
 永田がせっかくアメリカに呼べたのだから、と
 やりたい事もしっかりやって、永田も白目を披露。

 日本から読んだかいをちゃんと作り出し、
 AEW、ブライアンへの信頼感はゆるぎなし。

 中々良い試合。

Dエスケープ・ザ・ケージ・イリミネーション・マッチ:マーク・ブリスコ、FTR(キャッシュ・ウィーラー、ダックス・ハーウッド)vs.ザ・ハウス・オブ・ブラック(ブロディ・キング、バディ・マシューズ、マラカイ・ブラック)(Collision 1/27/2024)
 入場して来たマークをHoBが不意打ちしテーブル葬。
 そのまま場外でHoBがドミネイトをしていると
 包帯を巻いたガルシアが登場し代役となって3対3スタート。

 荒っぽいラフ・ファイトをベースに
 ケージ上ダイブなど過激なスポットをポイントに。
 2人同時に脱出する展開が少しあからさまながら
 見応えのある内容になっていますね。

 抗争の中で輝いていたガルシアとブラックの一騎打ちが、
 この試合の最後に据えられ期待通りの激しい攻防。

 この抗争の決着戦として素晴らしい内容でした。

 ぎりぎり好勝負。

 (執筆日:2/?/24)