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AEW:Best of AEW TV Matches 2024 part.2の分析


名勝負 AEW世界王座#1コンテンダーズ・マッチ:アダム・ペイジvs.スワーヴ・ストリックランド(Dynamite 2/7/2024)
好勝負 ブライアン・ダニエルソンvs.エチセロ(Collision 2/3/2024)

世界タッグ王座、トルネード・マッチ:ビッグ・ビル、リッキー・スタークス(ch)vs.ダービー・アレン、スティング(Dynamite 2/7/2024)

ウィル・オスプレイvs.カイル・フレッチャー(Dynamite 3/6/2024)

@ブライアン・ダニエルソンvs.エチセロ(Collision 2/3/2024)
 ぬるぬると動き、
 グラウンドが自在に変化していきます。

 エチセロの鋭くメリハリ利かせた動きは
 ルチャの奥深さを見せつけていてファンの支持を試合の中で取り付けていましたね。

 異国から来たミスティカルな強さを表現。
 完成度の高い攻防の鬩ぎ合いで見応えがありました。

 文句なしに好勝負。

AAEW世界王座#1コンテンダーズ・マッチ:アダム・ペイジvs.スワーヴ・ストリックランド(Dynamite 2/7/2024)
 すっかり数え歌としての認知もされたカードで
 初めから観客の雰囲気がかなり良いですね。

 場の空気感をうまく取り込み勢いをつけつつ、
 ポイントごとに的確に一つ一つ進める正確さもあります。

 意味性を持たせる表現性まであって
 この練度、完成度は数え歌ならではですね。

 必殺技、掟破りの後でバリケードにテーブル・スポット。
 ゆったりとしたテンポをベースにしつつもグダグダ感はなく
 ナナがKOされるところからのクライマックス突入は最高でした。

 お見事。

 ぎりぎり名勝負。

B世界タッグ王座、トルネード・マッチ:ビッグ・ビル、リッキー・スタークス(ch)vs.ダービー・アレン、スティング(Dynamite 2/7/2024)
 スティングの引退ロードへの道のり。

 乱闘から開始。
 雰囲気上がっているので不要な所は省き荒々しく。

 スティングはコンディション良く、形になってる上に
 入場口上からビッグ・フライを見せる気概も。

 リングに戻っても良い雰囲気は継続。
 単純にリングに戻らずリング横、場外の攻防も多く
 激戦の雰囲気、重みも維持しました。

 あるべき最後、確定エンドに向けた道のりを一体で楽しめる内容です。

 ぎりぎり好勝負。

CノーDQ:パワーハウス・ホブスvs.サミー・ゲバラ(Collision 2/24/2024)
 拙さは残るものの機動力を活かしたスケールのある攻防。

 ストラップ、椅子、鉄階段、と様々なものを取り揃え
 インパクトに関しては十分合格点です。

 ホブスのストーリー語りは物足りなかったり、
 特大ラダーから場外テーブルへのスワントーン後の
 オチのつけ方がスポット強弱バグっていたのが難ですね。

 好勝負に届かずも中々良い試合。

Dウィル・オスプレイvs.カイル・フレッチャー(Dynamite 3/6/2024)
 オスプレイがいつものハイ・レベルなワーク。
 カイルは特にストーリーなく組まれた形ですが、
 強烈なハード・ヒットを的確に打ち込み一進一退。

 想像以上にインテンシティを誇る攻防となっています。
 普通にカイルのシングル・キャリアの中で3本指に入る内容でしょうね。

 文句なしに好勝負。


 (執筆日:3/?/24)