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AEW:Best of AEW TV Matches 2023 part.1の分析


名勝負 トリオス王座戦、7番勝負第7戦、エスカレーラ・デ・ラ・ムエルテ:デス・トライアングル(Pac、ペンタ・エル0M、レイ・フェニックス)(ch)vs.ジ・エリート(ケニー・オメガ、ヤング・バックス)(Dynamite 1/11/23)
好勝負 ブラックプール・コンバット・クラブ(ブライアン・ダニエルソン、ジョン・モクスリー)vs.トップ・フライト(ダンテ・マーチン、ダリウス・マーチン)(Rampage 1/6/23)

アダム・ペイジvs.ジョン・モクスリー(Dynamite 1/11/23)

ブライアン・ダニエルソンvs.竹下幸之助(Dynamite 1/11/23)

@TNT王座戦:サモアジョー(ch)vs.ダービーアレン(Dynamite 1/4/23)
 アレンがスケボーで殴りかかり、
 花道でのスポットといきなり飛ばしていきます。
 更にラダーに登ってスワントーン、と
 リミットかけない怒涛のラッシュに盛り上がっていきましたね。

 ジョーも手心加えない容赦ない攻めでvs.ネクロを彷彿とさせますね。
 アレンは体が小さいので更に衝撃が伝わってきます。

 ダービーの攻め→ジョーの攻め、その一回の攻守切り替えのみで
 終盤まで行きましたが、スリーパー絡みの攻防で魅せました。

 好勝負に少し届かず。

Aブラックプール・コンバット・クラブ(ブライアン・ダニエルソン、ジョン・モクスリー)vs.トップ・フライト(ダンテ・マーチン、ダリウス・マーチン)(Rampage 1/6/23)
 格の差著しいマッチアップですが、
 BCCはTFを否定し過ぎず躍動させていますね。

 ブライアンがハード・ヒットの洗礼を浴びせるのに対し、
 モクスリーは受けから反撃のポイントを精度良く見極める形で
 異なるスタンスから相手との融合点を作っていたのが上手かった。

 TFもダブル・ジャーマンの体勢から飛んで裏に回ったりと
 自分たちの魅力を見せつける素晴らしいムーブを幾つも見せていましたね。

 ぎりぎり好勝負。

Bアダム・ペイジvs.ジョン・モクスリー(Dynamite 1/11/23)
 荒々しい打撃戦であリながら
 激しく動くだけでなくちゃんとテンポをコントロールして緩急。
 それにより2人の感情のぶつかり合いをちゃんと表現できています。

 技は少な目で地味とも言えますが、上手さが光る内容です。

 ぎりぎり好勝負。

Cブライアン・ダニエルソンvs.竹下幸之助(Dynamite 1/11/23)
 序盤は一つ一つ手探りで
 竹下の個性を活かした別の形がある印象を受けましたが、
 一度ギアが入ればすぐに攻防に広がりが生まれます。

 デフォルメされたアメリカンプロレスの中に
 ハード・ヒット要素もあり、
 このマッチアップにふさわしい一発一発に観客も完全に引き込まれ一体化。

 ニア・フォール一つ一つに大きな盛り上がりが生まれましたね。

 ぎりぎり好勝負。

Dトリオス王座戦、7番勝負第7戦、エスカレーラ・デ・ラ・ムエルテ:デス・トライアングル(Pac、ペンタ・エル0M、レイ・フェニックス)(ch)vs.ジ・エリート(ケニー・オメガ、ヤング・バックス)(Dynamite 1/11/23)
 6人入り混じったアクション。
 早々に攻防を広げるとダイブ・シーンの中でラダーを絡ませます。

 ラダーを登る相手にスプリングボードで飛びつきアーム・ドラッグ。
 適正ダメージ値の中6人もいるので、
 息つく暇も与えずインパクト十分なスポットがどんどん。
 トリオのテンポとラダーの過激さを難なく両立させていますね。

 テーブル・スポットも複数入るなど
 PPVではないとはいえこの数え歌の最終戦とあって
 15分の試合にこれでもかと演出も詰め込んでやりきりました。

 試合時間を与えれば更に伸ばせたのでしょうが、文句なし。
 締めくくりにふさわしい見事な内容でした。

 ぎりぎり名勝負。
 (執筆日:2/?/23)