AEW:Best of AEW TV Matches 2023 part.5の分析
名勝負 | ケニー・オメガvs.エル・イホ・デル・ヴァイキンゴ(Dynamite 3/22/23) |
好勝負 | ダービー・アレンvs.スワーヴ・ストリックランド(Dynamite 4/12/23) AAAメガ王座戦:エル・イホ・デル・ヴァイキンゴ(ch)vs.ドラリスティコ(Rampage 4/19/23) |
@ケニー・オメガvs.エル・イホ・デル・ヴァイキンゴ(Dynamite 3/22/23)
まさかのドリーム・マッチが実現。
ヴァイキンゴが入場してきたオメガにトペでご挨拶。
コーナー上から背面回転でウラカン・ラナ決めたりと
意味不明な動きで圧倒していきます。
オメガも受けでどんどん技を出させて盛り上げます。
オメガは反撃に転じてもヴァイキンゴが動かなくても適切に動かしハードな攻め。
スタイル・クラッシュは分かりやすい一方で型に陥りやすい所もありますが、
それを超えてどうすれば極地を目指せるか良く分かっています。
CM中は時間潰し感が多少あるものの
CMが明けるととんでもない技の数々が繰り出されテーブル葬も。
その際にヴァイキンゴが後頭部をエプロンに打ち付けるも
落とすことなく最後までシンプルに激闘としてまとめあげました。
ワン・ナイト・オンリー。
ぎりぎり名勝負です。
Aダービー・アレンvs.スワーヴ・ストリックランド(Dynamite 4/12/23)
不意打ちから超高速トペ。
ダービーの乗った時の勢いは超一線級ですね。
スワーブが反撃するとえげつない攻め。
ダービーも口が切れます。
DEFYで成功例も既にある両者。
今再びのタフ・マッチ、見事なものを見せましたね。
ダービーの脚攻めのアクセントも利きつつ
最後は乱入からあっさり気味ながら内容に紐付く帰結でGood。
文句なしに好勝負。
Bインターナショナル王座戦:オレンジ・キャシディー(ch)vs.バディ・マシューズ(Dynamite 4/12/23)
オレンジは王者として相変わらず緩さと本物の質感のバランス取り良好。
バディと緩急利いた攻防を実現させています。
オレンジが指を痛めてCM中治療していましたが、
それでクオリティが落ちることもなく、
厳しいバディの攻めを受けながらもオレンジもスタイルぶらさず激闘。
トップ王座だけでなく各王座も盛り上がりを見せていて素晴らしいですね。
好勝負に少し届かず。
CAAAメガ王座戦:エル・イホ・デル・ヴァイキンゴ(ch)vs.ドラリスティコ(Rampage 4/19/23)
ドラリスティコが不意打ちトペコン。
ヴァイキンゴがトペコンやり返そうとするもかわされ自爆。
ドラリスティコはヴァイキンゴに比べ知名度に落ちるものの
鏡合わせしつつルード要素を強調しヤバいやつだと認知させることに成功しています。
まだまだ観客の反応が物足りない所もありますが、
やっていることは素晴らしくセコンド追放のわかりやすい流れも盛り上がりました。
完璧な幕閉じでフィニッシュ。
ぎりぎり好勝負です。
DMJF、サミー・ゲヴァラvs.ダービー・アレン、ジャック・ペリー(Dynamite 5/3/23)
軽快な演舞の中にフックを仕込んで
MJF、サミーのヘタレ・ヒールっぷりを披露。
ヒールがレフェリーの目を盗んでマフラーでチョークをすれば
フェイスもやり返したりとフェイス/ヒールで煽る、煽る。
盛り上げ重視ながらしっかりロジックに基づいており、
4ウェイに向けてタッグ内の内紛まで最後はしっかり演出。
好勝負に少し届かずです。
(執筆日:5/?/23)