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AEW:Best of AEW TV Matches 2023 part.3の分析


名勝負 ブライアン・ダニエルソンvs.ルーシュ(Dynamite Championship Fight Night 2/8/23)
好勝負 ジョン・モクスリーvs.アダム・ペイジ(Dynamite 2/1/23)

TNT王座戦、ノー・ホールズ・バード:ダービー・アレン(ch)vs.サモア・ジョー(Dynamite 2/1/23)

AEW世界王座イリミネーター・マッチ:MJF vs.竹下幸之助(Dynamite Championship Fight Night 2/8/23)

@ジョン・モクスリーvs.アダム・ペイジ(Dynamite 2/1/23)
 モクスリーが入場してきたペイジに殴りかかり観客席乱闘。
 
 ラフな中にモクスリーの足狙いを絡めます。

 モクスリーがまなじりから流血。
 ぐったり応対しつつ、繊細な変化を見せました。
 流し見させず、ぐっと引き込むストーリー・テリングが見事です。

 上から鉄柱に落とすスポットを挟み、
 一方的な展開継続しつつギアを上げたのは驚きましたね。

 モクスリーがBCCとしての技使いで盛り上げると、
 ペイジも強引な投げ技や表情作りで対抗し、
 オープニングとは思えない激闘に仕上げました。

 文句なしに好勝負。

ATNT王座戦、ノー・ホールズ・バード:ダービー・アレン(ch)vs.サモア・ジョー(Dynamite 2/1/23)
 ダービーが画鋲パーカーを着て登場。
 ジョーも対抗としてタオルを巻いて予防しラリアット。
 ネタで終わらせずキャッチーな掴みに昇華させましたね。

 観客席階段でも投げる他、
 ジョー自体も流血するので恐ろしさ1.5倍。

 リングに戻ってもテーブル、椅子絡めてハードコアにやりつつも表現が第一。

 若干の突っ込みどころはありつつも再び画鋲パーカーも攻防に使ってくれます。

 リングマット剥ぎまでやって最後が点強めだったかなと思いつつ
 この数え歌の一つの頂点に辿り着いた内容です。

 文句なしに好勝負。

BAEW世界王座イリミネーター・マッチ:MJF vs.竹下幸之助(Dynamite Championship Fight Night 2/8/23)
 MJFが竹下を立てて腕攻め。
 フレアー・スタイルを自分流にアレンジしていますね。
 顔芸も冴えています。
 
 枠の中で無理をしない形で少し安全策見ている所もありますが、
 竹下が躍動してクオリティの高い内容になっています。

 シチュエーションを活かして竹下の金星の可能性も残しており、
 惹きつける攻防でしたね。

 ぎりぎり好勝負。

Cブライアン・ダニエルソンvs.ルーシュ(Dynamite Championship Fight Night 2/8/23)
 試合前にMJFがブライアンを控え室に閉じ込めるスキット。
 その為ブライアンが入場できずリング・アウトになりかけるもぎりぎりで登場。
 そこにルーシュが隙を与えず苛烈な連続攻撃を加えます。
 ルーシュの勢いとアピールに関しては超一線級ですね。

 フェンスにぶつけ流血に追いやり、
 メヒコ製の独特なリアル感漂う獰猛さを見せます。

 技を最小限に抑えつつ引き込むブライアンの表現力も見事。

 流血に加えて断崖式BtoBまで繰り出されます。
 
 極を組み合わせたシンプルでありながらダイナミックな一戦です。

 突然にルーシュのキャリア・ベストが生まれました。これがAEW。

 ぎりぎり名勝負。

Dトリオス王座戦:ケニー・オメガ、ヤング・バックスvs.ARフォックス、トップ・フライト(ダンテ・マーチン、ダリウス・マーチン)(Dynamite Championship Fight Night 2/8/23)
 孤立シーンはエリート側でスポットを幅広に用意。
 
 フォックスも安定感ある動きで補佐し、
 トップ・フライトが気兼ねなく華やかに飛び回りました。

 見栄え良く充実の一戦でしたね。

 好勝負に届かずも中々良い試合。
 (執筆日:2/?/23)