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AEW:Best of AEW TV Matches 2023 part.13の分析


名勝負 なし
好勝負 コンティネンタル・クラシックス・リーグ・マッチ:ブライアン・ダニエルソンvs.アンドレード・エル・イドロ(Collision 12/5/23)

コンティネンタル・クラシック・リーグ・マッチ:スワーヴ・ストリックランドvs.マーク・ブリスコ(Dynamite 12/6/23)

コンティネンタル・クラシックス・リーグ・マッチ:ブライアン・ダニエルソンvs.ダニエル・ガルシア(Rampage 12/6/23)

アクション・アンドレッティ、トップ・フライト(ダンテ・マーチン、ダリウス・マーチン)vs.エル・イホ・デル・ヴィキンゴ、コマンデル、ペンタ・エル0M(Rampage Winter is Coming Night Two 12/13/23)

コンティネンタル・クラシックス・リーグ・マッチ:ブライアン・ダニエルソンvs.ブロディ・キング(Collision Winter is Coming Night Three 12/16/23)

@コンティネンタル・クラシックス・リーグ・マッチ:ブライアン・ダニエルソンvs.アンドレード・エル・イドロ(Collision 12/5/23)
 オーソドックスなやりとりの中にも深みがあります。

 意思疎通不一致があったりと
 精度はそこまでではないものの
 相手の意思を丁寧に汲み取ろうとするスタンスがあります。

 イドロが主導権を握ると
 ブライアンは眦から出血し、鼻血も。
 息絶え絶えな様子が真に迫りますね。

 最後はブライアンが静かに力尽きる形ですが、
 ブライアンのリーグ初黒星を静かに印象的に演出しています。

 ぎりぎり好勝負。

Aコンティネンタル・クラシック・リーグ・マッチ:スワーヴ・ストリックランドvs.マーク・ブリスコ(Dynamite 12/6/23)
 マークが執拗なヘッド・ロック。
 スワーヴが負傷個所の腕の痛みを見せつつ、攻撃的な打撃も。

 マークの積極性を持った試合運びを阻害しないよう上手くのせていますね。

 バリケードの上にのってのスーパープレックスなど
 見応えある場面も多く、非常に良い形で2人で試合をしていましたね。
 
 カードからは余りイメージ付かなかったですが、思わぬ激戦です。

 ぎりぎり好勝負。

Bコンティネンタル・クラシックス・リーグ・マッチ:ブライアン・ダニエルソンvs.ダニエル・ガルシア(Rampage 12/6/23)
 ガルシアはブライアンのエルボー連打をパクるなど
 ブライアンのコピー・スタイルで臨みます。
 
 それが出来る程のガルシアの技巧を感じさせつつ、
 同じ土俵ではブライアンに飲み込まれている様が
 豊かにストーリーを語りつつリアルも混濁しているのが面白い。

 リーグで1勝もできていないガルシアの焦りまで
 終盤は出て来て素晴らしい表現でしたね。

 ぎりぎり好勝負。

Cアクション・アンドレッティ、トップ・フライト(ダンテ・マーチン、ダリウス・マーチン)vs.エル・イホ・デル・ヴィキンゴ、コマンデル、ペンタ・エル0M(Rampage Winter is Coming Night Two 12/13/23)
 それぞれ軽快に攻防を手合わせ同時ダイブ・シーン。
 期待通りのものが披露されていきます。

 中盤はオーソドックスに見栄えのするアクションが続きます。
 一部題目的な進行ではありますが
 行きすぎずに地に足をつけながらクオリティも高めました。

 ぎりぎり好勝負。

Dコンティネンタル・クラシックス・リーグ・マッチ:ブライアン・ダニエルソンvs.ブロディ・キング(Collision Winter is Coming Night Three 12/16/23)
 ブロディが圧をかけて押し切り。
 劣勢のブライアンのダメージ表現が冴え渡ります。

 目の負傷を抱えながらのリーグ出場ではありましたが
 この試合ではそのウィーク・ポイントを
 心情に巧みに訴えかける表現がなされています。

 ブロディがパワー押しなので若干単調になりかけますが、
 場外をうまく挟んで大きな問題にならないようクリア。

 ブロディのダイナミックさが際立つスポットが幾つも用意された終盤は圧巻。
 ブロディは最後カウント3を許しつつもカバーを跳ね返して、
 この試合を通して作って来たイメージを貫徹しました。

 ぎりぎり好勝負です。
 (執筆日:12/?/23)