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AEW:Best of AEW TV Matches 2023 part.12の分析


名勝負 なし
好勝負 コンティネンタル・クラシック・リーグ・マッチ:ジェイ・ホワイトvs.スワーヴ・ストリックランド(Dynamite 11/29/23)

コンティネンタル・クラシック・リーグ・マッチ:ブライアン・ダニエルソンvs.エディ・キングストン(Collision 12/2/23)

@エル・イホ・デル・ヴィキンゴvs.コマンデルvs.ペンタエル0M(Rampage 11/1/23)
 不意打ちスタートから飛ばします。
 ムーブの魅力もありつつ支配役のペンタが見栄を切って間も置くので、
 ただのスポット・フェストになっていないのが良いですね。

 その役割分担がハッキリしているので、
 不協和音が生まれていない一方で
 形を作りにいく意識も強くなるので勢いは物足りない所も。

 それでも前者の良い点が上回り面白さも生まれています。

 好勝負に少し届かず。

Aエル・イホ・デル・ヴィキンゴ、コマンデルvs.FTR(キャッシュ・ウィーラー、ダックス・ハーウッド)(Rampage 11/10/23)
 異文化交流ながらFTRはAAAにも出ておりFTRの技巧なら何の問題もなし。

 アクションに見ているテンポ感が違いすぎて
 スイングまでは感じないものの凄いムーブと組み立ての妙が織り交ぜられ
 高いクオリティの内容に仕上がっています。

 好勝負に少し届かず。

Bコンティネンタル・クラシック・リーグ・マッチ:ジェイ・ホワイトvs.スワーヴ・ストリックランド(Dynamite 11/29/23)
 細かな合わせが光る実力者対決。
 
 それぞれコントロールを奪い合う
 ヒール同士ならではの攻防が展開されます。
 それが結構テンポよく展開されるので目が離せません。

 リアルタイムで考えながら動かないと結びつけれる動きではなく
 両者の努力に惚れ惚れしました。

 アクションの密度が必然的に終盤は薄くなりますが
 完璧な見せ方ともなっていて物量が正義ではないことを証明しました。

 文句なしに好勝負。

Cコンティネンタル・クラシック・リーグ・マッチ:ブライアン・ダニエルソンvs.エディ・キングストン(Collision 12/2/23)
 ブライアンは眼帯をつけて登場。

 打撃で牽制して隙を探り合うシュート系の装いでスタート。
 
 そこから根性ファイトに切り替えエディが場外バック・ドロップ。
 字面上ではハードなチョップをただ受けていく流れですが、
 その中でどう組み立てるかにプロレスの神髄があります。

 反撃の仕方までスマートに世界観をまとめていて
 このカードらしさ溢れる内容に拍手。

 文句なしに好勝負。

Dコンティネンタル・クラシックス・リーグ・マッチ:エディ・キングストンvs.クラウディオ・キャスタニョーリ(Collision 12/5/23)
 エディが速攻。
 クラウディオも切り替えしでニュートラライザーを叩きこむなど
 両者攻め急いだ展開ですが、大技を適正に構築の中に組み込めていますね。

 後半はクラウディオが攻撃性を出して 
 エディの応援特性を出してきます。
 終盤の上げ方は流石数え歌でしたね。

 好勝負に届かずも中々良い試合。

 (執筆日:12/?/23)