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AEW:Best of AEW TV Matches 2022 part.6の分析


名勝負 なし
好勝負 暫定AEW王座予選:ジョン・モクスリーvs.カイル・オライリー(Dynamite 6/8/22)

FTR(ダックス・ハーウッド、キャッシュ・ウィーラー)、トレント・バレッタvs.ウィル・オスプレイ、オージー・オープン(カイル・フレッチャー、マーク・デイヴィス)(Rampage 6/10/22)

ウィル・オスプレイvs.ダックス・ハーウッド(Dynamite Road Rager 6/15/22)

@暫定AEW王座予選:ジョン・モクスリーvs.カイル・オライリー(Dynamite 6/8/22)
 最近はラフな試合で記憶に残る試合が多いモクスリーですが、
 それだけではないとオライリーの硬派な世界観で今回は良いものを見せていますね。

 ロープを使ったドラスクは見栄えするので定番になっていますが、
 これに対するモクスリーの受け表現、
 リアリティーの出し方は飛び切りで、
 やはり片方だけで作れるものには限度があるな、と再実感。

 会場を巻き込み雰囲気を高めつつ、
 打撃の見せ方が良いので、オンリーワンな内容に仕上がりました。

 ぎりぎり好勝負。

AFTR(ダックス・ハーウッド、キャッシュ・ウィーラー)、トレント・バレッタvs.ウィル・オスプレイ、オージー・オープン(カイル・フレッチャー、マーク・デイヴィス)(Rampage 6/10/22)
 まだ完全一致とはいっていないが
 ミスしそうになっても形つけにいくフォローは見事ですね。

 個とタッグのバランス感も絶妙でしたね。
 オスプレイが個で愛嬌を見せて、
 AEW側もトレントがタッグの+1として位置づけつつ、
 オスプレイに対抗するシングルとしては
 ダックスが素晴らしいパフォーマンスで翌週への期待感を高めました。

 ぎりぎり好勝負。

Bウィル・オスプレイvs.ダックス・ハーウッド(Dynamite Road Rager 6/15/22)
 ダックスはアクション自体はありふれているのに
 メリハリのつけ方が見事ですね。

 一つ一つの技、切り返しがダイレクトに
 観客の反応に反映される無駄のない内容ですね。

 ダックスはこの1、2年シングル・レスラーとして素晴らしい実績残していますが、
 オスプレイ相手でも全く引けを取っていないのは恐れ入りますね。
 シングルでもトップ王座を取るに値します。

 ぎりぎり好勝負。

Cタッグ王座戦、ラダー・マッチ:ジュラシック・エクスプレス(ジャングル・ボーイ、ルチャサウルス)(ch)vs.ヤング・バックス(Dynamite Road Rager 6/15/22)
 ラダーも早々に織り込んで立体アクション。
 
 ジャングルの身軽さ、ルチャサウルスの長身が映え、
 魅力的なアクションがどんどん飛び出します。

 テーブルが元々リング周囲に用意されているので、
 テーブル葬も数多く用意されています。

 ルチャサウルスがテーブル葬でKOされるも
 その孤立シーンから爆発させきれなかったりと
 展開面で粗さを感じましたが、それが問題ないほど点の物量がありました。

 好勝負に少し届かず。

D六本木ヴァイス(トレント・バレッタ、ロッキー・ロメロ)、オレンジ・キャシディーvs.ウィル・オスプレイ、オージー・オープン(カイル・フレッチャー、マーク・デイヴィス)(Dynamite 6/22/22)
 3人同時ダイブを決める等派手なスポットを見せますが、
 スポット頼みではなく、構成の的確さに地力を感じますね。

 オージー・オープンが主導してトレントの孤立シーンを良質に仕上げると
 PPVを控えるオレンジvs.オプレイの予告。
 オレンジはオスプレイを前にしてもマイ・ペースに緩さと真剣身を同居させていて良いですね。

 後半所々で息が合わず、お見合いがあり少しケチがついたものの充実の内容。

 好勝負に少し届かず。
 (執筆日:6/?/22)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@暫定AEW王座予選:ジョン・モクスリーvs.カイル・オライリー(Dynamite 6/8/22)
AFTR(ダックス・ハーウッド、キャッシュ・ウィーラー)、トレント・バレッタvs.ウィル・オスプレイ、オージー・オープン(カイル・フレッチャー、マーク・デイヴィス)(Rampage 6/10/22)
Bウィル・オスプレイvs.ダックス・ハーウッド(Dynamite Road Rager 6/15/22)
Cタッグ王座戦、ラダー・マッチ:ジュラシック・エクスプレス(ジャングル・ボーイ、ルチャサウルス)(ch)vs.ヤング・バックス(新チャンピオン!)(Dynamite Road Rager 6/15/22)
D六本木ヴァイス(トレント・バレッタ、ロッキー・ロメロ)、オレンジ・キャシディーvs.ウィル・オスプレイ、オージー・オープン(カイル・フレッチャー、マーク・デイヴィス)(Dynamite 6/22/22)