AEW:Best of AEW TV Matches 2022 part.5の分析
名勝負 | ヤング・バックスvs.ルチャ・ブラザーズ(ペンタ・エル0M、レイ・フェニックス)(Rampage 6/3/22) |
好勝負 | ジョン・モクスリーvs.ダニエル・ガルシア(Dynamite 6/1/22) |
@オーエン・ハート・ファウンデーション・トーナメント1回戦:アダム・コールvs.ダックス・ハーウッド(Dynamite 5/11/22)
まずは主導権掴んだコールがアピール交えつつ試合運び。
観客がコール自体に寄って賑やかし状態なので、
ダックスはもう少し観客に試合に焦点を戻す働きかけをして欲しかったか。
フェイスとしての弱さですね。
ただ受けの中でヒール時の強みである上手い足さばきは見せていて
フェイス/ヒール的には弱くても
攻防の精度で後半は観客とのリアクションが100%に高められていくのは流石です。
そして前戦と同じくダックスが掲げる
オーウェン意識したレスリング・マッチとして終盤の作りこみも良好。
好勝負に少し届かず。
Aオーエン・ハート・ファウンデーション・トーナメント1回戦、ノーDQ:ジェフ・ハーディvs.ダービー・アレン(Dynamite 5/11/22)
アレンが仕掛ける形でロケット・スタートすると
両者のトンパチ・スタイルを押し出して
鉄階段を巡る工夫あるスポットで掴み。
後は得意のラダーを持ち出して来て高所スポットの連打、連打、連打。
場外の椅子トラップを背にしたジェフにアレンがリング・ラダーからスワントーン決めたのには驚きましたね。
両者の強みを押し出すといっても
単純化し過ぎコンパクトなので、その点考慮して好勝負とはせずとも
ジェフ加入のインパクト、意気込みは十分伝わってきましたね。
好勝負に少し届かず。
Bアダム・ペイジvs.竹下幸之助(Dynamite 5/18/22)
序盤から早めに仕掛け
竹下が浮遊感あるプランチャ。
手足の長さを強調しながらスケール感あるムーブで魅了しますね。
攻守バランスは王者たるペイジを立てていて、
展開としてはフック弱いにも関わらず、ただものではない感漂わせています。
DynamiteなのでRampageに比べ格付け配慮されていますが、
ドリーム・マッチ的期待も無視せず、
終盤は見応えある攻防となっていました。
好勝負に少し届かず。
(執筆日:5/?/22)
Cジョン・モクスリーvs.ダニエル・ガルシア(Dynamite 6/1/22)
ガルシアの小物感の演出が素晴らしいですね。
小物でありながら鉄階段にモクスリーの脚を挟んでからの脚攻めによって
試合の中ではガルシアの攻めも説得力を持って十分量持たせています。
アピール力も冴えています。
対するモクスリーも受け表現を調整し、格の差を意識。
ガルシアを持ち上げ鉄階段の上にリリース・スープレックス、
危険なスポットから一気に盛り上げ、
強烈な絵作りと精度の高い攻防作りのスキルで魅せました。
文句なしに好勝負。
Dヤング・バックスvs.ルチャ・ブラザーズ(ペンタ・エル0M、レイ・フェニックス)(Rampage 6/3/22)
冒頭マットとペンタのアピール合戦。
ペンタが指の動き一つで魅せます。
ニックとレイの華やかな演舞も見事。
一方で、それぞれ個として分野に寄せて特化しても
タッグとしての完成度はピカイチで変わらず。
息の長いタッグでその中で変化もありますが、
ここまで一線で走り続けていることには感服しますね。
エプロンの攻防が一度で終わらず、どんどん行われて
観客は熱狂的なフォロワーと化します。
CM間の調整、合体技のインパクト、
どの面でも非の打ちどころがありません。
分かりやすい見せ場に多少依存し過ぎている所はありますが、
RampageのオープニングでこんなタッグのMOTYを狙ったような試合が
生まれるとは本当にとんでもないですね。
ぎりぎり名勝負。
(執筆日:6/?/22)
注目試合の詳細
なし試合結果
@オーエン・ハート・ファウンデーション・トーナメント1回戦:アダム・コールvs.ダックス・ハーウッド(Dynamite 5/11/22)Aオーエン・ハート・ファウンデーション・トーナメント1回戦、ノーDQ:ジェフ・ハーディvs.ダービー・アレン(Dynamite 5/11/22)
Bアダム・ペイジvs.竹下幸之助(Dynamite 5/18/22)
Cジョン・モクスリーvs.ダニエル・ガルシア(Dynamite 6/1/22)
Dヤング・バックスvs.ルチャ・ブラザーズ(ペンタ・エル0M、レイ・フェニックス)(Rampage 6/3/22)