AEW:Best of AEW TV Matches 2022 part.3の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | TNT王座戦:サミー・ゲヴァラ(ch)vs.アンドレード・エル・イドロvs.ダービー・アレン(Rampage 3/4/22) |
@TNT王座戦:サミー・ゲヴァラ(ch)vs.アンドレード・エル・イドロ(Rampage 2/25/22)
演舞の中に顔を蹴りあったりして
キャラとハイ・フライに+ハード・ヒットが入ってきているのが今のサミー。
WWE、AAAを渡り歩いたアンドレード相手に
堂々と総合力で対抗していますね。
非常に良い内容でしたが、
終盤はアンドレードのヒール戦略で
ブックの規定の強い攻防になっていて、
それまでの攻防を見ているともっと縛りなくやらせてみたかったと思いますね。
好勝負に少し届かず。
(執筆日:2/?/22)
ATNT王座戦:サミー・ゲヴァラ(ch)vs.アンドレード・エル・イドロvs.ダービー・アレン(Rampage 3/4/22)
サミーはノッてますね。
この試合も圧巻のパフォーマンスでリングの主役として魅せます。
イドロは1人ヒールの役回りを貫徹。
序盤の逃げから中盤CM中の制圧シーンまで
自分が何を求められているか良く分かっています。
アレンは良いやられっぷりでアシスト。
3ウェイ・スポットの濃度の調整も良く、
観客と一体感を持たせながら右肩上がりで盛り上げました。
シングルで実績を残し、その合体した3ウェイでも魅せました。
TNT王座戦線が面白くなってきましたね。
ぎりぎり好勝負。
B女性王座戦、ケージ・マッチ:ドクター・ブリット・ベイカーDMD(ch)vs.サンダー・ローザ(新チャンピオン!)(Dynamite St. Patrick's Day Slam 3/16/22)
ローザが攻めかかる導入部はやや弱め。
純粋なパワーがないと荒っぽく扱っているように見えず
ラフ・ファイト時に苦労しますね。
ただケージをリングではなくリング外に置く形式にして
場を変えながら試合を運べるようにしたのは追い風になっています。
ブリットの方は問題なし。
彼女も決してパワーがある訳ではないですが、
それを補うに十分な煽り力がありますからね。
後半の椅子や画鋲が追加された後の
時間の使い方には感心しました。
流血して画鋲まで出てくる攻防は前回の伝説の一戦を超えようという気概があり、
見応えがありましたが、過激な一発一発のつなぎ方は甘かった点も否めない。
地力もありつつも偶発性もあって化学反応で生まれた一戦を
全て人為的に再現・超えようとするとかえって超えられないという壁を見せつけられる結果に。
中々良い試合でした。
CCMパンクvs.ダックス・ハーウッド(Dynamite 3/23/22)
ダックスが鋭い打撃を放ち、
相手と一体で考え抜かれた試合の動かし方を見せます。
細かく相手の動きを交えながら自分の狙いを紡いでいく。
視野も俯瞰的で、シングルでも素晴らしい動きです。
パンクも要所の絵の大事さを分かっていて、
終盤に向けても両者の持ち技を
綺麗にミックスさせて盛り上げました。
ダックスは今後シングルでもビッグ・マッチ見たいですね。
好勝負に少し届かず。
Dブライアン・ダニエルソンvs.ウィーラーYUTA(Dynamite 3/30/22)
インディーではIWTV王者を経験して箔がついたYUTAですが、
ここではまだまだこれからの若手の位置づけ。
アンダードッグの役回りをあてがわれます。
ただ、そのステレオタイプに甘んじず
ポイントで力強く気概を見せる様は
今のYUTAだから出来るミックスです。
ブライアンは煽りっぷりも見事ですが、
こういうシチュエーションに合わせて
持ち技を定番の使い方から返るアレンジ力が凄くて
そう使って表現するかと瞠目でしたね。
好勝負に少し届かず。
(執筆日:3/?/22)
注目試合の詳細
なし試合結果
@TNT王座戦:サミー・ゲヴァラ(ch)vs.アンドレード・エル・イドロ(Rampage 2/25/22)ATNT王座戦:サミー・ゲヴァラ(ch)vs.アンドレード・エル・イドロvs.ダービー・アレン(Rampage 3/4/22)
B女性王座戦、ケージ・マッチ:ドクター・ブリット・ベイカーDMD(ch)vs.サンダー・ローザ(新チャンピオン!)(Dynamite St. Patrick's Day Slam 3/16/22)
CCMパンクvs.ダックス・ハーウッド(Dynamite 3/23/22)
Dブライアン・ダニエルソンvs.ウィーラーYUTA(Dynamite 3/30/22)