AEW:Best of AEW TV Matches 2022 part.2の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | CMパンク、ジョン・モクスリーvs.FTR(ダックス・ハーウッド、キャッシュ・ウィーラー)(Dynamite 2/9/22) AEW世界王座戦、テキサス・デス・マッチ:アダム・ペイジ(ch)vs.ランス・アーチャー(Dynamite 2/9/22) TNT王座戦:サミー・ゲヴァラ(ch)vs.ダービー・アレン(Dynamite 2/16/22) ジェイ・ホワイトvs.トレント・バレッタ(Rampage Slam Dunk 2/16/22) |
@CMパンク、ジョン・モクスリーvs.FTR(ダックス・ハーウッド、キャッシュ・ウィーラー)(Dynamite 2/9/22)
FTRの巧みな攻守の調整が素晴らしいですね。
場外テーブル葬が絡んだ孤立の見せ方も鉄板。
そして終盤は合体、連携技で
もうこれは決まるか、という見せ場を大量に用意していて
PPVクラスの攻防が生まれましたね。
パンク、モクスリーもシチュエーション理解力で
協調したアクションを作り上げました。
ぎりぎり好勝負。
AAEW世界王座戦、テキサス・デス・マッチ:アダム・ペイジ(ch)vs.ランス・アーチャー(Dynamite 2/9/22)
(この形式はフォール後10カウントとフォール不要とする実質ラスト・マン・スタンディング、と
2つの解釈がありますが、今回は後者のルールとなっています)
入場前から乱闘開始。
序盤にペイジがアーチャーをステージのガラスに投げつけ流血。
ペイジも流血して得意のハードコア特性で勝負です。
アメプロのハードコアに対する期待感にしっかり応える激戦。
アーチャーのサディスティックなアピール。
ジェイク・ロバーツも色を添えて、
前半ダウン・カウントに目がいかない形で処理できたのが大きいですね。
ペイジのダウンベースの応対も素晴らしかった。
最後のフィニッシュは思い付き得の最高の絵面。
文句なしに好勝負です。
Bブライアン・ダニエルソンvs.リー・モリアーティ(Dynamite 2/16/22)
ブライアンが素晴らしいですね。
形を作って顔でも仕草でも
全てにおいて表現していきます。
メインロスターではない相手の
チャレンジ・マッチを深く掘り下げました。
張り合った打撃の打ち合いに観客も大盛り上がり。
リーは攻め比率は絞られていましたが、存在感を示しましたね。
最後はブライアンがストンピングからトライアングル・チョークを決めマッスル・ポーズ。
最高のフィニッシュだと思います。
好勝負に届かずも中々良い試合。
CTNT王座戦:サミー・ゲヴァラ(ch)vs.ダービー・アレン(Dynamite 2/16/22)
王座戦のパフォーマンスはフロックではなかったですね。
サミーが組み立てを意識しつつ
ポイントではロープにもたれさせてスワントーンなど
迫力あるスポットで試合を引っ張ります。
激しい攻めを受けるとアレンも輝きます。
両者AEWを代表しつつもミッドカード・レスラー。
それがこうして能動的に試合を作る側になって
これだけ結果を残したのは感慨深いですね。
終盤のトペをエース・クラッシャーでカウンターしたシーンは
またしてもムーブ・オブ・ザ・イヤー候補でしたね。
ぎりぎり好勝負。
Dジェイ・ホワイトvs.トレント・バレッタ(Rampage Slam Dunk 2/16/22)
ジェイがAEWデビュー。
フックの弱い出だしではありますが、
細かく流れ切って一進一退。
トレントもファイトの色弱いものの
ジェイのことはよく理解していて、
デビュー戦で魅力を最大化できるよう適切にサポート。
トレントがトップ・ロープ・ムーンサルト等
要所ではビッグ・スポットを見せながら
基本はジェイが精度の高いコントロール力を真っ向から見せつけましたね。
アメリカ・マットではもう少しチューニングして見栄え良くした方がという気もしますが、
それはこれからやっていけば良いことでしょう。
十分合格点を与えられるデビュー戦でした。
ぎりぎり好勝負。
(執筆日:2/?/22)
注目試合の詳細
なし試合結果
@CMパンク、ジョン・モクスリーvs.FTR(ダックス・ハーウッド、キャッシュ・ウィーラー)(Dynamite 2/9/22)AAEW世界王座戦、テキサス・デス・マッチ:アダム・ペイジ(ch)vs.ランス・アーチャー(Dynamite 2/9/22)
Bブライアン・ダニエルソンvs.リー・モリアーティ(Dynamite 2/16/22)
CTNT王座戦:サミー・ゲヴァラ(ch)vs.ダービー・アレン(Dynamite 2/16/22)
Dジェイ・ホワイトvs.トレント・バレッタ(Rampage Slam Dunk 2/16/22)