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AEW:Best of AEW TV Matches 2021 part.9の分析


名勝負 なし
好勝負 エディ・キングストンvs.ダニエル・ガルシア(Rampage 11/24/21)

アトランタ・ストリート・ファイト:コーディ・ローデスvs.アンドレード・エル・イドロ(Dynamite 12/1/21)

FTR(キャッシュ・ウィーラー、ダックス・ハーウッド)vs.デス・トライアングル(Pac、ペンタ・エル0M)(Rampage 12/3/21)

タッグ王座戦:ルチャ・ブラザーズ(ペンタ・エル0M、レイ・フェニックス)(ch)vs.FTR(キャッシュ・ウィーラー、ダックス・ハーウッド)(Rampage 12/10/21)

@FTR(キャッシュ・ウィーラー、ダックス・ハーウッド)、アンドレード・エル・イドロ、マラカイ・ブラックvs.コーディ・ローデス、デス・トライアングル(Pac、レイ・フェニックス、ペンタ・エル0M)(Dynamite 11/24/21)
 多人数に求められるテンポ感に身を任せつつ、
 自己主張、スキル提示ができているのが素晴らしいですね。

 FTR、バックスのタッグの技量が光ります。
 短スパンでの繋ぎながら高いスキル故に上手く繋がっていきます。

 PPVのようなベスト・ワークではないですが、
 濃厚な盛りあがりで最後の演出もしっかりまとまっています。

 好勝負に届かずも中々良い試合。

Aエディ・キングストンvs.ダニエル・ガルシア(Rampage 11/24/21)
 ガルシアが仮想的に受ける中、
 キングストンも荒々しく持ち味を押し出していきます。

 ロープ・ウィップをこらえる攻防など
 アクションの絶対値は低いところで勝負できています。
 アスリートにはできないプロレスですね。

 キングストンもガルシアもどこで勝負したいのか一致しています。

 ガルシアの足攻めの混ぜ方に対し
 キングストンも表現的に応対。
 攻防の先に表現があるのではなくて、表現の先に攻防があります。

 やりたいことやりきった一戦。

 ランページという場の意義を見せつけた試合がまたしても一つ生まれました。

 ぎりぎり好勝負。

Bアトランタ・ストリート・ファイト:コーディ・ローデスvs.アンドレード・エル・イドロ(Dynamite 12/1/21)
 早速乱戦開始。
 同時にセコンドも殴り合う荒々しさです。

 コーディがポイントで卓越した表情・仕草の見せ方を披露。
 確変入っていましたね。

 イドロはメキシコ流に乱戦にムーブをタッチで加える方向性で貢献。

 場外マットを剥いだ投げからテーブルが出て来て
 ハードコアの流れを真っすぐ行って盛り上げかと思っていたら最後にそのテーブルに火をつけます。
 炸裂した際に火が全然消えてない程強烈な火炎テーブル葬で、
 ただのハードコアを超えたフィニッシュでインパクトを生み出しましたね。

 ぎりぎり好勝負。

CFTR(キャッシュ・ウィーラー、ダックス・ハーウッド)vs.デス・トライアングル(Pac、ペンタ・エル0M)(Rampage 12/3/21)
 Pacの鋭いムーブにメリハリを利かせた間。
 そこから緩急に繋げるFTRの熟練の受けっぷり。
 
 リングにいる者もセコンドに控える者も
 4人全員が機能分担しつつ全員参加で
 フェイス/ヒールの王道の形を作り上げます。

 プロレスを楽しんでいることが伝わってくる躍動感でしたね。

 終盤はニア・フォール押しではなく、
 マラカイの介入フィニッシュなので物足りなさもありますが満足感は極めて高い。

 ぎりぎり好勝負。

Dタッグ王座戦:ルチャ・ブラザーズ(ペンタ・エル0M、レイ・フェニックス)(ch)vs.FTR(キャッシュ・ウィーラー、ダックス・ハーウッド)(Rampage 12/10/21)
 控え受けを派手なムーブと合体させ、
 ブラインド・タッチも同時にしたりと
 王座戦なので先週よりも複雑なことしようと意識していますね。

 それが全てタッグ論に紐づいているから
 技術のひけらかしだけにならず盛り上がります。

 タリーの介入からの凶器を巡る演出も成功していて、
 先週とはまた違った趣でトップ・オブ・ザ・ワールドを見せつけました。

 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:12/?/21)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@FTR(キャッシュ・ウィーラー、ダックス・ハーウッド)、アンドレード・エル・イドロ、マラカイ・ブラックvs.コーディ・ローデス、デス・トライアングル(Pac、レイ・フェニックス、ペンタ・エル0M)(Dynamite 11/24/21)
Aエディ・キングストンvs.ダニエル・ガルシア(Rampage 11/24/21)
Bアトランタ・ストリート・ファイト:コーディ・ローデスvs.アンドレード・エル・イドロ(Dynamite 12/1/21)
CFTR(キャッシュ・ウィーラー、ダックス・ハーウッド)vs.デス・トライアングル(Pac、ペンタ・エル0M)(Rampage 12/3/21)
Dタッグ王座戦:ルチャ・ブラザーズ(ペンタ・エル0M、レイ・フェニックス)(ch)vs.FTR(キャッシュ・ウィーラー、ダックス・ハーウッド)(Rampage 12/10/21)