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AEW:Best of AEW TV Matches 2020 part.3の分析


名勝負 なし
好勝負 ルチャ・ブラザーズ、ザ・ブッチャー&ザ・ブレードvs.FTR(キャッシュ・ウィーラー、ダックス・ハーウッド)、ヤング・バックス(Fyter Fest Night Two 7/8/20)

TNT王座戦、ノーDQ:コーディ(ch)vs.エディ・キングストン(Dynamite 7/22/20)

@ジュラシック・エクスプレスvs.MJF、ワードロウ(Fyter Fest Night One 7/1/20)
 想定を超えたホットな抗争とはいえ
 いきなりエプロンの攻防からジャングル・ボーイが鉄柱にぶつけられて孤立というのは
 余りに下準備がない展開に思えます。

 孤立自体もまずまず。

 ルチャサウルスの猛攻もそんなに攻守一致しておらず
 もっと爽快感が出せるはず、と思ってしまいます。

 熱量はしっかりあるし、派手な攻防で盛り上がっていますが、
 完成度の面で乗れない所が多分にありました。

 まあまあ良い試合。

Aルチャ・ブラザーズ、ザ・ブッチャー&ザ・ブレードvs.FTR(キャッシュ・ウィーラー、ダックス・ハーウッド)、ヤング・バックス(Fyter Fest Night Two 7/8/20)
 FTRは連携技、試合運び、間の取り方、
 オールAの見事なタッグっぷりを見せていますね。

 LB、Yバックスも一流のパフォーマンスを見せるので、
 自ずとキャリアで劣るB&Bが割を食っている部分はありますが、
 それでも全体としてのまとまりもある素晴らしいアクションです。

 チームを超えた連携も見所があり、
 終盤のハチャメチャ具合は予想を悠々と超えていましたね。
面白かった。

 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:7/?/20)

BTNT王座戦、ノーDQ:コーディ(ch)vs.エディ・キングストン(Dynamite 7/22/20)
 コーディの対インディー防衛ロードのスタート。
 最初の相手はまさかのキングストンです。

 試合はキングストンが不意打ちを仕掛けて始めると、
 受けの技術で戦場を変えながら細かく一進一退。

 キングストンが魅力たっぷりに泥臭いラフ・ファイトを展開。
 これにエリートのコーディがしっかり相手の土俵に踏み込んで、
 画鋲受けまで受け止め切った上で4の字にて勝利。

 双方天晴というべきパフォーマンスでしたね。

 ぎりぎり好勝負。

Cフォールズ・カウント・エニウェア:ヤング・バックスvs.ザ・ブッチャー&ザ・ブレード(7/22/20)
 キッチンで試合開始すると
 キャスターを使って飛び技を仕掛け、
 続いて屋外に出れば
 トラックの荷台を使ったりと
 スタジアム・スタンピードの楽しさ再びといった所。

 スーパー・キックでエスカレーターにダウンして
 ブッチャーが上がっていくシーンでCMに入るセンスには脱帽ですね。

 リングに戻ってくれば椅子にテーブルに、と
 ハードコアな攻防を繰り広げます。
 もう少しフォールを狙う場面も織り交ぜたかったか。

 TVマッチとしては十分に見応えのある内容ではありますが、
 スタジアム・スタンピードとアンサンクションド・マッチを
 それぞれ薄めて連結させた内容であることも確かなので
 評価としては、好勝負に届かずも中々良い試合ぐらい。

Dダーク・オーダー(イヴィル・ウノ、スチュ・グレイソン、ファイヴ、ナイン、ミスター・ブロディ・リー)、コルト・カバナvs.ザ・エリート(アダム・ペイジ、ケニー・オメガ、ヤング・バックス)、FTR(キャッシュ・ウィラー、ダックス・ハーウッド)(Dynamite 8/5/20)
 序盤からコーナー上に立ってのラナを放つなどお祭り騒ぎ。

 これだけ大人数でも統制が取れて
 スピーディな連携技を見せれるのは流石ですね。

 その中でもFTRの技能は群を抜いている。
 ここまで緩急の落差をつけながら絵作りへの配慮もできるとは信じられない。

 ダッシャー負傷によりFTRが抜け4対6で後半は展開。
 ウノ、スチュが的確な仕事をしていて、
 ブロディのパワフル・ムーブがエリートのピンチを印象付けましたが、
 この面子の中でファイヴ、ナインが物足りないことは否めませんでした。

 最後は再び大技の大盤振る舞い、パーティ・タイムで盛り上げました。

 好勝負に少し届かず。

EAEW世界王座戦:ジョン・モクスリー(ch)vs.ダービー・アレン(Dynamite 8/5/20)
 アレンはモクスリーの顔写真をつけて登場。
 
 モクスリーも感情的になり荒々しく試合は始まります。
 モクスリーの攻め手の組み合わせ方は素晴らしく、
 展開もスピーディに行うことができています。

 アレンもステージから飛んで鉄柱受けするなど
 持ち前の無茶な受け身を如何なく発揮。

 ダウン・モードでスピード・ダウンしても
 モクスリーがしっかり間を料理してくれるので、
 相性は良く、相互の力で目の前のシーンを作りあげていきます。

 ロープに手を打ち付けたりタックルで場外にもつれ落としたりと
 良い感じで反撃もしていましたが、中途半端にMJF乱入。

 MJFが別にアレンの味方でないことも分かるのですが、
 その後の攻防量といいもう少しバランスを取れたのではないかと。

 好勝負に少し届かず。
 (執筆日:8/?/20)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@ジュラシック・エクスプレスvs.MJF、ワードロウ(Fyter Fest Night One 7/1/20)
Aルチャ・ブラザーズ、ザ・ブッチャー&ザ・ブレードvs.FTR(キャッシュ・ウィーラー、ダックス・ハーウッド)、ヤング・バックス(Fyter Fest Night Two 7/8/20)
BTNT王座戦、ノーDQ:コーディ(ch)vs.エディ・キングストン(Dynamite 7/22/20)
Cフォールズ・カウント・エニウェア:ヤング・バックスvs.ザ・ブッチャー&ザ・ブレード(7/22/20)
Dダーク・オーダー(イヴィル・ウノ、スチュ・グレイソン、ファイヴ、ナイン、ミスター・ブロディ・リー)、コルト・カバナvs.ザ・エリート(アダム・ペイジ、ケニー・オメガ、ヤング・バックス)、FTR(キャッシュ・ウィラー、ダックス・ハーウッド)(Dynamite 8/5/20)
EAEW世界王座戦:ジョン・モクスリー(ch)vs.ダービー・アレン(Dynamite 8/5/20)