AEW:All Out 9/20/2025の分析
| 名勝負 | AEW世界王座戦:アダム・ペイジ(ch)vs.カイル・フレッチャー(All Out 9/20/2025) |
| 好勝負 | ジョン・モクスリーvs.ダービー・アレン(All Out 9/20/2025) インターナショナル&コンティネンタル王座戦:オカダ・カズチカ(ch)vs.マスカラ・ドラダvs.KONOSUKE TAKESHITA(All Out 9/20/2025) 世界タッグ王座戦、ラダー・マッチ:バンディード、ブロディ・キング(ch)vs.ケヴィン・ナイト、マイク・ベイリーvs.エチセロ、ジョシュ・アレキサンダーvs.ヤング・バックス(All Out 9/20/2025) |
@テーブルズ&タックス・マッチ:MJF vs.マーク・ブリスコ(All Out 9/20/2025)
テーブルはリングサイドに設置され、
画鋲は既にリングに巻かれている状態でスタート。
小狡くMJFが先手を取り、マークを流血させる展開に。
視覚的に強烈なドミネイトが続きます。
マークが画鋲まみれになる凄惨な光景。
どうしてもテーブルや画鋲を使った後は動きを止めるべき受け身になるため、
アクションの幅は限られた感がありましたね。
ただ、その制約の中でも素晴らしいパフォーマンスを見せてくれました。
好勝負に少し届かず。
Aジョン・モクスリーvs.ダービー・アレン(All Out 9/20/2025)
入場中のモクスリーにアレンが襲いかかると、
冒頭で入場口ダイブという衝撃的な幕開け。
ハードなスポットでエンタメ性は高いものの、
モクスリーが胸元から思わぬ流血を見せデス・マッチ的な雰囲気もありました。
その振る舞いと合わせて、
アレンもヘイトを出しながら試合を進めていきましたね。
エンタメ色が強くなりがちなコフィン・マッチの中で、
コフィンで指を挟んで踏みつけたり、
以前にもあった耳フォークを繰り出したりと、凄惨さが際立つ内容に。
最後はPacが乱入し〆。
ぎりぎり好勝負。
Bインターナショナル&コンティネンタル王座戦:オカダ・カズチカ(ch)vs.マスカラ・ドラダvs.KONOSUKE TAKESHITA(All Out 9/20/2025)
トップ・スケールの三人による対戦。
複雑なことはせずシンプルな構成です。
軽量級のドラダが唯一のフェイスという立ち位置。
オカダと竹下はチームを組まないまでも、積極的には争わず、
ダウン時間で稼ぐ形で試合を作っていますね。
控えめに絡むという抽象的な状況を、
上手く実行しているなと感心します。
ドラダに華を持たせる中での構造的な作り方は、流石のレベルの高さでしたね。
オカダの中指ポーズから竹下とも積極的に絡み始め、
更にギアがかかる展開になっていきました。
面白くなる可能性は豊富で更なるレベルも目指せましたね。
文句なしに好勝負。
C世界タッグ王座戦、ラダー・マッチ:バンディード、ブロディ・キング(ch)vs.ケヴィン・ナイト、マイク・ベイリーvs.エチセロ、ジョシュ・アレキサンダーvs.ヤング・バックス(All Out 9/20/2025)
それぞれ魅力的なタッグが集結。
数珠つなぎで4タッグが重なる構図です。
先のダイナマイトで見事な8人タッグを見せた実績通りのクオリティですね。
エチセロ、アレキサンダーとバックスが結託する展開に。
肩車して殴り合ったりと、色々なことを生み出していきます。
想像力豊かな攻防の数々。
コーナーに橋渡ししたラダーに寝そべって吊り天井をするエチセロも良い。
本当にこの人はアメリカにも馴染んでいますね。
ユニークなスポットを試合全体の構成の中にしっかり組み込んでいました。
文句なしに好勝負。
試合後、ジャック・ペリーがバックスを襲撃。
返り討ちに合いかけるも、ルチャサウルスが助けに現れ再結成。
DAEW世界王座戦:アダム・ペイジ(ch)vs.カイル・フレッチャー(All Out 9/20/2025)
ネクストメインイベンター的立場を争う両者。
既にペイジは辿り着き、カイルも続きたいという状況ですね。
ラフにやり取りし、感情的な攻防を展開。
柵越えスポットで特別感のアクセントを加えます。
焦らず全体感を見据えたペースコントロールが光りましたね。
テーブルを設置し、まだ使わずに引っ張る構成。
段取りを抑えながらもしっかり繋がっていて、絶妙の塩梅です。
カイルのハードなスポットが一つ一つ大きなインパクトを残します。
ペイジもエプロンに橋渡ししたテーブルへのDDTを決め、
フェンスの上からテーブルにブレーンバスターなど過激な攻防に。
四天王プロレスばりのカイルのハードプロレスの指向性が際立ちました。
ただ通常形式なので、最終的なまとめ方を考えると、
ここまで多くのテーブルスポットは不要だったかもしれません。
ダメージ表現的にも、そのスポット一つ一つを丁寧に扱えなくなってしまう部分も。
とはいえ、カイルが全てを出し尽くした熱量は圧巻でMOTYCです。
文句なしに名勝負。
(執筆日:9/?/25)
Rating:★★★★★





