TOPアメリカン・プロレスAEW 2025年 →AEW:Dynasty 4/6/2025

AEW:Dynasty 4/6/2025の分析


名勝負 なし
好勝負 インターナショナル王座戦:ケニー・オメガ(ch)vs.マイク・ベイリーvs.リコシェ(Dynasty 4/6/2025)

@女性王座戦:トニー・ストーム(ch)vs.メーガン・ベイン(Dynasty 4/6/2025)
 メーガンの前にやられ姿で魅せるトニー。
 キャラもあり少しデフォルメ感強いが良い受けっぷりですね。

 メーガンのトペを誤爆させると場外DDT。
 しかしセコンド介入でまたダウン、と
 メーガンの強敵っぷりを印象付ける展開ですね。
 セコンドも良い仕事していてメーガンのヒール・アピールは雰囲気良好。
 AEWで存在感増していきそうですね。

 構図上、攻防のレベルは最初と最後でそんなに差が出ず、
 終盤の攻守の切り替えも少ないですが、
 トニーの反撃の流れは見事でした。

 好勝負に少し届かず。

AOHFトーナメント準々決勝:マーク・ブリスコvs.カイル・オライリー(Dynasty 4/6/2025)
 カイルが入場して来たマークに不意打ちトペ。
 若干タイミング合わずも勢い良い出だしですが、少し人為的ですね。

 カイルの四天王プロレスばりの過激な投げを
 マークがとことん体を張って受ける内容。
 
 正直カイルのスポットがどれもハードすぎて
 技の組み立てにメリハリが弱いし、
 マークも反撃方法が食らっているダメージ量と不一致が見られます。

 激闘ながら入り込みきれない一戦でしたね。

 好勝負に届かずも中々良い試合。

Bインターナショナル王座戦:ケニー・オメガ(ch)vs.マイク・ベイリーvs.リコシェ(Dynasty 4/6/2025)
 リコシェがヘタレて場外に出たりとジョーカーの立ち回り。

 トップ・レベルのレスラー三人が豊かに入り混じっていきます。
 中盤もアイディア豊富で驚きの連続でしたね。

 普段接点のない三人だからこそ、
 既視感のない三人だからこそ描けるアクションでした。

 終盤もボリュームあり。
 ちょっとスポットの為の人為的な身の振り方も目立ちますが、
 3ウェイの面白さを如何なく追求した内容でショー・スティーラーです。

 文句なしに好勝負。

CAEW王座戦:ジョン・モクスリー(ch)vs.スワーヴ・ストリックランド(Dynasty 4/6/2025)
 序盤から仕掛けるのですが、
 スワーヴのラフ・ファイトにモクスリーの合わせ方が噛み合わず。
 点では雰囲気になっていますが形になりません。

 スワーヴが流血した所からギアが入るかと思いきや
 モクスリーが変なところでニュートラルに戻してしまう。
 この取り組み方を長々と続けられるのはきついですね。

 モクスリーのセコンド絡んだりレフェリー絡んだり、アダムやパックの乱入を経て、
 最後は暗転後にヤング・バックス帰還…。

 内容ない中で演出詰め込む所にはWCWの文字が頭に思い浮かびます。

 メインがセミに食われることは多々あることながら、
 失敗試合レベルでそれもPPV2回連続というのは流石に心配になります。
 前回は年齢上不安のあるコープとはいえ今回は絶好調のはずのスワーヴですからね…。

 平均レベル。

Rating:★★☆☆☆