AEW:Full Gear 11/22/2025の分析
| 名勝負 | TNT王座戦、ノーDQ:カイル・フレッチャー(ch)vs.マーク・ブリスコ(Full Gear 11/22/2025) |
| 好勝負 | タッグ王座戦:ブロディ―ド(バンディード、ブロディ・キング)(ch)vs.FTR(キャッシュ・ウィーラー、ダックス・ハーウッド)(Full Gear 11/22/2025) ノー・ホールズ・バード:カイル・オライリーvs.ジョン・モクスリー(Full Gear 11/22/2025) 女性世界王座戦:クリス・スタットランダー(ch)vs.メルセデス・モネ(Full Gear 11/22/2025) |
@PAC vs.ダービー・アレン(Full Gear 11/22/2025)
先の一戦で腕と腹にテーピングしているアレン。
見た目は満身創痍ではありますが、
そこまでワン・サイドにならず一進一退。
エプロンから場外にパックがゴリラ・スラムを決めたり、
アレンが場外の椅子にパックを座らせてミサイル・キックを打ったりと
無茶苦茶なスポットで盛り上がりましたね。
とはいえ少し綺麗すぎるのと
最後はユータによる凶器差し入れで簡単にフィニッシュ。
他の試合に比べるとやや霞む内容に。
好勝負に届かずも中々良い試合。
Aタッグ王座戦:ブロディ―ド(バンディード、ブロディ・キング)(ch)vs.FTR(キャッシュ・ウィーラー、ダックス・ハーウッド)(Full Gear 11/22/2025)
FTRが受けで広げていきますが、
タッグ以上にブロディの存在感を高めているのが素晴らしいですね。
定番のタッグの形の中で
違和感なく変則を織り交ぜていく技術は見事。
常に捻る意識が逆張りのワン・パターンにはなっていますが
それを踏まえてもなお一つ一つ感心するしかない。
お互いの行動が入り混じりつつも
質は高く崩れず最後まで絵になっていました。
文句なしに好勝負。
Bノー・ホールズ・バード:カイル・オライリーvs.ジョン・モクスリー(Full Gear 11/22/2025)
モクスリーは若干すかしたスタートでしたが、
フォークを手にするや「狂気」乱舞。
次にフレッチャーvs.マークが控えている中で
表現に寄せた流血戦を魅せましたね。
対するオライリーも流血戦ながら
ラフ・ファイトではなくサブミッション・スタイルで応戦する面白い取り組み。
その後のチェーンの使い方含めて必ずしもその変則的な取り組みに
理解が100%ついていかないこともあり盛り上がりはついてこない所もあり。
ただトップ・シーンの素晴らしさは補って余りあります。
ぎりぎり好勝負。
CTNT王座戦、ノーDQ:カイル・フレッチャー(ch)vs.マーク・ブリスコ(Full Gear 11/22/2025)
カイルのハード・ヒットとマークのアンダードッグの組み合わせは鉄板。
1年で5戦目という頻度ですので、
マンネリしないか危惧していましたが杞憂でしたね。
切り返し合いの中でのカウンターでシーンを締めるので
数を重ねているだけの試合の趣があるし、
凶器使用はマークがメインで、
カイルは投げ技の叩け先としての使用で、
その技自体が凶器レベルのハードさという特徴を損ねていません。
丁寧にアクシデントにも対応しつつ
ムーブは荒っぽく遺恨戦をしっかり表現。
ノーDQによってスタイル活かしつつ幅が広がっていましたね。
終盤の凶器においては単純なエスカレーションが目立つ中で
ドライバーではカイルの悪辣漢ぶりが際立っていたのも良かった。
コーナーのターン・バックルの下部からドライバーを突きさし、
剣山としてそこにブレーン・バスタァァァァーを狙うシーンには感心しましたね。
流石に未遂に終わりましたが、未遂でもがっかりしない意味あるシーンでした。
最期、有刺鉄線テーブルを残して
そこが絡まないフォールは決着しないのが見えていたので、
クライマックスのニア・フォールは幾つか省いても良かったですが、
課題点はそれくらいでこれまでのベストの内容でした。
ぎりぎり名勝負。
D女性世界王座戦:クリス・スタットランダー(ch)vs.メルセデス・モネ(Full Gear 11/22/2025)
一進一退の中で相互にアピール。
実力者ならではの攻防ですね。
スタットランダーが450°自爆により腕を痛める展開。
大技を序盤から織り込みながら腕攻め展開で繋いで
巧みに変化をつける試合運びには目を見張ります。
女性だとスポットの絶対値に物足りなさを感じることもしばしばりますが、
そんなこともなく重厚なニア・フォール合戦。
カード、組み合わせ自体に特別な背景は感じなかったものの
スキルさえあればここまでやりきれるという事を見せつけました。
ぎりぎり好勝負。
(執筆日:11/?/25)
Rating:★★★★★





