TOPアメリカン・プロレスAEW 2024年 →AEW:All In London 8/25/2024

AEW:All In London 8/25/2024の分析


名勝負 アメリカン王座戦:MJF(ch)vs.ウィル・オスプレイ(All In London 8/25/2024)

AEW王座vs.キャリア:スワーヴ・ストリックランド(ch)vs.ブライアン・ダニエルソン(All In London 8/25/2024)
好勝負 なし

@女性王座戦:トニー・ストーム(ch)vs.マライア・メイ(All In London 8/25/2024)
 久しぶりにトニー見たらキャラ変にびっくり。

 マライアがエプロンのトニーにサンセット・フリップ・パワー・ボム、と
 序盤から攻めの姿勢で、トニーの親族にも突っ掛かります。

 トニーが反撃して鉄階段パイル・ドライバーで流血。

 キャラ変後、初めて見たのでそのデフォルメがぎこちなさを感じますが、
 流血と相まって独特の雰囲気感を演出していましたね。

 見応えのある内容でした。
 
 好勝負に届かずも中々良い試合。

AAEW王座#1コンテンダーズ・カジノ・ガントレット・マッチ:クリスチャン・ケイジvs.アダム・ペイジvs.ジェフ・ジャレットvs.オカダ・カズチカvs.カイル・オライリーvs.ルチャサウルスvs.マーク・ブリスコvs.ナイジェル・マッギネスvs.オレンジ・キャシディーvs.リコシェvs.ロデリック・ストロングvs.ザック・セイバーJr.(All In London 8/25/2024)
 オカダvs.オレンジでユーモアに試合開始。

 3番手でナイジェル復帰というサプライズ。
 誰と向き合ってもドキドキしますが、
 特にセイバーとは重なってないので夢の対決でしたね。

 リコシェのデビューや最後のルチャサウルスとクリスチャンの絡みもあり
 演出盛り盛りで賑やかでしたね。

 ただ一度はけた後になぜこんなに復帰が遅いのか、という
 この試合形式の根本的なネックはそこまで改善されていなかったですね。

 とても良質なエンタメでこの形式では一番の内容ではあるけれど…。

 好勝負に少し届かず。

Bアメリカン王座戦:MJF(ch)vs.ウィル・オスプレイ(All In London 8/25/2024)
 オスプレイが早めの決着図りますが、
 MJFはアピールで間を置いていなし、すかして煽ります。

 かといって間を置き過ぎずに追撃し
 試合の進め方ハッキリ色分けしつつ単調になりそうでなりません。
 MJFの人為的な受けの見せ方でコントロールされていますね。

 60分やれる引き出し。
 それを20分試合として再構築しています。

 その組み合わせスキル高く、
 この最高峰のクオリティには納得。

 カメラマン誤爆、ベルト攻撃、乱入などクライマックスは演出盛り盛り、
 大大会に映えすぎるフィニッシュの見せ方で大満足です。

 ぎりぎり名勝負。

CAEW王座vs.キャリア:スワーヴ・ストリックランド(ch)vs.ブライアン・ダニエルソン(All In London 8/25/2024)
 お互い軽めに仕掛けつつブライアンがダイブ。
 過去のバックグラウンドに関連性は薄い中で
 今を紡いで、その関係性を試合の中で見つけ出します。

 エプロンDVDでブライアンが流血。
 ブライアンの家族の前でカーブ・ストンプ、と
 スワーヴがヴィランとしてのキャラを強く押し出します。

 誰を見るか、どこを見るか。
 完璧な答えでドラマ性を高めていきます。

 スワーヴがコップ・キラーを決め、
 ブライアンが続行可能かスタッフが駆けつけるシーンや
 最強のアピールYES!からのブサイク・ニーに対するノー・セルで更に爆発。

 現在のベスト・レスラー対決にふさわしい攻防と
 ブライアンのキャリアがかかったシチュエーションだけの演出もありました。

 文句なしに名勝負。

 試合後、ブライアンの家族がリングに上がり祝福するシーンは感動的でしたね。
 (執筆日:7/?/24)

Rating:★★★★★