AEW:All in London 8/27/23の分析
| 名勝負 | なし |
| 好勝負 | タッグ王座戦：FTR(ダックス・ハーウッド、キャッシュ・ウィーラー)(ch)vs.ヤング・バックス(All in London 8/27/23) AEW世界王座戦：MJF(ch)vs.アダム・コール(All in London 8/27/23) |
①タッグ王座戦：FTR(ダックス・ハーウッド、キャッシュ・ウィーラー)(ch)vs.ヤング・バックス(All in London 8/27/23)
テンポで流す形。
大会場の難しさがあり、
見栄えを持たせる為に形式がかっている感じもあります。
しかし孤立に至るスポットや
タッチできるかできないかの見せ方は流石のクオリティでしたね。
タッチ成功後スケールのある攻防。
注目カードが盛りだくさんな大大会の中で
ショーをスティールするには至りませんが、完成度の高いタッグを見せつけました。
ぎりぎり好勝負。
②スタジアム・スタンピード：ベスト・フレンズ(チャック・テイラー、トレント・バレッタ)、エディ・キングストン、オレンジ・キャシディー、ペンタ・エル・ゼロ・ミエド vs.ブラックプール・コンバット・クラブ
(クラウディオ・キャスタニョーリ、ジョン・モクスリー、ウィーラーYUTA)、オーティズ、サンタナ
(All in London 8/27/23)
モクスリーが相変わらず乱戦にデス・マッチ・テイストを織り交ぜます。
ペンタとのそれは鉄板でしたね。
それとオレンジが見せ場を作って引っ張りつつ、
他も安定感あるワークで支えました。
LAXはやや目立ちませんでしたけれども。
充実の乱戦で、バックステージのシーンやステージの攻防もありましたが、
有観客大会場でやるということが
スタジアム・スタンピードのコンセプトと運営上の両立が難しく、
過去のハチャメチャ感はなかったですね。
好勝負に少し届かず。
③ウィル・オスプレイvs.クリス・ジェリコ(All in London 8/27/23)
ジェリコはフォジー生演奏から登場。
大会場が映える男ですが、
現代プロレスの極にいるオスプレイとの差は否めず。
オスプレイはシンプルな試合運びを選択。
ジェリコが動かなくて良い繋ぎの技交えながら進めます。
セコンド介入やロー・ブローでジェリコは終盤の手数を稼ぎ
綺麗に収まってるものの深いところではやはり差は残り続けましたね。
好勝負に少し届かず。
④AEW世界王座戦：MJF(ch)vs.アダム・コール(All in London 8/27/23)
プレ・ショーでROHタッグ王座を獲得したパートナー対決。
会場が凄い盛り上がりで迎える中、
綺麗なレスリングにアピールを絡めていきます。
最高に観客と一体感持って一つ一つ進めていきましたね。
鉄階段ブレーン・バスター、実況席パイル・ドライバー。
そういったビッグ・スポットの中でそれぞれパートナーにこんなことをしていいのか、と
逡巡する場面を織り交ぜたりして演出。
ダブル・クローズラインからのダブル・ピンとなったのは作為的が見えすぎますが、
敢えて前回の試合と同じく、5分追加という言葉でコールが続行を求めたのにはにニヤリとしましたね。
レフェリー気絶等、その後も2人のキャラが爆発して、やりたい放題しています。
前回の試合よりも演出は多いですが、
2人の関係性に基づいたレスラーとしての試合であり続けました。
文句なしに好勝負。
(執筆日：9/?/23)
Rating：★★★★☆