AEW:Double or Nothing 5/28/23の分析
名勝負 | AEW世界王座戦:MJF(ch)vs.ジャック・ペリーvs.ダービー・アレンvs.サミー・ゲヴァラ(Double or Nothing 5/28/23) |
好勝負 | アナーキー・イン・ザ・アリーナ・マッチ:ブラックプール・コンバット・クラブ(ブライアン・ダニエルソン、クラウディオ・キャスタニョーリ、ジョン・モクスリー、ウィーラーYUTA)vs.ジ・エリート(ケニー・オメガ、アダム・ペイジ、ヤング・バックス)(Double or Nothing 5/28/23) |
@AEW世界王座戦:MJF(ch)vs.ジャック・ペリーvs.ダービー・アレンvs.サミー・ゲヴァラ(Double or Nothing 5/28/23)
MJFが標的になり虐められる展開。
3人が鏡合わせしつつも没個性にならず独創的な取り組みも。
着実にポジションをあげてきた三人が大物然として見せ場を作っているのは感慨深いですね。
テンポ良くリング内外入れ替わるので
軽量級が揃ってるスピード感があって素晴らしいです。
サミーの躍動感に驚きつつMJFがしっかり飲まれず注目を集め続けたのも流石。
MJFがマイクを持ちサミーに寝るよう呼びかけるシーンを挟んで変調すると
同時サブミッションなど絵になることを意識した多人数スポットを潤沢に。
アクションだけでなくストーリーで濃密に描きました。
最後は説得力は微妙でしたが、様式美なフィニッシュでしたね。
ぎりぎり名勝負。
Aアナーキー・イン・ザ・アリーナ・マッチ:ブラックプール・コンバット・クラブ(ブライアン・ダニエルソン、クラウディオ・キャスタニョーリ、ジョン・モクスリー、ウィーラーYUTA)vs.ジ・エリート(ケニー・オメガ、アダム・ペイジ、ヤング・バックス)(Double or Nothing 5/28/23)
BCCは観客席から登場し、そのまま乱闘に。
凶器混ぜ込んだ荒々しさの中にちょっとした立体感を加えます。
スタジアムより会場規模は小さくなりつつも
最高のスキルを持ったレスラーで占めているので
場の共有、動きの統一が出来つつ、それによって個性も埋もれさせていません。
バンド・マンを巻き込むと花道にエントランス・セット、会場廊下と
場を変化させ華々しくエンタメで盛り上げます。
リングに戻ってくると多人数シーンつなぎ、
ニックの爆破スーパー・キックから画鋲を挟んで、最後は竹下のBCC加入というサプライズ。
終盤は演出が前面に出てややディティールが弱かったものの
メインとしてのスケール感は十分です。
文句なしに好勝負。
(執筆日:9/?/23)
Rating:★★★☆☆