TOPアメリカン・プロレスAEW 2023年 →AEW:WrestleDream 10/1/23

AEW:WrestleDream 10/1/23の分析


名勝負 ブライアン・ダニエルソンvs.ザック・セイバーJr.(WrestleDream 10/1/23)
好勝負 スワーヴ・ストリックランドvs.アダム・ペイジ(WrestleDream 10/1/23)

TNT王座戦、3本勝負:クリスチャン・ケイジ(ch)vs.ダービー・アレン(WrestleDream 10/1/23)

@スワーヴ・ストリックランドvs.アダム・ペイジ(WrestleDream 10/1/23)
 のっているスワーヴ。
 ペイジも綺麗な受身で良いスタートを切ります。

 スワーヴが泰然と観客の反応を巻き込んでいきます。
 ムーブで圧倒せず、じっくりと動いてもできていて、
 レスラーではなくスパスタになっていますね。

 ペイジも一進一退混ぜつつ、どこで展開させるべきか良く分かっていて
 攻防に立体感をもたらします。

 予想以上に良い関係性で激闘となりました。

 文句なしに好勝負。

Aブライアン・ダニエルソンvs.ザック・セイバーJr.(WrestleDream 10/1/23)
 プロレスのレスリング。
 その中に体勢ひとつひとつに意識を尖らせ、
 現代的であり70年代的でもあるレスリングを見せます。

 定型を言い訳にしないレスリングのやり取り。
 極める極まっていないの二元ではない延長線のやり取り。
 
 対するセイバーがブライアンの腕を攻めます。
 骨折箇所に対して、プロレスだからと、で安穏とできないほど
 心配してしまう程、厳しく、えげつない攻めでしたね。

 一つ一つの極上の応酬が積み重なっていきます。
 流血もアメプロ的演出もありませんが、
 夢の対決を最高の形で語り切りました。

 文句なしに名勝負。

BTNT王座戦、3本勝負:クリスチャン・ケイジ(ch)vs.ダービー・アレン(WrestleDream 10/1/23)
 1本目。
 観客の反応に対する感度よく、下地を作っていきます。
 アレンがクリスチャンのタートルネックを引っ張って目隠しして丸め込みで早くも一本。
 
 とはいえ主導権はクリスチャン。
 2本目はクリスチャンが引き続き痛ぶって煽っていきます。
 アスリート性は最低限に抑えていますが、
 確実にボルテージは高まっていて、
 鉄階段に投げまくってリング・アウトのフィニッシュも印象的でしたね。

 15分経過して3本目へ。
 救急担架へのフロッグ・スプラッシュや
 リング・マットを剥いでのアンプリティアーなどここから演出を盛りだくさん。

 クリスチャンの年齢による制限を全く感じさせないまま
 トップ・マッチを演出しましたね。

 ニック・ウェインが兄弟子アレンを裏切り、助けに駆け付けたスティングもKOされ、
 絶体絶命の所に真打エッジことアダム・コープランドが登場。
 最高の盛り上がりで大会を締めくくりました。

 文句なしに好勝負。
 (執筆日:10/?/23)

Rating:★★★★★